こんにちは。
今回は、「今度はマイナカードと母子手帳を一本化?何でもかんでも電子化は考えもの」というテーマについてです。
2023年6月12日、岸田文雄首相は衆院決算行政監視委員会で、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」について、"一体化にはメリットがある"ことを強調し、2024年秋に現行の健康保険証を原則廃止する方針は変更しないことを明言しました。
それだけでも驚いたのですが、マイナカードの利用拡大に向けて、なんと2023年度中に母子健康手帳とマイナカードの一体化を一部で開始させることも盛り込んでいるんだとか。
当然のことながら、母子手帳との一本化に対しては強い批判が広がっているとのことです。
これまでにあった様々なトラブルが解決されていないのに、新たな方針を盛り込むのは更なる混乱を招くだけだと思うのですが。
それに母子手帳を一本化というのは、色々な意味でやめておいた方が良いと感じましたよ。
もくじ
今度はマイナカードと母子手帳を一本化?
6月12日、岸田文雄首相は、衆院決算行政監視委員会で、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」について、「一体化にはメリットがある」と強調。「課題を一つ一つ解決し、来年秋の健康保険証の廃止に向けて取り組みたい」と述べ、現行の健康保険証を2024年秋に原則廃止する方針に変更はないことを明言した。
(中略)政府は6月9日、デジタル社会の実現に向けた施策として、マイナカードの利用拡大に向けた工程表を初めて作成した。
プライバシーに配慮した新しいマイナカードを2026年中に導入するほか、2023年度中に母子健康手帳とマイナカードの一体化を一部で開始。在留カードとの一体化も目指す。また、2024年度末までの早い時期に運転免許証の機能も持たせることを盛り込んだ。
トラブルが続出するにもかかわらず、マイナカードの利用機会を拡大させる方針、とくに母子手帳との一体化には、強い拒否感が拡がっている。
配信
引用:岸田首相「保険証は予定どおり廃止」「母子手帳とも一体化」で拡がる拒否感「マイナカード、こんなに混乱してるのに!」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
ヤフコメの反応は?
上記の記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
普通に考えたら一本化というだけなら問題は無いんだけど、
マイナカードの規約に「情報流出やトラブルがあっても国は一切責任取らない」というのがある。
過失の流出どころか、役人の小遣い稼ぎに個人情報が名簿屋に売られていたとしても不思議はない。
そんなものと一本化するのは大問題。
高齢化社会に対応してないと思う。このシステムはスマホがないと面倒だと思う。高齢者でスマホがない人、使いこなせない人、電子マネーを使わない人にとってはあまりメリットがない。先日、入院中の家族のマイナカードを病院に持って行ったが、病室に端末持って行く訳に行かないから顔認証は不可、暗証番号も知らないから使えなかった。苦労してマイナカードを作ったのに使い物にならない。
そもそも、国民にはメリットがない。国の様々な事情でどうしてもやりたいなら、どうして必要かもっと前に出て説明、国民を納得させてほしい。
保険証の代わりをさせるのなら、マイナカードの更新を自動延長させないと 「保険証切れ」が多発しますよ・・・そこはきちんとしてね。
国民がきちんとするのではなく、造って無理やり導入した政府の責任ですので 政府がきちんとしないといけない。
妻が妊娠初期で先日、初めて母子手帳を手にしました。自身の母子手帳と比べ今の母子手帳はこんなにもカラフルなのかと驚きました。
今後、自分の子どもの成長過程がここに記されていくと思うと、しっかり育って行ってほしいと心から思っています。
なぜ母子手帳廃止案が浮上しているのか?電子管理も大切だと思いますが、紙面ですぐに見返したり、すぐに記録を確認できなくなるのが心配です。マイナンバーカードに子どもの成長記録やその瞬間のコメントも残せるのでしょうか。
そこまで考えられてるとは思えません。
母子手帳は世界的に見ても珍しく、国民皆保険と共に日本が導入した誇れる仕組みだと思います。
母子手帳は大人になってから見返すと、母の手によって書かれた自身の記録があり、生きてきた証があります。
それを見るだけでも、産んで育ててくれた感謝の気持ちが湧き立ちます。
母子手帳廃止になると、子供を産んだら成長過程は必要ないみたいで悲しいです
意味が有るからこそ今迄続いていた手帳
簡単に決めたら駄目と思います
そこは医療機関等、関係する施設、そしてお母さんの意見を聞いてから進めるべきかと
手帳の意味は岸田さんにはわからないんじゃ??
