人の視線がなぜか怖く感じる…。
そんな思いをしたことはありませんか?
日常の中で少し見られただけで不安になったり、目が合うのが苦痛だったりすると、「視線恐怖症」の可能性があります。
特に最近では、芸能人や有名人がこの症状に悩まされていると話題になることもあります。
中でも、2020年に急逝した俳優・三浦春馬さんに関して、「視線恐怖症だったのではないか」という声も広がりました。
本記事では、
・視線恐怖症の意味や特徴
・なぜ人の視線が怖くなるのか
・日本人に多い理由
・三浦春馬さんの実際のエピソード
・克服のためにできること
などを、わかりやすく順を追って解説します。
「自分にも当てはまるかも」と不安な方や、「あの人がなぜあんな様子なのか知りたい」と思う方に向けて、心が少し楽になる情報をお届けします。
もくじ
視線恐怖症とは?
視線恐怖症とは、「人から見られている気がして不安や苦痛を感じる心の状態」のことです。
誰でも人の目が気になることはあります。
しかし、その気持ちが強すぎて学校や仕事にも支障が出てしまうなら、それは単なる恥ずかしさではなく、心の不調のサインかもしれません。
医学的には「視線恐怖症」は正式な病名ではなく、「対人恐怖症」という大きな枠の中のひとつとして扱われることが多いです。
以下のような場面で強く感じやすいです。
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人前で話すとき
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電車や街中で知らない人と目が合ったとき
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店員とやりとりするとき
「見られてるかも」「変に思われているのでは」と思い込むことで、顔が赤くなったり、息苦しくなる方もいます。
特に学生や若い社会人に多く見られる傾向があります。
視線恐怖症の原因5つと症状の例
視線恐怖症には、心の傷や育った環境など、さまざまな原因があります。
視線が怖くなる背景には、人との関係における不安や過去のつらい体験があることが多いです。
代表的な原因は以下の5つです。
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子どものころのいじめやからかい
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親や教師からの強い指摘
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外見へのコンプレックス
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自分に自信がない
また、以下のような症状が出ることがあります。
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手や声が震える
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息がしづらくなる
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顔が赤くなる
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頭が真っ白になる
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視線を合わせられない
ある人は、電車に乗っているだけで周囲の視線が怖くなり、途中で降りてしまうことがあるといいます。
これは心のサインとして、見逃してはいけません。
視線恐怖症の4つのタイプとは?
視線恐怖症には4つのタイプがあります。
それぞれの特徴を知ることで、自分の傾向を理解しやすくなります。
人それぞれ恐怖を感じるポイントが違うため、対処法も変わってきます。
主なタイプは以下の4つです。
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他者視線恐怖症:周囲の人から見られていると感じて怖くなる
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自己視線恐怖症:自分の視線が相手を不快にさせていると感じる
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正視恐怖症:相手と目が合うのが苦痛で避けてしまう
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脇見恐怖症:横目で見てしまうのが止められず苦しむ
たとえば「正視恐怖症」の方は、近い距離で話すのが苦手で、会話中に視線をそらしてしまうのが癖になります。
「無視された」と誤解されやすく、人間関係もうまくいかなくなることがあります。
視線恐怖症の芸能人と三浦春馬の真相
視線恐怖症は、意外にも芸能人や有名人の中にも多いといわれています。
特に見た目が注目される職業では、人の目を浴びる機会が多く、心が疲れやすくなるからです。
過去には、以下のような芸能人も対人恐怖や視線への不安を公表しています。
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中川翔子さん(タレント・歌手):対人恐怖
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黒沢かずこさん(森三中):正視恐怖
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川田広樹さん(ガレッジセール):対人恐怖
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つぶやきシローさん(芸人)⇒対人恐怖
また、俳優の三浦春馬さんは生前、「スタッフが“彼を見ないように”と指示していた」といった証言があることから、視線に対してとても敏感だったのではと言われています。
三浦さんが出演されていた「世界はほしいモノにあふれてる」の制作関係者の話によりますと、
(以下抜粋)
「毎回、世界から商品を買い付けたバイヤーがスタジオに登場して、彼らに商品の説明をするんです。
当然、バイヤーの会社関係者も何人かスタジオを訪れ、周りで観覧しているんですが、どうも三浦さんは気になるようで……。
スタッフが“三浦さんを直接、見ないでください”と、ゲストの関係者に言って回るというのが恒例になっていたんです」
「しかたなく、みんなすぐそこにいる三浦さんからは目をそらして、モニターを見ることにしているんです。
“ジロジロ見るわけじゃないのに、どうしていけないんだろうね”と、現場でも不思議がっている人は多かったですね」
というエピソードもあったようです。
さらには、最後の出演作となってしまった『カネ恋』では演技中に手が震えていた場面もあり、ファンの間では一時騒然となりました。
👉 三浦春馬さんの手の震えが気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
本態性振戦とは?原因や症状、三浦春馬さんの手の震えについても
視線恐怖症の克服法と向き合い方
視線恐怖症は、時間をかければ少しずつ向き合い、克服していくことができます。
根本の原因を見つめ直し、自分を責めすぎないことが回復の第一歩です。
心を軽くするための方法は、以下のようなものがあります。
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視線が怖いと感じたときの記録をつける
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「見られているのは悪いことではない」と考える
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深呼吸やリラックスの習慣を持つ
-
家族や信頼できる人に相談する
- 自分の良いところを書き出してみる
実際に「誰かと一緒に外出するだけでも気が楽になった」という声があります。
ひとりで悩まず、まずは小さな一歩を踏み出してみることが大切です。
まとめ
-
視線恐怖症は、誰にでも起こりうる心の不調です
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三浦春馬さんのエピソードからも、繊細な人ほど抱えやすい問題だと分かります
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4つのタイプと原因を知ることで、自分の状態が理解しやすくなります
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克服には時間がかかっても、自分を認めることが何より大切です
人の目が気になるのは、あなたが「人の気持ちを考えられる人」だからです。
どうか自分を責めすぎず、心をやすめる時間を大切にしてください。
投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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