消費者庁は2022年3月30日、『食品添加物の不使用表示に関するガイドライン』を改正し、商品パッケージに「無添加」や「○○不使用」と記載するルールを厳格化しました。
つまり、4月からは商品パッケージに「無添加」「○○不使用」などという表記をすることができなくなってしまったというわけですね。
さらには、従わなかった食品会社には違反時の罰則もあるとのこと。かなり厳しいですね。
こうなったらもう、どの添加物がとくに危険で避けるべきなのかを頭に入れ、購入する時には原材料名を今まで以上にチェックして買うことが重要になってきます。
裏を返せば、危険な添加物を把握していれば、表示がされなくなってもそこまで焦る必要はないのでは?!と感じました。
そこで今回は、とくに危険な添加物について調べてみました。
もくじ
無添加表示が禁止されるのはいつから?
無添加表示が禁止されるのはいつからについてですが、日にちとしては2022年4月からのようなので、もう始まっていることになりますね。
ただ、調べたところ適用されるのは4月製造分からのようです。
ですので、しばらくは表示が有るものと無いものが混ざっているかんじになるのですかね。
今月、消費者庁は店頭に並ぶ食品の成分表示に関して“誤解”を招くおそれがある10の類型をまとめ、「食品添加物表示制度」改正を発表。改正される項目の一つによって、食品メーカーは今後、商品パッケージに「無添加」という表記を使えなくなってしまったのだ。
ほかにも「着色料不使用」といった「○○不使用」という文言も、目立つ形で表示することが禁止に。適用されるのは今年4月製造分からで、みそや野菜飲料など“無添加”“不使用”と表示されている製品が市場から消えることになる。
※3/31(木) 11:07記事
無添加の食品をなるべく摂取しよう!と心がけてきた健康志向の人々にとっては、寝耳に水状態の聞き捨てならないニュースですね(改正に向けては、数年前から動いていたようですが、、)。
私も購入する食品にはかなり気をつかっていますから、知った時は本当にびっくりしました。
なぜ無添加表示を禁止にするのか?
考えてみたら、そもそもなぜ無添加表示を禁止にする必要があるのでしょうか?
元・農水大臣で、現在も食の安全問題に取り組む山田正彦氏によれば、
「消費者庁は“無添加”や“不使用”などと表示することで、『添加物を使っていない商品のほうが体によい』というメッセージを消費者に与えてしまうのはよくないからと主張しています。こうしたルールを新設する背景には、添加物を使っている食品が売れなくなることをおそれる大手食品会社などの思惑があるのでしょう。」
う~ん。
『添加物を使っていない商品のほうが体によい』というメッセージを消費者に与えてしまうのはよくない?
消費者に与えてしまうも何も、添加物まみれの食品より無添加食品の方が体に良いと思うのは当たり前じゃないですか。
「添加物を使っている食品が売れなくなることをおそれる大手食品会社などの思惑があるのでしょう。」
なるほど。
それを聞いて、妙に納得してしまいました。
商品が売れなくなってしまったら困りますもんね。
これに対して山田正彦氏は、
「しかし、このままでは消費者の知る権利と、メーカーの表現の自由を奪いかねません」
と警鐘を鳴らしています。
本当にその通りだと思いました。
無添加食品がたくさん売れては困るとか、個人的にはそんなこと知った事ではありませんし、
日本国内で使用されているすべての食品添加物は、国によって安全性が確認されており、健康被害が出ないよう使用基準が定められている
などと言われても信用ができません。
日本は許可されている食品添加物が世界一!!
これはもう、すでに多くの方が知っているかと思いますが、日本は許可されている食品添加物が世界でぶっちぎりに一位なんです。
例えば他の国はと言いますと、
・ドイツ :64種類
・フランス:32種類
・イギリス:21種類
上記が許可されている食品添加物の数になります。
イギリスは21種類のみと、かなり少ないですね。
お菓子の色が派手なイメージのあるアメリカでも、133種類となっています。
一方、日本はどれくらいの食品添加物が許可されているんでしょう。
・既存添加物:約400種類
・天然香料:約600種類
・一般飲料物添加物:約100種類
なんと、合計『約1500種類』もの添加物が認可されているのです!!
