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自然災害は、いつ襲ってくるか分かりません。
そうは言っても、日ごろ私たちは「平和ボケ」してしまっていて、災害対策といってもどこか他人事のに思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、事が起きてからでは遅いのです。
突然やってくる緊急時に備えて、自分自身はもちろんのこと大切な家族も守りたいものですね。
いざというとき役に立つのは、日ごろの「危機管理」と「情報」がものをいいます。
豆知識を知っているのと知らないのとでは大違いなのです。
そして最近では、避難生活はできれば「在宅避難」が望ましいとされています。
それはなぜでしょうか?
そこで今回は、在宅避難に必要な備蓄品リスト16選、そして災害時に役立つ豆知識を7つをご紹介したいと思います。
もくじ
在宅避難が望ましいとされる理由
家の浸水や倒壊の危険など、自宅に居続けることが困難な場合を除いて、最近推奨されているのが「在宅避難」です。
避難所の仮設トイレは衛生状態が悪く、また離れた場所にある場合も多いため、トイレを我慢して体調を崩す人がたくさん出ます。
また、避難所ですと体育館や大部屋で他人と生活するわけですから、騒音や悪臭などのトラブルも続出するといいます。
それを考えますと、避難所まで物資や情報を得るために足を運ぶ必要こそあるものの、自宅で家族で避難生活を送った方が精神的にも肉体的にもメリットが多いといえます。
小さなお子さんやペットがいる場合でも、なき声を気にせず過ごせますね。
ただし、家屋の倒壊や浸水の恐れがある場合には在宅避難は危険なのでやめましょう。
在宅避難に必要な備蓄品リスト16選
在宅避難をなるべく快適に、かつ余裕をもって生活するためには、最低でも支援物資が届くまでの3日間、できれば7日分あるのが理想です。
必要最低限の備蓄品リストと量は以下のとおりです(7日分の場合)。
①飲料水と非常食
1日に必要な飲用水の量は、料理用も含めて1人あたり約3Lです。
4人家族の場合、7日分で84L。2Lのペットボトル42本分となります(家族形態によって違いがあるので、参考程度に)。
非常食は、缶詰や無洗米、非常用のパンやご飯、スープなどを家族の人数×7日分用意
②カセットコンロとボンベ(約15本)
温かい食事や飲み物を確保するためには、カセットコンロとボンベが必需品になります。
③携帯トイレ(約70枚)もしくはトイレに流す用の雨水や風呂の水をペットボトルに入れて備蓄
阪神淡路大震災で被災した経験がある知人の話では、何に一番困ったかと言えばトイレに流す水がなく排泄に一番困ったと言っていました。
トイレの排泄物を流すためには、1回で数リットルの水が必要ですから、日頃からペットボトルに水を入れて備蓄しておくか、雨水を溜めておくと良いです(雨水の場合、ボウフラの発生に注意)。
ギリギリまで風呂の湯(水)を溜めておくのもいいですね。
ちなみに我が家は、知人の話を聞いてからトイレに使う用の水をペットボトルに入れて大量に備蓄しています。
そのほか、以下のような水がいらない吸水ポリマーを備蓄しておけば、断水等でトイレが使えない時に非常に役立ちます。
④照明になるLEDランタン3台以上
最近では、100円ショップにランタンにもなる懐中電灯が売っていますので(セリアで見つけました)、それを数個常備しておくという手もあります。
いくつか準備しておけば、停電の時もリビングやトイレ各所に置いたり、家族がそれぞれで持ち歩けますから便利です。
⑥口腔ケア用のウェットティッシュ(4人家族で100枚入り数個)、液体歯磨き(数本)
断水などで飲料水に制限がある時には重宝します。
⑦水のいらないシャンプー(数本)
上記に同じ。
⑧十分な量のごみ袋、新聞紙(多いほど良い)、サランラップ(数個)
新聞紙は防寒やスリッパ、その他色々なことに使えますから多い方が安心です。
サランラップは、皿を覆って食べ物を乗せると洗い物をしなくて済むので、水が節約できます。
⑩現金、常備薬
