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不思議の国のアリスが狂気じみた話だと思うのはなぜか?地下の出来事

こんにちは。

今回は、「不思議の国のアリスが狂気じみた話だと思うのはなぜか?地下の出来事」というテーマについてです。

 

不思議の国のアリスは、知らない人はいないであろうというくらい有名な物語ですよね。

私も小さい頃に絵本を読んだ記憶があります。

では、その物語の内容を鮮明に覚えている人はどれくらいいるでしょうか?

私は、シンデレラや白雪姫などはわりと鮮明にストーリーを覚えているのに、不思議の国のアリスは思い出そうと思っても、覚えているのは時計を見ながら急いでいる白うさぎと、あとは恐ろしいハートの女王くらいです。

なんていうか、思い出すのを拒否している感じ!?

皆から親しまれている物語なのに、なぜこんなにも怖いと思ってしまうのでしょう(あくまでも個人的な感覚です)。

「不思議の国のアリス」をよくよく調べてみたところ、興味深いところに辿り着きましたので、今回はそのことについてお伝えします。

不思議の国のアリスが狂気じみた話だと思うのはなぜか?

まず、「不思議の国のアリス」のストーリーってどんなだったかなと思って調べてみました。

アリスがお姉さんの膝枕でウトウトしていると、服を着て人間の言葉を話す白いウサギが時間を気にして慌てて走っていく。

白うさぎが気になったアリスは、その白ウサギのあとを追いかけているうちに巣穴に落ちてしまった。

巣穴の奥に広がっていたのは、なんとも奇妙な地下の世界だった。

謎の液体を飲んで体が大きくなったり小さくなったり、ドアノブや花や動物がしゃべったり、そのほかにもたくさんの奇妙なことが。

そしてトランプ王国の女王から理不尽な裁判にかけられ、「首をはねろ!」と何度も言われたり、、、ワケの分からない不思議な世界。

「どうせトランプでしょ、怖くないわ!」とアリスが言うと、ハラハラとトランプが降ってきて、、お姉さんの声で目覚めるアリス。

すべてはアリスの夢なのだった。

大まかに言うとこんなかんじなのですが、ストーリーを改めて見てみて、もう答えが見つかりました。

それは、登場人物がイカレタ人物だらけなのです。

・気が狂っている三月ウサギと帽子屋

・不気味な笑顔と柄のチェシャ猫

・ぶっきらぼうな公爵夫人

・説教じみたアオイモムシ

・ことあるごとに「首をはねろ!」と命令するハートの女王

・女王に忠実でロボットのようなトランプの兵隊

などなど。

そして、アリスが体験する出来事もワケが分からないことばかりで、

・「私を飲んで」と書かれた小瓶が置いてあったり

・体を大きくされて拘束されたり

・体を小さくされて涙の海で溺れさせられたり

・地下の国を治めるハートの女王に「狂ってる」「首をはねろ!」と何度も言われたり

・「狂ったお茶会」で、白うさぎの懐中時計に帽子屋たちがバターやジャムを塗りたくって壊してしまったり

大人になって改めてストーリーを見てみますと、何と言いますか大部分が狂気じみています。

子供の頃はあまり理解力がありませんでしたから、その当時は何となく理解する程度でしたが、それでもやはり自分の中で「怖い」という感覚は覚えていたのかなと思います(でもバターを塗りたくられて懐中時計が壊される場面はまったく記憶にないので、もしかしたら私が読んだ絵本にはその場面はなかったかも、、、とも思いました)。

「白うさぎを追え!」はQアノンの合言葉

Qアノンの合言葉は、「Follow the White Rabbit(白ウサギを追え)」です。

~真実を知りたければ白ウサギを追え~

「不思議の国のアリス」には白うさぎが登場しますね。

アリスは白うさぎを追って巣穴に落ち、地下の世界へと迷い込みました。

まるで何かを象徴しているかのようです。

Qアノンとは(ウィキペディアより)
Qアノンは、アメリカの極右が提唱している根拠のない陰謀論である。
この陰謀論では、世界規模の児童売春組織を運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社が存在し、ドナルド・トランプはその秘密結社と戦っている英雄であるとされている。