特に体に害がない香料を抜いても900種類です。
こうやって数字で見てみますと、諸外国と比べていかに日本が添加物大国なのかが分かりますね。
ここまで来ますと、「美味しければいい」などと言っている場合ではないと思います。
とくに危険な添加物を把握しておこう
添加物は、摂った直後は体にはとくに変化はなく、一見すると害がないように思えてしまうのですが、しかしそれを何年何十年と摂り続けているうちに、免疫力を低下させて発ガンしてしまったり、内臓機能に支障を及ぼしてしまう場合もあると言います。
とはいえ、1500種類もの食品添加物を覚えるのは到底無理ですよね。
しかし、とくに危険な添加物だけでも頭に入れておけば、買い物の時などに役立つのではないかと思います。
そこで、「とくに」なのかは分かりませんが、危険だと言われている添加物について調べてみましたよ。
【ソーセージ】
「発色剤『亜硝酸Na』(3)が添加されているものはNG。これは食肉中のアミンと結合して発がん性のあるニトロソアミンを発生させ、がんリスクを高めるといわれているんです。これはハムなど加工肉に多く使われています」【ミートボール】
「調味料(有機酸など)と表示されているものがあります。コハク酸やクエン酸Caなどは、毒性が強くありませんが、ほかに何が使われているかわかりません」【パスタソース】
「カルボナーラソースに入っているショルダーベーコンに『亜硝酸Na』が使われていればNGです」【フルーツ缶】
「さくらんぼを真っ赤に着色するために使うタール色素の『赤色3号』(4)は要注意。2世代にわたるラットの実験でこれを含む餌を食べさせた結果、2世代目のラットに甲状腺腫の増加が見られ、発がん性の疑いが持たれています」【ヨーグルトドリンク(糖質オフ)、アイスクリーム(糖質オフ)、菓子パン】
「合成甘味料『スクラロース』が添加されている場合は要注意」【低糖質発泡酒】
「着色料に『カラメル色素』(5)が使われているものがあります。これには4種類あり、カラメル3とカラメル4は発がん物質が含まれます。『カラメル色素』という表記だけでは、4種類のうちどれが添加されているのかわからないので、なるべく避けたほうがいいでしょう」
ほかにも、参考になりそうなものを載せておきますね。
詳しい内容については、リンクを貼っておきますのでご覧になってください。
1. ガムやノンカロリー食品に必ずといっていいほど含まれる甘味料、アスパルテーム L-フェニルアラニン化合
2. コンビニの菓子パンやクッキーにほぼ100%使用される、マーガリン、ショートニング
3.ハム、いくら、たらこ、近年はパック野菜にも使用される、亜硝酸塩
4. グミ、菓子パン、麺類に多用される、増粘多糖類(及びカラギナン・グアーガム・ゲル化剤)
5. 今やアスパルテーム並みの使用率だが、厚生労働省が一日の摂取量を制限しているほど。ノンアルコールビールにも含まれるアセスルファムカリウム
6. いわずとしれた合成着色料、赤色2号,3号,104号,105号,106号、黄色4号、緑色3号、青色1号,2号
7. ファミレスのコーヒーなどの増量剤としても使用される、リン酸塩
8. コンビニのパンに加えクッキーなどお菓子類にも含まれる、イーストフード
9. クリーム類・さきいか・有名シャンプー・コンビニ弁当にも使用される、ソルビン酸カリウム
10. エナジードリンクやダイエット炭酸飲料に甘味料とセットで使用、安息香酸
もう一度ちゃんと見直す良いきっかけになったかも
文句ばかり言っていても、何も状況は変わりませんからね。
考え方を変えてみると、もう一度添加物について勉強する良いきっかけになったかもしれません。
これを機会に、もっと添加物についての知識を深めていこうと思いました。
最初のうちは商品を買うのに時間がかかってしまいそうですが、そのうち頭に入ってこれば、原材料名をザーッと見ただけで大丈夫か否かをすぐに判断して買うことが出来るのではないか?と思います^^
というわけで、さっそく次回の買い物からチェックしてみようかな!
皆さんも、未来の自分や家族のために少しだけでも意識してみると良いのでは?
では、今回はこのへんで。
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