こんにちは。
今回は、「三浦春馬基金が支援に変わったのはなぜ?芸能界も経営が大混乱」というテーマについてです。
新型コロナウイルスの感染拡大は衰えることを知らず、むしろその猛威は勢いを増している現状です。
それにより様々な業種が影響を受けており、芸能界におけるエンタメ界も大打撃を受けているようですね。
いつもだったら大規模なコンサートや舞台、イベントなどを定期的に開催できるはずが、軒並み中止や延期になっているのですから、その損失は計り知れないと思われます。
私はもともとコンサートやイベントに行くのが大好きで、都合が合えば県内外問わず出向いていたのですが、コロナが流行ってからはまったくですもんね。
さてそんななか、三浦春馬さんが所属していた事務所が本社機能を地方に移すというニュースがありました。
都心ビルの家賃はかなりお高いでしょうから、少しでも浮かすために移動されるのでしょうかね。
また、三浦春馬さんの四十九日の日、事務所は「三浦春馬基金(仮称)」の設立を発表しましたが、12月の文書では「三浦春馬支援」に名称を変更すると発表しました。
なぜ以前の仮名「三浦春馬基金」から名称を変更したのでしょうか。
気になりましたので、三浦春馬さんの2020年のトータルセールスの状況とともに、色々調べたことをご紹介したいと思います。
もくじ
三浦春馬さんの2020年のトータルセールス状況とランキング
2020年の三浦春馬さんのトータルセールスランキングは39位で、12.2億円となっていました。
取り分は事務所が6、本人が4だと聞きましたので、この情報が本当ならば単純に計算しますと事務所には7.32億円、三浦春馬さんには4.88億円入るということになるのですが、ここからまた手数料だ何だと引かれるのでしょうか。
どちらにせよ、すごい収益ですね。
ランキングには音楽アーティストが多いなか、俳優では星野源さんや木村拓哉さんの次にランクインしていますから、かなり事務所に貢献していると思われます。
ちなみに同じ事務所の同年代の俳優さんや先輩俳優、先輩アーティストなどはランキングには入っていませんでした。
やはり俳優業より音楽アーティストのほうが、CDやグッズの販売ができるので売り上げが見込めるのかもしれませんね。
「三浦春馬基金」が「三浦春馬支援」に変更
所属事務所は、三浦春馬さんの四十九日の時点では「三浦春馬基金(仮称)」を設立するとし、『三浦春馬の活動に関わる弊社の全利益を「困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てる』と公式サイトにて発表しました。
しかし、のち12月21日の文書では、名称が「三浦春馬支援」になることを発表しています。
『三浦春馬に関する弊社の全ての利益は、「三浦春馬支援」と称し、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される注射器や、予防の為のスタッフ用グローブなどの購入、小児病院の運営維持に充てられます』とありました。
また、同じころ掲載されていた記事によりますと、
「三浦春馬支援」は、三浦さんにかんしてアミューズに発生する全ての利益を、ラオ・フレンズ小児病院をはじめ、「Act Against Anything」の活動に充てるもの。まずは、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANを通じ、同小児病院内で使用される注射器などの購入、運営維持に充てると説明。今後も活動の内容は適宜報告するとしています。
とありました。
ん?
ラオ・フレンズ小児病院に対してだけではなく、「Act Against Anything」の活動に充てるものとは??
それは私は知りませんでした。
そこは切り離して考えると言いますか、どこをどこまで使うのかを明確にしておかなければ、「Act Against Anythingのために使っているから」と言えば、何とでもできてしまうのではないでしょうか。
そういった意味でも、三浦春馬さん関連の商品を購入したファンには、どういう形で支援や寄付をしたのかを明確に、1円単位までご報告をお願いしたいものです。
”今後も活動の内容は適宜報告する”とありますから、しっかり定期的にご報告いただけるものだと期待しております。
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANってどんな会社?
