こんにちは。
今回は、「ハロウィンはいつから始まった?日本がお祭り騒ぎをするワケとは」というテーマについてです。
10月のイベントと聞いて思いだすのは、「ハロウィン」だという人も多いのではないでしょうか。
いまやハロウィンは、日本でも大きなイベントの1つとして定着しましたね。
かつては海外のお祭りだったのに、なぜ日本でこんなにも大きなイベントとして定着するようになったのでしょうか?
今回は、ハロウィンがいつから日本でこんなにもビッグイベントになったのか、きっかけや理由などについてご紹介したいと思います。
もくじ
ハロウィンはいつから日本で始まった?
ハロウィンが日本で大きく注目され爆発的に知られるようになったのは、1997年(平成9年)に東京ディズニーランドがハロウィンイベントを行ったからだと言われています。
そもそも日本でハロウィンが始まるきっかけとなったのは、1970年代にキャラクターグッズの雑貨屋「キデイランド原宿店」がハロウィン関連のグッズを販売し始めたことにあります。
1983年(昭和58年)には、日本で初のハロウィンイベント「ハローハロウィーンパンプキンパレード」が原宿表参道にて開催され、100人程が参加し仮装パレードを行いました。
しかし日本ではまだハロウィンが浸透していなかったこともあり、参加者はほとんどが外国人だったと言います。
その後、1997年(平成9年)に東京ディズニーランドがハロウィンイベントを開催したことで日本人にもハロウィンが浸透し、2002年(平成14年)にはユニバーサルスタジオジャパンでもハロウィンイベントが開催され、徐々に全国へと広まっていきました。
日本がお祭り騒ぎをするワケとは?
1997年に東京ディズニーランドがハロウィンイベントを開催したことや、2002年にユニバーサルスタジオジャパンでもハロウィンイベントが開催されたことにより、日本ではハロウィンイベントが徐々に大きく取り上げられるようになっていきました。
今では毎年若者を中心にお祭り騒ぎ、日本ではかなりのビッグイベントとなりましたよね。
なぜもともとは海外のお祭りだったのにもかかわらず、日本でここまで大きなイベントとなったのでしょうか?
それにはいくつかの理由がありそうです。
SNSが普及したため
SNSの普及により、ハロウィンイベントの情報はいつでもどこでも得られる環境となったこと、また発信する側も簡単に情報を提供することができるようになりました。
そのため瞬く間に情報が拡散され、あっという間にハロウィンのイベントは日本で有名になっていったことが考えられます。
もともとコスプレ文化に馴染みがあったため、仮装に興味を持つ人が多かった
日本はもともと、アニメをはじめとしたコスプレ文化に馴染みがあったため、ハロウィンイベントの一つである「仮装」をコスプレとして楽しんだり、興味を持つ人が多かったのも理由の一つだと思われます。
本来ハロウィンは、悪霊の目からカモフラージュするためにモンスターの仮装をするのが一般的なのですが、今の日本のハロウィンは『何でもあり』ですよね^^;
またほかにも、少しでも「SNS映え」するよう、コスプレもどんどん過激になっていったのではないでしょうか。
日本人の宗教観
日本人はハロウィンのみならず、クリスマスにはケーキを食べたりツリーを飾ったり、バレンタインデーシーズンには多くのチョコレートが店頭に並びます。
海外の方たちから見れば、日本人は奇妙だと思われているかもしれません。
そこには日本人の宗教観が関わっているようで、外国由来の宗教文化が数多く日本に根付いたのは「日本人は何かを信じるというより、敬意を払う。宗教の違いに関係なく、大いなるものに対する敬意が根底にある」「古くから海外の文化を取り入れ、独自に発展させてきた日本らしい現象」だといいます↓↓
「共有宗教文化」
日本人の宗教意識を調べてきた帝京大の濱田陽(よう)准教授(比較宗教学)によると、日本人の宗教意識は、信仰を持っていない▽信仰を持っていないが、宗教心は大切と考える▽信仰を持っている-が、戦後一貫していずれも3割程度だという。濱田氏は「日本人には信じるか信じないかの二項対立だけではなく、その中間的な意識が存在する」とし、「この三極構造が、宗教的対立を避け、日本人の発想を柔軟なものにしている」と話す。
引用:世界もビックリ「日本人の宗教観」 ハロウィーン、クリスマス、バレンタイン 楽しい行事いいとこ取り(2/2ページ) - 産経ニュース (sankei.com)
日本人の多くが思っているハロウィンは、本来の意味である「収穫祭」や「魔除け」ではなく、『仮装(コスプレ)を楽しむ秋のイベント』としてほぼ定着していますから、そこには宗教的な意味合いなど存在しないのでしょうね。
海外のハロウィンはどんなかんじ?
ハロウィンといえばアメリカだと勝手に思っていましたが、起源はアイルランド・スコットランドであり(アイルランドやスコットランド、古代ケルト人のドイルドの信仰だと言われている)、アメリカによって大きなイベントとなっていったようです。
現在でもビッグイベントとして盛大に行っている国は、主にヨーロッパの英語圏の国で、アメリカでは民間行事として行われています。
アジアの国では日本以外に、シンガポールやフィリピン、中国の一部の都市、タイ(バンコク)などがハロウィンイベントを盛大に行っています。
以前、アメリカに住んでいる知人がハロウィンの写真や画像を送ってくれたのですが、家の飾りつけに力を入れているかんじで、お祭り騒ぎというよりは『厳かに』という印象を受けました。
おわりに
私は毎年ハロウィンは「スルー派」なのですが、東京を中心とした一部地域では、仮装(コスプレ)をした若者が大勢集ってお祭り騒ぎをしていますよね。
シーズンになると、ハロウィングッズが店頭にわんさか並び、いまでは和菓子屋さんもハロウィンのお菓子を並べるほどです。
こういった独特の文化は、日本ならではなのでしょうね。
ハロウィンが終わったら、後引く間もなく次はクリスマスグッズが店頭に並び、話題もクリスマス関連でもちきりになるのでしょう(笑)。
日本人って本当に面白いですね。
では今回はこのへんで。
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