こんにちは。
今回は、「避難所生活での食事問題、炊事が中年女性に偏る傾向。他人事ではない」というテーマについてです。
能登半島地震から1カ月半以上が経過し、避難所では一部の被災者に役割負担が偏っているということで、不満の声があがっているといいます。
ニュース記事によれば、毎日の食事作りは30代~50代の女性が中心となって動いているそうで、男性は日中は仕事や家の片付けをしているからか少なく、残っているのは高齢者がほとんどだといいます。
食事は毎日3食のことですし、心身ともに疲労困憊している状況なのは皆一緒であることから「男性もカレーくらい作ってくれたらいい」と打ち明ける声もあったとか。
これに対し、ネット上には様々な意見が寄せられていましたよ。
こういった問題は決して他人事ではなく、いずれ自分も経験するかもしれない今後の避難所生活について、皆が少しでも念頭に置いておいたほうが良いと思います。
もくじ
避難所生活での食事問題、炊事が中年女性に偏る傾向
能登半島地震の発生から1カ月以上が経過し、現地では避難所運営を巡り、一部の被災者に特定の役割が固定化されることへの懸念が高まっている。特に毎日の食事作りは女性に偏る傾向があるという。ボランティアの聞き取りに対し、「男性もカレーくらい作ってくれたらいい」と打ち明ける声もある。民間の支援団体は「持続可能な避難所運営ができるように、役割分担やルール作りの調整役が必要だ」と訴える。
(中略)小山内さんが最初の訪問のときから気になったのが、日中の避難所の働き手が一部の女性に限られていることだった。
「仕事や家の片付けがあるからなのか、避難所には日中、働き盛りの男性の姿が見えなかった。残っているのは高齢者が多く、体を動かしているのは30~50代くらいの女性らが中心だった」
配信
引用:避難所の炊事「男性もカレーくらい作ってほしい」 女性に偏る傾向、役割固定化に懸念の声(産経新聞) - Yahoo!ニュース
ヤフコメの反応は?
上記のニュース記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
カレーどころではない。料理など誰でもできるのだ。
年寄りだからと言って、何もしないで避難所でゴロゴロしているなら、野菜を洗ったり米を洗ったり、軽い仕事ぐらいできるだろう。本当に病気なら介護が必要なら病院、施設が必要だが、動かなければ病気を呼び込むようなものだ。
こちとら高齢だが、できうる限り動くぞと覚悟を決めている。
1か月分の水、食糧、簡易トイレほか準備してあるし、大工道具、テントやタープ、電源等、ろ過機、土木用のものや考えられるものを用意し、筋力も保持しようと努力している。サバイバルの研究も続けている。
同じことをして欲しいとは思わない。単純に自分でできることはやって、無理だと感じたらボランテイアの方々に助けてもらうしかないかもしれない。
でも、女性に限らず、やれることはやろうではないか。
震災でぎせいになった親族がいる。実際のことを見ているから頑張ろうと思うのだ。
難しい問題だなと思います。男女差別区別してはならず、男女公平が良いのは当たり前ですが、どうしても力仕事や体力などは男性のほうが身体的に良くなります。
女性や子供に瓦礫の撤去や重たい荷物を運んでもらうよりか、男が体力仕事をして、女性や子供達で食事や掃除をやったほうが効率は良いと思います。差別では無く分担が良いのでは?
震災前には各世帯で行っていた高齢者の食事の世話等も避難所で集団生活する事により他人に面倒見てもらっていると言う事なんだろうか?それってヘルパー扱いされてると言う事?
