「ワモンゴキブリ」という名前を耳にしたことはありますか?
ゴキブリと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、黒々としたクロゴキブリや、小さめのチャバネゴキブリでしょう。
しかし近年、東京都内の繁華街などで急速に増えているのが、第三の存在ともいえる「ワモンゴキブリ」です。
このワモンゴキブリの特徴は、そのとにかく大きな体です。
体長は30~50mmにも達し、場合によってはクロゴキブリよりも大きくなることがあります。
沖縄では「ネズミと間違えるほどのサイズ」と言われることもあり、初めて見た人は強烈なインパクトを受けるでしょう。
この記事では、
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ワモンゴキブリの実際の大きさやクロゴキとの比較
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繁殖力の強さと被害の広がり
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なぜ東日本の繁華街で増えているのか
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駆除の難しさと専門的な対策
を分かりやすく解説します。
読み終わるころには、あなたも「なぜワモンゴキブリはでかいのか」「どう対応すればいいのか」が理解できるでしょう。
もくじ
ワモンゴキブリはどれくらいでかい?
大きさは30~50mmでクロゴキ超え
ワモンゴキブリの体長は約30~50mm。
クロゴキブリの平均が約35mm、チャバネゴキブリが約25mmとされるため、比較すると国内で最大級のゴキブリといえます。
この大きさは見慣れたクロゴキ以上に迫力があり、飲食店などで突然出くわすと「見た瞬間にわかる大きさ」と感じる人も少なくありません。
特徴は以下の通りです。
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体長:30~50mm
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色:茶褐色で光沢あり
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前胸背板に白っぽい輪の模様
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活動範囲:下水、飲食店の天井裏など
つまり、「クロゴキに似ているが、さらに巨大で派手な模様がある」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
ネズミと間違えるほどの大きさ
沖縄や南西諸島などでは、ワモンゴキブリの大きさが小さなネズミと勘違いされるほどだといわれます。
実際に走る姿を遠目に見れば、黒っぽい影がネズミと錯覚されることも珍しくありません。
大きいだけでなく動きが速いため、遭遇した人はより恐怖を感じやすいのです。
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動きが速い
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羽が大きく飛ぶこともある
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数が多く集まるように見える
「体が大きい」「数が多い」「動きが早い」という三拍子がそろい、強烈な印象を与えるゴキブリといえるでしょう。
ワモンゴキブリとクロゴキの比較
見た目のちがいは白い輪模様
クロゴキブリとワモンゴキブリを見分ける最大のポイントは、前胸背板にある白い輪模様です。
このリング状の模様がワモンゴキブリの名前の由来でもあります。
大きさだけでは見分けにくいため、
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光沢のある茶褐色
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前胸背板の白っぽい輪模様
この2点を覚えておけば区別しやすいでしょう。
大きさや行動スタイルのちがい
クロゴキとワモンゴキの違いを整理すると次のようになります。
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大きさ
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クロゴキブリ:約35mm
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ワモンゴキブリ:30~50mm
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行動
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クロゴキ:単独で活動
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ワモンゴキ:基本は単独だが繁殖力が強く数が多いので「群れ」に見える
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分布
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クロゴキ:全国に分布
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ワモンゴキ:もともとは西日本中心だが、近年は東日本にも広がっている
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つまり、クロゴキより大きく、数も多く見えるため「遭遇リスクが高いゴキブリ」といえます。
ワモンゴキブリが増えている理由
温暖化や温水で好む環境が広がる
ワモンゴキブリが広がっている背景には、環境の変化があります。
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地球温暖化による気温上昇
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飲食店での温水食器洗い機の普及
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ビル地下の貯水槽に温水が流れ込み、一年中高温多湿になる
これらの要因が重なり、もともと九州や沖縄など温暖な地域に生息していたワモンゴキブリが、東京などの東日本の繁華街でも繁殖するようになりました。
東日本の繁華街でも被害が急増
近年では東京都内の飲食店からの駆除依頼が急増しています。