災害によってはカードが使えなくなりますから、小銭も含めて現金を数万円分用意しておくと良いでしょう。
また、散乱した家の中で常備薬が見当たらない!とならないよう、大事な常備薬もいくつか準備しておくと安心です(期限に注意)。
⑪石油ストーブ(灯油も)
冬場は必需品になります。
石油ストーブですと、お湯をわかしたりなどできるので一石二鳥ですね(火傷に注意)。
⑫生理用品、救急用品
女性で生理のある人は、余裕のある量の生理用品が必要です。
そのほか、バンドエイドや消毒液や湿布など、ケガをしたときに必要な救急用品があると、いざという時に助かります。
⑬トイレットペーパー、ティッシュ、ウェットティッシュ
しばらく買いに行けないことを想定して、十分な量を備蓄しておきましょう。
ウェットティッシュも、断水などで手が洗えない時などに重宝します。
⑭軍手、ヘルメットなど
ケガの予防、余震時などに役立ちます。
⑮赤ちゃんがいる場合はオムツ、おしりふき、粉ミルク、おやつなど
粉ミルクやおやつなどは、期限切れにならないよう適宜チェックをしてください。
⑯ペットがいる場合はフードやおやつ、トイレシートなど
フードやおやつは、期限切れに注意してください。
知っていると役に立つ災害時の豆知識7つとは
ここでは、知っているといざという時に役に立つ「災害時の豆知識」を7つご紹介します。
①ペットボトルでランタン
懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを置くと、光が乱反射して周囲が明るくなります。
牛乳を少し入れると、より明るくなります。
懐中電灯の上に置けない場合は、ペットボトルを横から照らすだけでも効果があります。
火を使わないので、小さなお子さんがいても安心です。
②水でカップ焼きそばができる
カップ焼きそばに、麺が浸る程度に水を入れ20分程待てば、焼きそばが作れちゃいます。カセットボンベが底をついた・・・などという時に助かりますね。
③缶入り乾パンで即席離乳食が作れる
缶を器がわりにして水や牛乳などを入れて乾パンを浸すと、10分ほどで完成します。
お年寄りや体調がすぐれないときにもいいですね。
ただし、お腹を壊しているときや牛乳が口にできない赤ちゃんは、水を使用しましょう。
④新聞紙スリッパが重宝する
新聞紙は、じつに様々な用途で使うことができます。
折りたたんで「新聞紙スリッパ」を作ることもできます。
ガラスの飛散などで足をけがしないようにするため重宝します。
作り方は以下の記事を参考になさってください。
⑤新聞紙で暖がとれる
新聞紙には保温効果がありますので、上から羽織ったり腹巻にしたり、掛布団にも新聞紙があるだけで全然違います。
また、足元が冷える場合は靴下の上から新聞紙を巻いて、さらにその上から靴下を履くと体温が落ちず温かさが保てます。
⑥簡易トイレが作れる
①便器にゴミ袋(45L程度)を二重にかぶせる。
②クシャクシャにした新聞紙をゴミ袋の中に敷き詰める。
③あれば、消臭効果のある「おがくず」や「猫砂」などを入れる。
④消臭スプレーをそばに置いたら完成。
※排せつ物をどれくらいの頻度で片付けるかはご家庭の考えによると思いますが、長時間放置するのは衛生上望ましくありません。
※汚物が入ったゴミ袋は基本屋外に保管しておきます。風に飛ばされないよう対策を。
⑦断水だが排水できる場合のトイレの流し方
備蓄しておいた生活用水を、約バケツ1杯で流します。
このとき、トイレットペーパーは流さずゴミとして捨てます(詰まる恐れがあるため)。
おわりに
やはり避難所生活となると、長くなればなるほど色々な 面で支障が出てきそうですから、家が無事であるなら私も「在宅避難」がいいです。
もともと他人がいると気を遣う性格ですし、我が家には猫もいますから避難所は難しいかな。
7日分の備蓄品となると相当な量になりますが、「備えあれば患いなし」そして「天災は忘れたころにやって来る」ですからね。
最近では、忘れる暇もないくらい頻繁に自然災害が起きてしまっている現状です。
1日も早く蓄えを万全にして、突然の災害にも冷静に対応していきたいですね。
では今回はこのへんで。