そりゃ自分でするより楽だろうし、提供する側が気を使ってやってあげちゃうと依存されそうですね。初めはよかれと思って気を使ってやってあげてたんだろうけれども、余りに依存されて当たり前の様にヘルパー扱いでただ働きさせられるのは不満がたまりそうですね。当番制を作った方が良さそう。
そりゃただでご飯作ってもらい自分は食べるだけで近所の人とワイワイ出来るなら二次避難にも行かなくなりますわな。
つまりこれ、避難生活に「ゆとり」ができたんだよ。最初はみんな命からがら身を寄せた避難所。暖房もなく、電気もない、食料も不足。みんな、とにかく必死で、グチやケンカどころではなかった。ところが、避難生活も落ち着いてきて、物質面でも精神面でも余裕ができてきた。そしてケンカをする余裕も生まれた。そろそろ、次のステップへ進む時に来ただけだよ。
やれることは自分たちでやる。これが基本です。これは2次避難推奨の件にも絡むが、結局「ただそこにいるだけで避難所の密度と要援助の人間の数を増やすだけの人」は早々に別の場所に移るべきだということ。
動けるのに何もしない、施しを待つだけの日々を過ごすのに避難所に居られては心身ともにやられるし
さあこれから再起をはかろうと奮闘する人の足枷となることも自覚すべき。高齢だの関係ありません、動けないならなおさら適所に行くべき。
阪神淡路のときの避難所では、ボランティアのリーダーが取り仕切ってくれていました。夕食は避難所の女性たちの当番制で、毎晩、白米と具だくさんの味噌汁が定番でした。でも、朝と昼は、食事づくりをすることはなかったと思います。朝は菓子パンと牛乳に加えて、みかんかバナナかリンゴなどが加わることがありました。それを配分してくれたのは、ボランティアリーダーだったと思います。昼間は避難所に残っている人自体が少なかったので、各自で自由にしていたように思いますが、もしかすると、高齢者など、避難所に残っている人には何か用意されていたのかもしれませんが。
先の震災で被災し、避難所生活をした者です。
震災当日の夕方に僻地の避難所に初めに到着した為に、リーダーとなりました。
小学生から高校生までは避難所となる体育館の掃除をし、終わったらご褒美にオヤツをもらう。女性は食事の準備、男性は火を焚いてお湯を沸かしたり薪の調達、簡易水栓トイレだった為、沢水を汲んでくる等、役割分担はできていたと思います。
此方の記事を読んだだけでは現地の大変さは分かりかねますが、これが本当なら男性は何をやっているのか?と思います。
何方かが言っていましたが、避難所はホテルではないし、被災者はお客様でもありません。自宅の片付けとか色々と忙しいとは思いますが、みんなで協力していかなければ集団での共同生活は成り立ちません。
カレーどころか料理なんて男でも作れるものは何でもある。食材を切るとかお皿等準備するとか色々することはある。こういう時こそ男女問わず炊事に参加するべきだと思うし、高齢者だからと黙って座って上げ膳据え膳状態でいるなら食べなくて結構だしみんなで出来る範囲でいいから役割を決めてやるべき。分からないなら聞いても出来ることがあると思う。皿洗いでもいいし後片付けや下準備でも出来る。歩くのに介護が必要な人や寝たきりの人は別として。出来る事がある場合率先してやるべき。
これは他人事ではない。今後の課題
このニュース記事だけでは詳細なことまでは分かりませんが、避難所の一部の女性たちは3食作るのを負担しているのでしょうか。
私は避難所生活の経験はないのですが、食事作りだけで言えば、家族の食事を毎日3食作るのだけでも大変に感じています汗
ただ作るだけではなくその後の片付けもあるので、とくに生理前や生理中などで心身に余裕がない時などは、正直負担に感じてしまう時もあります。
避難所生活をしている30代~50代女性の中にも心身の不調がある人は少なからずいるでしょうから、若いから元気だろうと当たり前のように役割を固定するのは、よろしくないと思いました。
とはいえ、『適材適所』という言葉があるように、力仕事などはやはり女性より男性の方が向いているでしょうから、どうしてもこのような役割に分かれてしまいがちなのも、分からないでもないですね。
ですので、例えば週末だけは男性が食事を作るとか、食事全般が無理ならせめて後片付けやお皿に盛るなどの手伝いをするだけでも、女性たちの負担はかなり減るのではないかと思います。
それか、朝や昼はパンやふりかけご飯など、ごくごく簡単な物か、作らなくて良い物で十分かも。
また、コメントに「避難所はホテルじゃないし、被災者はお客様でもありません」とありましたが、本当にその通りだと思いました。
高齢者の方たちも、それまで家で家事をしていた人たちならやれることはあるでしょうし、男性の高齢者だって洗い物やお皿に盛るくらいならできるのでは?
避難所生活が長くなってきますと、誰だって心身が疲れて余裕がなくなってきますから、そういう時こそ老若男女関係なく助け合いが必要になってくると思います。
30代~50代の女性だって同じ被災者、状況は同じなのですから少しでも負担が減るといいですね。
我が家もいつ何があって避難所生活になるか分かりませんから、このことを念頭に置いて色々考えたいと思います。
では今回はこのへんで。