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ビルゲイツが出資のApeel野菜コーティング剤が使用承認?見分け方も

こんにちは。

今回は、「ビルゲイツが出資のApeel野菜コーティング剤が使用承認?見分け方」というテーマについてです。

 

気になるツイートを見つけました。

そのツイートには、『ビルゲイツの食べられる野菜コーティング剤が認可へ。正体は化学洗剤そのもの。こすっても絶対に落ちない。』という怖いことが載っていました。

調べてみると、ビルゲイツ氏が出資していた「Apeel Sciences」のApeel(野菜コーティング剤)が、規制当局の承認を得たという情報がありました。

が、2018年6月には会員制倉庫型卸売小売チェーンの「コストコ」らと提携し、「Apeel」を皮に塗布し鮮度を2倍長持ちさせたアボカドを米国中西部の店舗で販売し始めているようですね。

現在はアボカドだけのようですが、既にほかにも様々な野菜や果物の『Apeel』も開発しており、実用化をすすめていきたい方針とのことです。

日本にもコストコがありますから、コストコのアボカドはそのようなものが出回っているということですかね。

近い将来、近所のスーパーにもApeelのコーティング剤が塗布された野菜や果物が並ぶことになるのでしょうか?

ビルゲイツが出資のApeel野菜コーティング剤が使用承認って本当?

私が気になったツイートは以下になります。

本当かどうか調べたところ、以下のような記事を見つけました。

米カリフォルニア州で2012年に創設された「Apeel Sciences(アピール・サイエンシーズ)」は、青果物の劣化を遅らせる特殊素材「Apeel(アピール)」を開発するスタートアップ企業だ。

2018年6月には、会員制倉庫型卸売小売チェーンのコストコらと提携し、「Apeel」を皮に塗布することで鮮度を2倍長持ちさせたアボカドを米国中西部の店舗で販売し始めた。

引用:ビル・ゲイツも応援!鮮度が2倍長持ちするアボカドが米コストコで販売開始 | Techable(テッカブル)

「Apeel」は、野菜や果物の表面にコーティングすることにより、内部の水分を閉じ込めながら、外気を遮断し、水分の蒸散と酸化を遅らせることで、鮮度を従来よりも2倍から3倍長く保持できるのが特徴。

植物由来の「Apeel」は、食べても無害で、色も臭いも味もなく、ワックスと異なり、ベタベタすることもない。

防腐剤を使わず、冷蔵や湿度管理も必要とせず、高い品質を長期間保持できることから、長距離の輸送にも耐え、より遠方の消費者にも新鮮な状態で青果物を届けることができる。

引用:ビル・ゲイツも応援!鮮度が2倍長持ちするアボカドが米コストコで販売開始 | Techable(テッカブル)

これだけ読むと、Apeelの野菜コーティング剤は人体に無害で、むしろメリットの方が大きいように感じますよね。

しかし、このようなツイートも見つけました。

消費者は気をつけよ:ビル・ゲイツが資金提供した「食用コーティング剤」がオーガニック食品市場に登場

「コーティング(Apeel)は、米国で有機農産物への使用が承認された。それはこすっても取り除くことができない」と @PollyTommeyは主張。 (ビル・ゲイツは人類の敵、いらんことばかりしよる。)

 

https://twitter.com/Tamama0306/status/1656645715282763776

(上記ツイートより)

Edipeelは、無色・無臭・無味の果物や野菜のコーティング剤で、食用植物油に由来する食品用グリセロ脂質の混合物のみで構成されており、食べても全く問題ないと保証されています

(中略)宣伝文句を読むと、Edipeelは、すでに加工された果物や野菜の皮、種、果肉、茎など、植物由来の素材や収穫後の残り物を原料としていると思われがちです

しかし、現実は少し違っています

Edipeelは、精製されたモノグリセリドとジグリセリドからなるE471と呼ばれる乳化剤を使用しており、油と水の分離を止め、製品の保存期間を延ばすために、加工度の高い焼き菓子、アイスクリーム、乳児用ミルクに広く使用されています

安全なのでしょうか?