お母さん方が反対してる理由にきちんと向き合って下さい
母子手帳は、電気がなくても、水に濡れても、ひらける必要があります。
万が一にも、データ消失したり、他人のデータが表示されることがあってはいけない種類のものです。
一刻一刻命を守らなければいけない時期の、母の気づきや心配事をなぐりがきしたり、症状のスケッチや、命に関わる皆さんのお忙しい中でも記録をつけてメモ書いてくださる、予防接種ロットのシールを貼るなど、集積していく大事な実存する手帳なんです。
母子手帳をデジタル化はまずい。他の人も書いていますが、母子手帳は親の子育て思い出ノートではなく、子供のための成長記録です。予防接種の記録などは就労や海外渡航の際に必要になる事もあります。
以前、民間の母子手帳機能のアプリがサービス終了になるという話がありました。サービス終了=それまでの記録がなくなる、という事です。幸いそのアプリサービスはほかの会社が引き継いで事なきをえたようですが。
電子データは永遠ではありません、もちろん紙だって永遠ではありません。しかし電子データと紙、どちらが長持ちするかといえば、紙です。
母子手帳は紙でも残さないと予防接種の記録とか何十年経ってから確認する必要があるときもあるのでは?
それ以外にも、震災や停電の時に出産がはじまったりすることを想定して、データ化するのはいいけど、紙でも残さないとよろしくないと思います。
乳幼児健診の仕事をしています。
健診時、母子手帳に記載されている対象児さんの家庭での様子や発達状態、保護者さんの心配事をチェックします。受付、問診、計測、小児科、眼科、歯科、栄養指導、保健指導、これらを少ないスタッフで短時間で大勢の対象児をこなします。地域によっては、普段は使われていない部屋が会場になったりします。それら全てに健診の度にパソコンを設置するのですか?健診時、一人一人、繋ぐ時間もありませんよ。そして、何より、母子手帳は、親とお子様の大切な記録です。笑った、掴んだ、首が座った、歩いた、喋った!~。こんなオモチャが好き……記録中だけで無く、数年後に見返した時、我が子の成長を思い笑顔になれる世界にたった一つの宝物です。
岸田さん、議員さん、御自身の、又、我が子の母子手帳をご覧になって下さい。お母様、奥様の自筆で記録された宝物、感じて下さい。
何でもかんでも電子化は考えもの
健康保険証や銀行口座もですが、今までとくにトラブルもなく使えていたのになぜこうも何でもかんでも一本化や紐付けさせようとするのでしょうか?
そこからまず疑問です。
(管理社会?情報売買?資産管理・没収?)
健康保険証に至っては、高齢の両親は本当に動揺しており、とくに母親はスマホがないのはもちろん自分でATMを扱ったこともないんです。
家計の管理はすべて父親がやってきたとのことで、お金をおろすのも全部父親がしていたとのこと。
そんな生粋の機械音痴の母親が、受診の際窓口に設置されている端末で自分で受付ができるのかと言われたら、ほぼほぼ無理だと思われます。
暫くの間は案内係がいるかもしれませんが、それでも手間取って時間がかかってしまいそう。
それに、体調が悪かったりケガで来院していて早く診てもらいたいのにモタモタしていたら、本人も並んでいる人も余計にしんどくなってしまいますよね。
そんな母親ですが昔から字を書くのは好きな人で、私の母子手帳には「等身大のキューピー人形を並べて寝かせたら大泣きした」「人見知りで幼稚園を嫌がっていたが初めて友達ができた」「年中で逆上がりができるようになる」など、事細かに成長記録を書いてくれていました。
私も我が子の母子手帳には、メモ書きのように乱筆ですがびっしりと成長記録を書いています。
時々見返すと、あの時の記憶が蘇ってきてホッコリしたりほろ苦い気持ちになったり。
親子ともに、あのとき一生懸命生きてきた「証」のような手帳だと思っています。
一本化されたとき、こういった成長記録が残しておけるのか?どちらにせよ手書きじゃないのは寂しいですね。
岸田さんやお役人の方々は、自分や我が子の母子手帳って見たことあるのかな?
色々管理して便利化を図りたいのも分かりますが、アナログだから良い部分も絶対にあるはずです。
そういう「古き良き」みたいなところはいじらないでほしいなと個人的には思いました。
では今回はこのへんで。
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