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学校給食 唐揚げ1個の理由5選!SNSで怒りの声も

「学校給食のメインが唐揚げが1個だけ?」

と驚いた方も多いのではないでしょうか。

SNSでも福岡市の学校給食の写真が拡散され、

「さすがに少なすぎる」

「おやつかと思った」

といった声が相次ぎました。

育ち盛りの子どもの給食、なぜ唐揚げがたった1個しか出ないのか不思議に感じるのも当然です。

しかし、その背景を見てみると、給食担当者の知恵と工夫、そして予算の厳しい現実が見えてきました。

今回の記事では、なぜ唐揚げが1個だけなのかという理由を、5つの視点からわかりやすく解説いたします。

SNSの怒りの声や現場の実態も紹介しながら、「少なすぎる!」という意見の裏側にある事情を一緒に考えてみましょう。

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①学校給食 唐揚げ1個にSNSがざわつく

「少なすぎる」と怒りの声が続出

まずはSNSで広まった1枚の写真が話題のきっかけです。

福岡市の小学校で提供された給食は、麦ごはん、味噌汁、牛乳、そして唐揚げ1個

X(旧ツイッター)では、

  • 「これじゃ足りないよ…」
  • 「うちの子が帰宅してすぐにお腹すいたって言う理由がわかった」
  • 「育ち盛りにはかわいそうすぎる」

といった声があふれました。

特に子どもを持つ保護者の反応が大きく、「栄養も量も足りないのではないか」との不安が強く出ています。

一見すると、確かに物足りなく感じられるこの献立。

しかし、そこには誤解もあるようです。

給食メニューは本当に少ない?

福岡市の教育委員会によれば、この日の献立は合計620キロカロリー。

小学校高学年に必要なエネルギー量の基準(600キロカロリー)を満たしています。

見た目は地味でも、栄養バランスはきちんと考えられているのです。

ヤフコメでも、「写真だけでは判断できない」「栄養を重視しているのでは?」という冷静な声も見られました。

②学校給食 唐揚げ1個は大きさ重視

60グラムで普通の2個分のサイズ

「唐揚げ1個」と聞くと、家庭で出る小さな唐揚げを思い浮かべる方も多いですが、福岡市の給食では1個あたり約60グラム。

これは、一般的な唐揚げの2個分ほどの大きさです。

カロリーも155キロカロリーあり、ボリュームはしっかりあります。

  • 通常の唐揚げ:約30g×2=60g
  • 福岡市の給食唐揚げ:1個60g

このように、数ではなく質を重視しているのが特徴です。

調理の手間や味つけも関係

調理現場では、大きな1個を揚げることで、

  • 揚げ時間の短縮
  • 味つけの均一化
  • 人手や時間の節約

といったメリットがあります。

複数個に分けるより、管理も簡単で、調理員の負担も軽くなります。

ヤフコメには「家庭とは違う基準があるのは当然」「給食現場の苦労も考えてほしい」との意見もありました。

③学校給食 唐揚げ1個は昔からの形

昭和の時代から変わらぬスタイル

実はこのスタイルは今に始まったことではありません。

福岡市では昭和の時代から「大きめの唐揚げ1個」を提供しており、特別に減らされたわけではないのです。

  • 昭和:唐揚げ1個
  • 平成:唐揚げ1個
  • 令和:唐揚げ1個(変わらず)

見た目が控えめに見えても、中身の工夫は引き継がれています。

「昔の方が量が多かった」は本当?

昔の給食を美化する意見もありますが、実際には

  • 年齢による記憶の変化
  • 小学校低学年だったため、今より少量でも満足していた

などの理由で、「多かった」と感じている可能性もあります。

ヤフコメでも、「記憶の中の給食と比べるのは違う」「今の現場を知ってから意見すべき」という声がありました。

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④学校給食 唐揚げ1個は予算の壁

1食あたり約289円の限界

福岡市の学校給食費は、1食あたり289.47円(保護者の負担は243.15円)。

この金額で、主食・主菜・副菜・汁物・牛乳を用意するのはかなり難しいのが現実です。

  • 肉や魚の価格上昇
  • 野菜や果物の高騰
  • 人件費・燃料費の上昇

これらの影響を受け、工夫しなければ献立の維持は難しくなります。

年度初めはとくに節約が必要

予算の都合で、年度初め(4〜5月)は控えめな献立になる傾向があります。

年度末に予算が足りなくなるのを避けるため、初期に節約するのが通例です。

  • 4月:節約献立が多め
  • 3月:予算が余れば豪華に

ヤフコメには、「家計と同じで、1年を見越して配分してるんだね」「その努力は認めたい」といった声も寄せられました。

⑤学校給食 唐揚げ1個でも工夫は満載

少しでもおいしく、安心できる工夫

限られた予算内でも、子どもたちに安心して食べてもらうため、現場ではさまざまな工夫がなされています。

  • 鶏肉の部位を変えて価格を調整
  • パンは個包装せず、コストを抑える
  • 青ねぎやパセリは1g単位で調整

見えないところでの工夫がたくさんあります。

子どもの健康を考えたメニュー

ボリュームだけでなく、健康にも気を使っています。

  • 油っこすぎず、塩分も控えめ
  • 野菜たっぷりの汁物を取り入れる
  • カロリーと栄養のバランスを重視

ヤフコメでは「むしろ健康的」「家ではここまで栄養考えてない」という肯定的な意見も出ています。

学校給食 唐揚げ1個に対する世間の声

「文句を言う前に理解を」の意見も

SNSでは批判の声が目立ちますが、一方で

  • 「文句を言うなら自分で弁当作れば?」
  • 「給食費を払わない親が文句言うな」
  • 「現場の苦労を知らなすぎる」

といった厳しい意見も多数あります。

特に、給食費の未納問題に対する不満は根深く、制度に甘える姿勢への批判が強まっています。

子どもたちが笑顔になれる給食とは?

最終的に大切なのは、子どもたちが安心して、楽しく給食を食べられることです。

  • 見た目の満足感と栄養のバランス
  • 家庭と連携した食育の推進
  • 給食費を含めた制度の見直し

ヤフコメでは「自分もあの給食で育った」「文句ばかりでなく感謝も必要」という声もあり、社会全体で考えるべきテーマとなっています。

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【まとめ】

「唐揚げ1個」に見える給食の背後には、

  • 工夫された栄養設計
  • 昔から続く提供スタイル
  • 厳しい予算管理
  • 調理現場の努力

など、さまざまな事情がありました。

見た目が控えめだからといって、安易に批判するのではなく、背景を理解することも大切です。

子どもたちの未来を支える給食。

その質を守りながら、見た目の満足感も両立できるよう、これからの改善に期待が高まります。

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投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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