非常に良い質問です

Apeelが提出したGRAS(Generally recognized as safe)認証によると、Edipeelの主成分はパルミチン酸2,3-ジヒドロキシプロピル(PA-1G)およびパルミチン酸1,3ジヒドロキシプロパン-2-イル(PA-2G)です

Apeelは、E471/モノおよびジグリセリドの使用を承認するために使用される既存の科学と、米国食品医薬品局のGRASシステムに依存しています 実際、規制当局によって非常に安全であると考えられており、1日の許容摂取量は必要ないと考えられています

ApeelのGRAS申請では、野菜や果物をよく食べる人であれば、理論上は1日218mg/人までの摂取が可能です

ジャガイモをたくさん食べれば、もっと多くなる

このように既存の科学的研究と規制当局の承認に依存しているため、製品の評価や、製品でコーティングされた農産物の鮮度を保つだけでなく、処理された製品の栄養的完全性を保護するかどうかを確認するための新しい科学は必要ないのである

モノグリセリドとジグリセリドは、高温と化学薬品を使用した抽出工程を経た植物油から製造されます

製品に使用されるモノおよびジグリセリドには、製造工程で発生する酢酸エチル、ヘプタン、パラジウム、ヒ素、鉛、カドミウム、水銀が残留しています

驚くべきことに、モノおよびジグリセリドを含む乳化剤が腸内細菌叢に及ぼす影響を調査した研究は発表されておらず、研究者は現在、代謝および腸の健康への潜在的な悪影響についてさらなる調査を呼びかけています

用量反応

E471は最も一般的に使用されている乳化剤の1つであり、人々がすでに摂取している超加工食品の量を考えると、果物や野菜のコーティングとして使用することは、健康上の問題が発生する可能性を高めるだけです

コーティングを施すためには、果物や野菜を溶液に吹き付けたり、浸したりする必要があります

そのため、生産工程がバラバラで、コーティングが薄いものと濃いものがある可能性があります

少量であれば、多くのものがそうであるように、Edipeelは問題を起こさないかもしれません

しかし、E471やその他の乳化剤を含む栄養価の低い超加工食品と大量に組み合わせると、代謝性疾患や腸内細菌異常症への転換点になる可能性があります

科学的根拠が明確でないだけでなく、モノおよびジグリセリドが健康問題に寄与しているかどうかを一方的に示すものはまだ存在しません

しかし、規制機関は、これらの製品を食べても安全であると一律に表示しています

う~ん。

有害か無害か、どちらが本当なんでしょう。

というか、上のツイートによれば

●既存の科学的研究と規制当局の承認に依存しているため、製品の評価や、製品でコーティングされた農産物の鮮度を保つだけでなく、処理された製品の栄養的完全性を保護するかどうかを確認するための新しい科学は必要ないのである

●科学的根拠が明確でないだけでなく、モノおよびジグリセリドが健康問題に寄与しているかどうかを一方的に示すものはまだ存在しません

しかし、規制機関は、これらの製品を食べても安全であると一律に表示しています

などとありますから、これが本当なら『(たとえ懸念すべき事柄があったとしても)全てを表示・開示する必要は無い』ということなのか!?

どちらにせよ、外国産の野菜や果物、国産だとしてもカット野菜や果物は農薬漬けだと聞きましたから、手に取るのはちょっと抵抗があるなと感じました。

Apeel野菜コーティング剤がしてある野菜とそうでない野菜との見分け方は?

Apeelの野菜コーティング剤がしてある野菜とそうでない野菜との見分け方はあるのでしょうか。

もしそれを知っていれば、店頭で商品を買う時に役に立ちそうですよね。

その見分け方とは、貼られている『シール』にあるようです。

 

このようなシールが貼られている野菜や果物は、Apeeの野菜コーティング剤がしてあるということになります。

現在は柑橘類やバナナ、マンゴー、アスパラガスなどに向けた「Apeel」も開発中であり、実用化をすすめていきたい方針とのことですので、近々アボカド以外の野菜や果物にもシールが貼られるかも!?しれませんね。

ビル・ゲイツ氏が出資した額は、「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」らも合わせて4400万ドル(約44億円)とも言われています。

かなり高額なことからも、力の入れようがうかがえますね。

自分の身は自分で守るしかありませんから、「美味しい・美味しくない」だけではなく、体にとって本当に大丈夫なのかどうかを自分で調べて選択していきたいものです。

あ、どっちにしろ私はアボカド苦手だから買うことはないかな^^;

では今回はこのへんで。

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投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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