こんにちは。
今回は、「本態性振戦とは?原因や症状、三浦春馬さんの手の震えについても」というテーマについてです。
自分または周りの人のなかに、よく見ると手などが小刻みに震えている人を見かけたことはありませんか?
手などが小刻みに震えるのは、「本態性振戦」が1つ考えられます。
2020年7月に急死された俳優の三浦春馬さんは、亡くなる直前までドラマ「カネ恋」の撮影に臨んでいたのですが、録画していたものを改めて見返していたときに、三浦さんの手が小刻みに震えていたのを確認し、ふと「本態性振戦」が頭をよぎりました。
友達にも手が震える子がいます。
私は元医療従事医師ですが医師ではありませんのではっきり断定はできませんが、今回は「本態性振戦」についてのご紹介と、カネ恋出演中の三浦春馬さんの手の震えについてお伝えしたいと思います。
もくじ
本態性振戦とは?
本態性振戦とは、規則的な不随意運動(振戦)が自分の意思とは相反して起こるものをいいます。
振戦は20 種類以上あるといわれていますが、その中で最も多いのが本態性振戦です。
どの年齢層でも起こりますが、主に成人期に発症することが多く、高齢になるにしたがって少しずつ著明になっていきます。
40歳以上では20人に1人、65歳以上ではじつに5人に1人が本態性振戦にかかっているといわれています。
おおよそは軽度のまま経過しますが、まれに重度になると物が上手く持てないなど日常生活に支障が出てくる場合もあります。
しかし、たとえば麻痺が生じるなどといった大きな進行は見られません。
また、家族や親類などの身内に「本態性振戦」を発症している場合も多いため、「家族性振戦」と呼ばれることもあります。
本態性振戦の原因は?
本態性振戦の原因は不明とされていますが、しかし精神的な緊張で症状が強まることが知られているため、興奮したり筋肉を動かすときに作用する交感神経が関係していると考えられています。
人によっては、お酒を飲むと震えが緩和される場合もあるようです。
本態性振戦の主な症状は?
本態性振戦の主な症状は、周期的な手や指の震えです。場合によっては頭が縦や横に揺れたり、顔面や足、声が震えることもあります。
震えは、重力に逆らって一定の姿勢を保持しているとき(姿勢振戦)や、何かしら動作しているとき(動作時振戦)に現れるのが特徴です。
箸やコップを持つときや、字を書くとき、新聞を読むときなどに震えが多いとされています。
※姿勢振戦 –⇒手や腕を伸ばすなどをする際に、重力に対して姿勢を随意的に保とうとするときに起こる震え
※動作時振戦 ⇒コップなどを口まで持ち上げるときなどの「随意運動時」に起こる震え
本態性振戦にかかる人のほとんどが、動作時振戦と姿勢振戦の両方を経験しているといいます。
また、本態性振戦は完全に力を抜いているリラックス状態のときには、震えを起こすことはほとんどありません。
本態性振戦の予防や治し方について
本態性振戦の予防や治し方についてですが、主に以下のことになります。
・緊張する事柄や精神的不安をなるべく取り除き、リラックスを心がける。
・睡眠や休息を十分に取り、ストレスを緩和させる。
・腕などを不自然な姿勢のまま保持しない。
・必要以上に気にしすぎない。必要以上に隠そうとしない。
・必要以上に指摘しないよう、家族に頼んでおく。
・震えを止めるためにお酒を飲むと、習慣化して癖になってしまうので、震えを止めるという理由では飲酒しない。
これらは軽度の場合に当てはまりますので、もしも症状が悪化しているだとか酷いと感じているようであれば、一度医療機関を受診することをおすすめします。
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三浦春馬さんの手の震えについて
三浦春馬さんの手の震えについてですが、「カネ恋」のシーンで私が一番よく分かったのは、屋外でガッキーの膝に手を置くシーンです。
置いた瞬間ガクガクとしていて、その手の震えを止めようと、もう片方の手で必死に押さえているように見えました。
はじめは勘違いかと思ったのですが、何回か巻き戻しをして確認し、勘違いではないという結論に至りました。
私と同じように思っている方も多くいらっしゃいましたから、やはり勘違いではないようです。
一見すると、同僚を力強く励ましているから力を込めすぎて震えたという解釈もできるのですが、しかしあのシーンはそこまで力を込める必要はなかったはずです。
ほかにも、私はスルーしてしまったのですが、3話で玲子の頬を両手で包むシーンでも手が震えていたようです。
ファンや視聴者の方々は、これらのほかにも手が震えていたシーンをいくつも見つけています。
やはり、たまたま震えてしまったというわけではなさそうです。
おわりに
手の震えは、本態性振戦のほかにも様々なことが考えられますので一概にはいえないのですが、三浦春馬さんは過度のストレスや緊張、または体調不良をきたしていたのでしょうか。
また、ツイッターのなかで「銀魂2のときも手の震えが気になった」という方がいらっしゃいました。
銀魂2は2018年ですね。
その頃から手の震えがあったということでしょうか。
ただ、「せかほし」では三浦春馬さんの手元がよく映るシーンが多くありましたが、いずれも「手が震えているな」という印象は受けませんでした。
せかほし最後の撮影となってしまった「JAPAN」の回で、三浦春馬さんが愛用しているお椀を紹介するときも、手元がアップになっていましたが震えている様子はなかったように思います。
「せかほし」の三浦春馬さんは本当に自然体で、JUJUさんにも絶大な信頼を置いているような感じでしたし、スタッフさんも良い方たちだったようですから、居心地が良かったのでしょうね。
そういえば、銀魂2のキャストと監督がバスに乗ってトークなどをする番組で、三浦春馬さんがしきりに腕組みをしていたのが気になりました。
腕組みをするのは、相手に心を開いていないだとか緊張しているせいなどといわれていますが、もしかしたら手の震えを隠すためでもあったのかなと思いました。
私の友達に手が震える子がいるのですが、その子が言うには「落ち着かない場所で人の話を聞いているときとか、気になり出すと手が震えてきてしまうから腕組みをしてしまう」と言っていましたので。
家族だけで家にいる時や、リラックスしているときには震えないと言っていました。
とはいえ、福田監督とは良い関係を築かれていたようですし、共演者の方々とも和気あいあいとしているように思えましたがね。
今となっては三浦春馬さんの手の震えに関する原因は分かりません。
三浦春馬さん、最後の最後までよく頑張りましたね。
誰が何と言おうと、三浦春馬さんは気高く尊い方でした。