古古古米(こここまい)という言葉を聞いたことはありますか?
最近、ニュース番組「ミヤネ屋」でも取り上げられ、話題となったこのお米。
21年産の古古古米が5キロ1800円という驚きの価格で売り出され、多くの方が
「味は大丈夫なの?」
「おいしく炊ける方法はあるの?」
と気になっているかと思います。
古古古米とは、3年以上前に収穫された古いお米のこと。
一般的に、時間がたつと風味や香りが落ちると言われています。
ですが、工夫次第では十分においしく食べられることをご存じでしょうか?
今回の記事では、「古古古米 味の違いとおいしく炊く方法5選」というテーマのもと
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古古古米の味の特徴
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おいしく炊くための工夫
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実際にどう食べたら良いか
を、くわしく丁寧に解説します。
捨てずにおいしく食べたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
古古古米の味はどれだけ違う?
精米しても臭いが残りやすい
まず、古古古米は普通のお米とはにおいの時点で大きく異なります。
とくに「古米臭(こまいしゅう)」と呼ばれるにおいが特徴です。
これは、保存中にお米のぬかに含まれる油が酸化し、においが強くなってしまうことが原因です。
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精米してもにおいが取れにくい
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炊く前の時点で独特なにおいがする
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食欲がそがれることもある
そのため、精米してすぐに炊くなど、時間とタイミングを意識した扱い方が求められます。
炊飯器を開けた瞬間のにおいが違う
専門家の常本氏は「炊飯器を開けた瞬間に違いが分かるレベル」と語っています。
炊き上がったときの香りが、新米と比べて重く、油っぽいような感じがすることがあるのです。
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湯気の香りで気づく人も多い
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ごはんの白さがやや濁って見える場合もある
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味だけでなく、見た目や香りでも違いが出る
見た目と香りの印象が違えば、それだけで「おいしくなさそう」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
なぜ味が落ちるのか?専門家の解説
味の変化の原因は「酸化」と「水分の減少」です。
玄米で保管されているうちに、
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米ぬかの油分が酸化して、においの元になる
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水分が失われ、炊いたときのふっくら感が減る
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年数が経つほど、香りも悪くなりやすい
このように、見た目、におい、食感のすべてに影響が出てしまうのです。
古古古米は本当にまずいのか?
好みによっては食べられる人もいる
すべての人が「まずい」と感じるわけではありません。
「古米の方が好き」「パサパサしたご飯の方が食べやすい」といった声もあります。
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香りが苦手でなければ食べられる
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味付けや調理法によって変わる
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家庭によっては「いつものご飯」として使っている
つまり、「好み」の部分も大きいのです。
保管状態で味が変わる場合もある
味の決め手となるのは、保存方法です。
冷暗所でしっかり管理されていれば、味の劣化は少なくなります。
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高温多湿を避けた冷暗所で保管されたか?
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虫やカビが発生していないか?
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精米後すぐに炊いたか?
保存の良し悪しで「まずい or 普通に食べられる」が決まってしまうのが古古古米の特徴です。
ヤフコメでは「安いならアリ」の声も
ニュースに寄せられたコメントでは、
「この物価高ではありがたい」
「味にこだわらないなら十分」
「チャーハンにすれば問題ない」
といった、前向きな声も目立ちました。
安くて炭水化物を確保できるなら、工夫次第で使えるという意見が多い印象です。
古古古米をおいしく炊くコツ5選
① 炊く前に2時間くらい水に浸す
古古古米は乾燥しているため、たっぷりと水を吸わせる必要があります。
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2時間はしっかり水につける
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短時間では芯が残ってしまう
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水に米ぬかのにおいが出る場合は捨てて新しくする
これをするだけで、ふっくら感が全く違います。
② 冷蔵庫の水で炊くと臭いを抑えられる
冷たい水でゆっくり浸水させることで、酸化臭が抑えられるという意見もあります。
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常温より冷水の方がにおいが出にくい
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夏場はとくに効果が出やすい
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雑味が減り、炊き上がりがさっぱりする
ちょっとした工夫で、大きな違いが出ます。
③ 少し新米を混ぜて炊く
古古古米だけでは風味が落ちやすいので、新米や普通のお米を2~3割混ぜるとバランスが良くなります。
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新米の香りと水分で味が整う
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食感がよくなる
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完全に混ぜると違和感が少なくなる
手軽で確実な方法の一つです。
④ 昆布や酒を入れて炊くと風味がアップ
炊飯時に昆布や酒を加えると、うま味と香りが加わり、古古古米のにおいを和らげてくれます。
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昆布は5cmほどをそのまま入れる
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酒の代わりにみりんでも良い
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においが気になる方にはおすすめ
家庭にあるもので手軽にできます。
⑤ 精米したらすぐ炊くのが鉄則
酸化が進むのは精米後からが本番です。
精米したらなるべく早く炊くことをおすすめします。
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できれば当日、遅くても翌日中に炊く
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余ったらすぐ冷凍保存する
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精米機があれば、その都度使うのがベスト
これが味を保つ最後の砦です。
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古古古米はどんな料理に合う?
炒飯・雑炊・おにぎりで風味をカバー
調理法を工夫すれば、味の差を感じにくくなります。
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油を使った炒飯で香りをごまかす
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雑炊なら出汁でにおいが目立たない
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濃い味のおにぎりにすれば問題なし
一工夫で美味しく変身します。
味つけご飯にして香りをごまかす
炊き込みご飯やカレーライスなど、味が濃い料理に古古古米を使えば、おいしく食べられます。
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しょうゆや味噌を使ったご飯
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カレーや丼ものに使う
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スパイスや薬味で香りをカバー
冷蔵庫の残り物を使えば節約にもなります。
リゾット風にすれば柔らかさが目立たない
お米のパサつきや硬さが気になるときは、水分の多い料理に使うと違和感がありません。
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リゾット風にチーズやミルクで煮込む
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和風のおかゆでやさしい味に
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トマトや豆乳などでも合う
体調の悪い日にもぴったりです。
古古古米の味を楽しむための工夫
玄米保管が多いので白米に削る精度が大事
古古古米は多くが玄米で保管されているため、精米の方法が重要です。
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なるべく深めに精米する
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一部、ぬかが残っているとにおいや味に影響する
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お米屋さんに「古米です」と伝えて削ってもらうと安心
プロの手を借りるのも選択肢です。
炊いたら冷凍保存して臭いを減らす
炊いたあとの保管も大切です。
炊飯後にすぐ冷凍することで、においや風味の劣化を抑えられます。
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粗熱が取れたらすぐ冷凍
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小分けにして使いやすくする
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冷凍の方が日持ちもする
においが強いご飯は冷蔵保存でさらに悪化するため注意が必要です。
調理前に少量ずつ試して慣れることも大切
はじめは少量で炊いてみるのがおすすめです。
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自分や家族の口に合うか確認する
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調理法との相性もチェックできる
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無理に消費せず、段階的に慣れる
これなら安心して取り入れられます。
まとめ
古古古米は、確かに味や香りにクセがあります。
しかし、正しい扱い方と工夫次第で、おいしく食べることが可能です。
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味の違いはにおいと食感に出やすい
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おいしく炊くには「水」「冷蔵庫」「混ぜ米」「昆布」「精米タイミング」が重要
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調理方法や保存の仕方で、風味を整えられる
物価高の今、少しでも食費を抑えながら、お米を無駄にせず活用する知恵が求められています。
ぜひこの記事を参考に、古古古米を上手に取り入れてみてください。
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投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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