ビル地下の貯水槽で繁殖したワモンゴキブリが、ひび割れや壁のすき間を通って天井裏へ移動し、さらにダウンライトの隙間から店舗内に侵入するのです。
被害としては、
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飲食中の客の頭上に突然現れる
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深夜に路上を走り回る姿が目撃される
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店舗の評判に大きな悪影響を与える
まさに「繁華街の厄介者」として問題視されています。
ワモンゴキブリのすごい繁殖力
メスだけで卵を産む単為生殖
ワモンゴキブリは交尾なしでも繁殖できる「単為生殖」が可能です。
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オスがいなくてもメスだけで卵を産む
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生まれてくる子はすべてメス
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そのメスがさらに卵を産み続ける
このサイクルにより、驚異的なスピードで個体数が増加していきます。
群れで動くように見えるほど大量
本来は単独行動をするゴキブリですが、ワモンゴキブリは数があまりに多いため「群れで動いているように見える」のが特徴です。
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クロゴキよりも繁殖スピードが早い
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短期間で数百匹単位に増殖
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店舗の天井裏で150匹以上見つかることもある
この大量発生が、飲食店にとって大きな問題となっているのです。
ワモンゴキブリを駆除する方法
スプレーでは逆効果になる危険
市販の殺虫スプレーを隙間に吹きかけると、かえって逆効果になります。
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刺激を受けたゴキブリが一斉に飛び出す
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天井から大量に降ってくる危険がある
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店舗の場合、客の目の前で大量発生してしまう
こうした理由から、安易にスプレーを使うのは避けるべきです。
残留噴霧などプロの方法が有効
ワモンゴキブリの駆除は難しく、専門の業者に依頼するのが安心です。
効果的とされる方法は「残留噴霧処理」です。
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ゴキブリの通り道に長期間効く薬剤を散布
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ゴキブリの体に薬が付着し、やがて死滅
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短期間で数百匹単位を駆除できる例もある
ベイト剤(毒餌)は大食いのワモンゴキブリには効きにくいため、専門知識のある駆除法が必要となります。
📌 専門業者に依頼するなら【害虫駆除110番】
ワモンゴキブリは繁殖力が強く、市販のスプレーでは対応しきれないケースが多いです。
そんなときはプロに相談するのが最も確実な方法です。
特に「害虫駆除110番」は全国対応で、24時間365日いつでも受付可能。
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現地調査・見積り無料
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最短即日対応
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ゴキブリの種類に合わせた施工
「天井裏で大量に潜んでいた」「夜になるとゴキブリが一気に出てくる」など深刻な状況も、プロの技術なら解決できます。
まとめ
ワモンゴキブリは、クロゴキブリより大きく30~50mmに達する日本最大級のゴキブリです。
白い輪模様が見分けのポイントで、近年は東日本の繁華街にも広がっています。
特に恐ろしいのは、メスだけで繁殖できる強力な増殖力です。
その結果、飲食店などでは天井裏に何百匹も潜んでいることがあり、駆除の難しさが問題となっています。
「でかい!」「怖い!」と感じる存在ですが、正しい知識を持ち、安易にスプレーせず専門業者に相談することが被害を防ぐ最善策といえるでしょう。
また、ゴキブリ対策を考える際には、身近な生活環境を見直すことも欠かせません。
たとえば段ボールは湿気を含みやすく、虫が集まりやすい場所となります。収納に使う際には特に注意しましょう。
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FAQ(よくある質問)
Q1. ワモンゴキブリの大きさは本当にネズミ並みですか?
A. 体長は30~50mmと国内最大級です。
実際に沖縄では小さなネズミと見間違える人もいますが、体長そのものはネズミより小さいため、見た目の迫力が「ネズミ級」と言われる原因です。
Q2. ワモンゴキブリとクロゴキブリの見分け方は?
A. もっとも分かりやすいのは背中(前胸背板)にある白い輪模様です。
クロゴキは真っ黒ですが、ワモンゴキは茶褐色で光沢があり、リング模様が目印になります。
Q3. なぜ最近、東京など東日本でワモンゴキブリが増えているのですか?
A. 温暖化や飲食店の温水使用が原因です。
ビル地下の貯水槽が高温多湿になり、ワモンゴキブリが繁殖しやすい環境が整っているため、東日本でも急増しています。
Q4. ワモンゴキブリは家庭にも出ますか?
A. これまでは飲食店や繁華街が中心でしたが、温暖化が進めば一般家庭でも出現する可能性があります。
特に水回りや台所など湿気が多い場所は要注意です。
Q5. ワモンゴキブリを自分で駆除できますか?
A. 市販のスプレーは逆効果になる恐れがあります。
短時間で大量に発生するため、専門業者に依頼するのが安全で確実です。
残留噴霧などプロの方法が効果的です。
投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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