三浦春馬支援によって集まったお金は、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANを通じてラオスの病院等に寄付されるそうです。
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANがどんな会社なのか気になったので、調べてみました。
<概要>
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーは、1999年にカンボジアに「アンコール小児病院(AHC)」を開院し、医療・教育・予防を柱とした様々なプロジェクトを行い、これまでにのべ160万人以上の子どもたちを診察・治療してきました。開院から14年目を迎えた2013年1月にAHCが「自立」。AHCへのサポートを続けながら、隣国・ラオスにおいて、AHCの基本理念の3つの活動を柱とし、「すべての患者を自分の子どもと同じように診療する施設」として、2015年2月に「ラオ・フレンズ小児病院」を開院しました。ラオスの子どもたちが安心して健康を託せる病院を目指しています。
<目的>
アジアの恵まれない子供たちの支援を目的としています。適切な医療を受けることが困難なアジアの子どもたちに安心して健康を託せる医療の提供、現地医療スタッフ等への医療教育を通し医療システムの向上を図り、地域に基づいたアウトリーチプログラムを実施し、地域における衛生予防教育に寄与することを目的としています。
ラオスに力を入れているようですね。
また、代表でもある赤尾さんは看護師をされており、アウトリーチ(訪問看護)プログラム部長として、ラオ・フレンズ小児病院で働いています。
赤尾さんの活動レポートも拝読させていただきましたが、現地で本当に尽力しておられ、また現地スタッフも一丸となって頑張っている様子が伺えました。
ラオスはまだ衛生状態が整っておらず、感染症をはじめとした疾患にも見舞われやすい環境なのが現状のようです。
そんなラオスに本当に100%寄付金が行くのなら、私は喜んで三浦春馬さん関連の商品を買いたいと思っているのですが。
ちなみに、寄付は継続的に行う場合は500円から行うことができ、それらの寄付金は
¥1,000:粉ミルク2週間分
¥3,000:ラオスの首都「ビエンチャン」への患者さんのバス往復交通費1人分
¥5,000:手術に使用する麻酔薬1回分
¥10,000:1人の患者さんの入院費2日分
¥30,000:院内薬局の運営費(薬代+スタッフ人件費)1日分
などに充てられるそうです。
このように具体的に記されていますと、寄付する側も「なるほど」と思えるのですが、事務所はなぜ注射器や医療用グローブ、その他運営費などと限局して発表してしまったのでしょうか。
私はかつて病棟勤務をしていたとき、医療物品の発注係をしていたことがありますが、医療用グローブやプラスチックの使い捨て注射器はそこまで高いものではなかった気がします。
兎にも角にも、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANさんは、ホームページを見る限りは良い印象でしたよ。
なぜ「基金」から「支援」に変更したのか?
では、なぜ「三浦春馬基金」から「三浦春馬支援」に名前を変更する必要があったのでしょうか?
ここで、「基金」と「支援」の違いを見てみましょう。
●基金⇒特定の目的のために積立しておく、または準備された手元となる資金。事業の経済的基盤となる財産。資本。
●支援⇒力を貸して助けること、活動の一部を支えること。
「支援」のほうがザックリ、抽象的なかんじがしますね。
また、「基金」に関してですが、公益財団法人『パブリックリソース財団』のホームページによりますと、
Q.普通の寄付と基金では何が違うのか?
普通の寄付は金額の大小に関わらず1年または2年といった短期間に使い切る形で使用されるが、基金の場合は寄付された方の代わりになって、支援する団体での資金に使途や成果を確認しながら、複数年・継続的に資金提供をしていくことが可能。
Q.基金の支援先(助成先)の団体の活動状況は知ることができるか?
基金の寄付者には、活動報告書を毎年お送りします。
支援先(助成先)団体への訪問やヒアリングなどを行い、資金の運用状況を確認いたします。
Q.途中で予期せぬことに資金が使われないか心配です。お金はどのように管理される?
基金は、公益財団法人の特定資産として区分管理しますので、他の寄付金等と明確に区別されています。
また、あらかじめ決められた使途に従って支出し、毎年寄付者には基金の活用状況と残高についてご報告します。
とありました。
基金の場合は、活動報告書や基金の活用状況などが、財団から毎年寄付者に送られてくるようですね。
また、予期せぬことに使われることがないよう、ほかの寄付金と明確に区別もされるようです。
しっかり管理されている印象を受けましたよ。
一方、「支援」はどうでしょうか。
支援に関する報告義務等を調べてみたのですが、私が調べた限りは載っていませんでした。
「三浦春馬基金」から「三浦春馬支援」に変更した意図、あなたはどのようにお考えになりますか?
コロナで芸能界も経営が大混乱!?
冒頭でもお伝えしましたが、現在コロナの影響を受けて芸能界をはじめとするエンタメ界でも、かなりの大打撃を受けているようですね。
とても大変なことだとお察しします。
また、これはコロナだけが原因ではなく、三浦春馬さんの訃報をきっかけにファンや一般市民がどんどん覚醒し、色々なことを知ってしまったことで、急激なテレビ離れやエンタメ離れが起きていることも一因していると思いました。
かくいう私もその一人でして、今までは朝から晩までテレビを付け、ドラマやバラエティー番組は録画してまで楽しんでいたのに、今ではテレビそのものを付けなくなり、ドラマもまったく観なくなりました。
今はコロナでコンサートにも行けていない状態ですが、この先コロナが落ち着いても以前のようなワクワクとした気持ちにはなれそうにもありませんから、もしかしたらもう二度とコンサートなどにも行かないかもしれません。
自分の心境がこんなにも180度変わるとは、去年の今頃は思ってもいませんでしたよ。あんなに大好きだったのにびっくりです。
ちょっと寂しい気もしますが、真実が知れて良かったとも思っています。
おわりに
これから「三浦春馬支援」は、どのような形で歩み始めるのでしょうか。
「支援」は「基金」ほど明確な報告義務がないのかもしれませんが、しかしファンとしてはそれでは納得がいきませんから、定期的に細かく報告をしていただきたいですね。
その支援が100%ラオスに使われ、ラオスの子供たちが本当に幸せになるのなら、三浦春馬さんも分かってくださると思います。
どうか、クリーンな支援をよろしくお願いいたします。
本音を言えば、生前病的なまでに激やせしていた三浦春馬さんを、手厚く「支援」していただきたかったです。
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