こんにちは!
今回は、「蟷螂(カマキリ)の隠語は?三浦春馬さんが伝えたかったこととは」というテーマについてです。
突然ですが、カマキリって漢字で書けますか?
私は書けません。
漢字を使う日本人といえど、カマキリを「蟷螂」と漢字で書ける人は少ないのではないのでしょうか。
先日急死された俳優の三浦春馬さんは、生前イベントでカマキリを漢字で書いていたのですよ。
2019年のことです。
スゴイ!と思ったのと同時に、あえてカマキリを漢字で書いたのには何かメッセージ性があるような気がしてきました。
三浦春馬さんは様々なメッセージをいたる所に残しているようですからね。
そこで今回は、蟷螂の隠語や三浦春馬さんが何を伝えたかったかについて考えてみました。
もくじ
蟷螂(カマキリ)の隠語や中国の故事について
韓詩外伝には「蟷螂の斧(とうろうのおの)」という故事があります。
※韓詩外伝とは中国の古代説話集のことをいい、全部で10巻あります。前漢の韓嬰 (かんえい) 著で、古い故事・逸話を、「詩経」の詩句と関連づけて解説したものになります。
蟷螂の斧(とうろうのおの)の内容としては、斉国の君主だった荘公がある日馬車を走らせていた際、道の真ん中にいる一匹の蟷螂(カマキリ)と出くわしました。
そのカマキリは馬車が近づいてきても逃げるどころか、前足を振り上げて馬車めがけて向かっていきました。
荘公はそのカマキリの勇気を称え、馬車の向きを変えさせてカマキリを避けて通って行きました、、、というような内容です。
この故事はのちに日本にも伝来し、カマキリは勇敢な虫だということで、戦国武将の兜にはカマキリの立物を取りつけた物も存在しています。
しかし現在の日本では意味が変化しており、「己の無力さを知らない無謀さ」「自分のわずかな力を過信して、大きな敵に刃向かう愚かさ」を例えるときに用いられるようです。
また、現代の中国での蟷螂の隠語は「当たり屋」です。
三浦春馬さんはなぜカマキリを「蟷螂」と書いたのか?メッセージ性について
三浦春馬さんは2019年9月21日、主演映画「アイネクライネナハトムジーク」の公開記念舞台あいさつに登場した際、『長い間ずっと苦手なこと』を発表するコーナーにて、フリップに漢字で「蟷螂(カマキリ)」と書きました。
ちなみに三浦さんがカマキリが苦手な理由は、
「カマキリの様相というか。戦闘モードになったときのカマとお尻をクッと上げてっていう感じが、なかなか苦手でした。一生克服できない」
と答えておられます。
頭脳明晰だということが垣間見えたと同時に、苦手なカマキリをあえて漢字で書くことによって、三浦春馬さんは何か伝えたいメッセージがあったのでしょうか?
蟷螂の斧(とうろうのおの)から伝来した、現在の日本での揶揄のような表現「己の無力さを知らない無謀さ」「自分のわずかな力を過信して、大きな敵に刃向かう愚かさ」や、現在の中国での蟷螂の隠語である「当たり屋」。
なかなか意味深ですね。
たった一人で戦う自分に対して、無力さを感じていたのでしょうか。
はたまた、たとえ小さな力でも未来は変えることができるという宣言だったのでしょうか。
おわりに
蟷螂(カマキリ)は嫌われることが多くて野蛮なイメージが強い虫ですが、じつは「預言者」ともいわれている波動が高い虫でもあります。
さらに、普通虫は体ごと振り向いて後ろを見るのですが、カマキリだけは顔だけを真後ろに振り返らせることができます。
体を正面に向けたまま顔だけを真後ろに向くことができる虫は、カマキリただ1種類しかいません。
それくらいスペックが高い虫なのです。
三浦春馬さんは蟷螂(カマキリ)が大嫌いだったようですが、あえて自分に例えて何かを伝えたかったのかも!?しれませんね(あくまでも個人的意見です)。
では、今回はこのへんで。
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