この陰謀論で仮定されている秘密結社は、一般的にディープ・ステート(英: deep state、影の政府)やカバール(英: cabal、直訳で「陰謀団」)と呼ばれている。

2017年10月28日、「Qクリアランスの愛国者」(英: Q Clearance Patriot)というハンドルネームのユーザーが画像掲示板の4chanにある/pol/という板に現れ、「嵐の前の静けさ」(英: Calm Before the Storm)というタイトルのスレッドを作成した。
このタイトルは、自身が出席した米軍首脳の会合を「嵐の前の静けさ」と表現したドナルド・トランプによる謎めいた発言を引用したものである。

Qアノンは、2017年12月に初めて主流のマスコミから注目を集め、2018年の初めには、主流派の右翼からの支持も集め始めた。

2017年10月、アメリカのネット掲示板に突如現れた謎の存在「Q」。

トランプ氏が闘っているとされるディープステート(闇の政府)に対しての投稿をして話題となり、徐々に支持者が増えていき、「Anonymous(匿名)」の略称をつけて「Qアノン」と呼ばれるようになりました。

ウィキペディアでは、やたらと「陰謀論」という言葉が目につきましたが、果たしてQアノンの存在やいかに。

「不思議の国のアリス」の作者の不思議な頭の中

不思議の国のアリスの作者であるルイス・キャロルは、イギリスのオックスフォード大学で数学を教える講師・数学者でしたが、同時に詩人でもありました。

ルイス・キャロルは写真を撮ることが趣味だったのですが、その被写体のほとんどは少女のヌードでした。

生理が来た少女には一切興味を示さなくなったと言われるルイス・キャロルは、多くの人から小児性愛者だと噂されたようです。

しかし、少女に手を出したという明らかな証拠はなく、また撮影のほとんどに母親を同行させていたというから驚きです。

母親を同行させていた点については理解不能ですが、小児性愛者は=ロリコンとはわけが違いますからね。

そんなルイス・キャロルには、リデル三姉妹という友達がいました。とても美人な三姉妹です。

まさにその三姉妹が「不思議の国のアリス」のモデルとなった三姉妹であり、実際に次女の名前はアリスだったそうです。

そして、じつは「不思議の国のアリス」にはいくつかの種類があり、『地下の国のアリス』は不思議の国のアリスの練習作だと言われています。

また、『鏡の国のアリス』は不思議の国のアリスの続編で、ディズニー版の「不思議の国のアリス」はそれら2つの作品を合わせたような内容になっているとのことです。

ルイス・キャロルは、もしかしたら次女のアリスに特別な思い入れがあったのかもしれませんね。

ちなみに彼は、生涯童貞だったと言われています。

数学者でもあり詩人でもあったルイス・キャロルの頭の中には、あふれ出るほどの不思議な世界が広がっていたのか。

はたまた、地下の世界に蔓延る何かを知っていたのか。

非常に興味深く感じました。

おわりに

「不思議の国のアリス」のグッズはとっても可愛らしいですよね。

我が家にもケーキ皿がありまして、絵柄がとてもかわいいのでお気に入りの一つとなっています。

しかしながら、物語自体は奇想天外、摩訶不思議。

登場人物も「狂気」を擬人化したような、そんな印象を改めて感じました。

そしてアリスも、私のイメージでは小学校高学年くらいの年齢かなと勝手に思っていたのですが、よくよく物語を見てみますと、喜怒哀楽が激しかったり謎の液体をためらうことなく飲んだり!?

ですので設定は、5~6歳くらいの幼稚園児ほどだったのかなとも思いました。

すべてが理解しがたく、私から言わせてみれば「不思議の国のアリス」ならぬ『不思議の国と不思議なアリス』といったかんじでした。

不思議の世界の舞台が、地下の世界というのも非常に興味深かったです。

皆さんは、どのように感じましたか?

では、今回はこのへんで。

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投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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