こんにちは。
今回は、「食糧難はいつから?日本で農業用水の不通が多発なのはただの偶然なのか」というテーマについてです。
気になるツイートを見つけました。
そこには、ここ最近農業用水の不具合や事故が全国の至る所で起こっており、田植えができない農家が多発しているというもので、これはただの偶然か?!といった内容でした。
日本は近い将来食糧難に直面するのではないかと囁かれていますが、お米が不作なんて状況になってしまったら、、、考えただけで恐ろしい事態になってしまいますよね。
最近起こっている農業用水やその他の不具合や事故は、本当にただの偶然なんでしょうか。
偶然にしては、ちょっと数が多すぎる気がしました。
もくじ
食糧難はいつから?日本は?
2022年、ウクライナ危機が勃発し、小麦をはじめとする穀物価格や原油価格、化学肥料の原料価格などの高騰が増幅され、最近、顕著になってきた食料やその生産資材の調達への不安に拍車をかけている。
世界の小麦輸出の3割はロシアとウクライナが占めているそうですね。
また、世界各地で起きている「異常気象」が影響を及ぼし、世界的に供給が不安定となっているのと需給ひっ迫要因が相まって、価格が高騰しやすくなっていると言います。
大部分を輸入に頼っている日本にとっては、まさに大打撃だということですね。
また、上記の記事にはこのようにも書かれてありました。
2022年1月17日の岸田総理の施政方針演説では「経済安全保障」が語られたが、そこには、「食料安全保障」についての言及はなく、農業政策は輸出振興とスマート化(ロボット技術や情報通信技術を活用して、省力化・精密化・高生産性を推進すること)に触れただけだった。
これだけ食料や生産資材の高騰と中国などに対する「買い負け」が顕著になってきて、国民の食料確保や国内農業生産の継続に不安が高まっている今、前面に出てくるのが輸出振興とスマート化というのは、政府の危機認識力が欠如していると言わざるを得ない。
岸田総理は、日本の食料自給率のことをご存じないのか。
自給率が高い国であれば、農業政策は輸出振興とスマート化でいいと思うのですが、素人ながらも視点がズレている気がしました。
では、日本はいつから食糧難になるのか?という話ですが、今は私たちはそこまで実感がないのかもしれませんが、もうすでに始まっているのでは?と思いました。
日本の食料自給率は極めて低く2020年には37%のみとなりました。
これは年々低下の一途を辿っており、ついには統計開始以降最低を記録しています。
「足りない食糧はお金を出して買えばいい(輸入すればいい)」という、今までやってきたことが通らなくなった時、果たして日本はどうなってしまうのでしょうか。
日本で農業用水の不通や不具合が多発
日本が誇る農作物といえば、やはり「米」が一番に思い浮かぶと思います。
そんな米が、現在深刻な事態となってしまっているんです。
上記のツイートを見て、愕然としました。
そんなに全国で農業用水の不通が起こっているのか、、、。
実際に調べてみましたよ。一部ご紹介します。
大分市東部や南部に農業用水を供給する昭和井路の復旧工事の遅れで水田159ヘクタールに水を引けず、農家が田植えをすることができない状態に陥っている。
※2022/5/25 17:57配信記事
愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」の大規模漏水は24日で発生から1週間が経過した。農業用水の供給停止は今も続き、県内有数のコメの産地を直撃した。取水施設を所管する東海農政局は仮設ポンプを増設して水量を増やす応急措置で対応しているが、漏水の原因となった川底の穴を塞ぐ根本的な復旧スケジュールは見通せず、大規模インフラに対する管理のあり方も課題となっている。
※配信記事
県西部を流れる1級河川の日野川では、雨の量が少なく川を流れる水の量が大幅に減っていることから、26日から、5%の取水制限を行うことになりました。
県西部を流れる日野川の流域は、田植えなどで一年で最も水が必要な時期を迎えていますが、流域の21か所で観測している降水量は、5月1日から24日までで、過去10年間の5月の平均の4分の1にとどまっています。
(中略)日野川の取水制限は令和元年6月以来で、農業用水と工業用水それに上水道が対象です。
弘前市三和のため池では、10日、津軽地方に住む男子中学生が池に転落し、翌日亡くなりました。この事故を受け弘前市は、18日から市内に129カ所あるすべての農業用ため池の緊急調査を始めました。
※2022/05/19(木) 18:45配信記事
熊本市南区奥古閑町の天明新川にある鉄筋コンクリート製の農業用堰[ぜき]「松の木堰」が倒壊しているのを、県や管理者の市南土地改良区が18日確認した。
(中略)取水した農業用水は、コメ農家ら約1600戸が約千ヘクタールの農地で利用している。倒壊によって新たな堰が完成する6月中旬まで取水できなくなり、県は苗作りなどに必要な水を井戸や別の水路から賄うよう農家に要請する。
※2022年05月18日 20:23配信記事
変わったところでは、こんなことが理由で田植えが出来ないケースも。
(前略)ところが石川県野々市市では今、田植えが連休に間に合わない事態が起こっています。
「農薬を使うんですけど、まく時期を間違えていた」
(中略)農薬を使うタイミングを誤ってしまったため、およそ6000箱の苗が生育不良となり、廃棄せざるを得ない状況に。
※2022年5月3日(火) 19:05配信記事
プロの農家さんが、農薬を使うタイミングを間違えるかな、、、汗
一応、いつもとは違うパターンの農薬だったそうですが、それでもう~ん、間違えるのかなあ、、、と思ってしまいましたよ。
これはただの偶然なのか?
こんなにも田植えの時期に重なって起きていますと、本当にただの偶然なのか!?と疑ってしまいます。
これは本当に偶然なんでしょうか。
参考になりそうなものを載せておきますね。
⇒コロナ危機の次は食糧危機|LOUD MINORITY|note
⇒貧乏人は水を飲むな。「水道民営化」を推進するIMF、次のターゲットは日本 | マネーボイス
では、今回はこのへんで。
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