こんにちは!
今回は、「チャタテムシ対策にはアルコールが有効?発生原因や予防策についても」というテーマについてです。
「チャタテムシ」という虫をご存じでしょうか?
チャタテムシは、通称「湿気虫」とも呼ばれており、たいていの家庭に住み着いているといわれている、気分の悪い害虫です。
今回は、チャタテムシの発生原因や予防策、またアルコールが有効かについてもご紹介したいと思います。
もくじ
【チャタテムシの発生原因は?】
チャタテムシは、「湿気虫」と言われるだけあって、湿気が多く暗い場所を好む性質があります。
特に湿気が多くなる梅雨から秋にかけては、チャタテムシが大量に発生する可能性が高いので要注意です。
畳の下は意外にも湿気が溜まりやすい場所ですので、チャタテムシが大好きな場所の1つであり、大量に発生しやすい場所なのです。
チャタテムシは、湿気によって発生したカビや人間のフケやアカや酵母を主に餌としていますので、ジメジメしていてなおかつ掃除が行き届いていない家庭では、より大量発生する恐れがあるといえます。
【チャタテムシの発生場所は?】
チャタテムシが生息している場所は、主に
・畳の下
・古本が収納されている本棚
・シンク下や洗面所などの水回り
・ダンボール
・小麦粉、ホットケーキミックス粉、片栗粉などの粉物
・そうめん、パスタなどの乾麺
・乾燥シイタケ、煮干し、お茶葉などの乾物
などに多く発生します。
【チャタテムシによる被害は?】
チャタテムシは、人間に直接危害を与えることはしないのですが、チャタテムシが大量に発生している食品を誤って食べてしまいますと、アレルギーを引き起こしてしまう場合があります。
さらには、チャタテムシを餌にダニも集まってしまいますので、ダニの死骸や糞などが原因でアレルギーを引き起こすケースもあるのです。
そのようなアレルギーを発症しないためにも、チャタテムシを発生させない対策を取る必要があるといえますね。
https://twitter.com/uta_31/status/694441954344472576
【チャタテムシの退治・予防対策】
チャタテムシの退治・予防対策は、アルコールが有効です。
以下に対策を挙げましたので、よろしかったら参考になさってみてください。
①畳をアルコールで拭く
アルコールを使って、畳に発生したチャタテムシを退治する方法です。
①畳にカビが生えている場合は、カビをブラシやたわし等でこすって、できる限りこすり落とします。このとき、舞い上がったカビを吸い込んだり手が荒れたりしないように、マスクと手袋を着用することをおすすめします。
②スプレーボトルや霧吹きにアルコールを入れ、畳全体に吹きかける。畳がアルコールで少し濡れた状態になるまで散布してください。
③その後、畳をしっかり乾かしたあと乾拭きを行います。
②乾燥させてカビの発生を防ぐ
チャタテムシは湿気が多く暗い場所が大好きで、カビを餌にして生息しています。
ですから、カビを発生させないことがチャタテムシを大量発生させないことにもつながるのです。
対策としては、
・部屋の換気を定期的に行う。
・押し入れやクローゼット、シンクの下などの普段締め切っている扉も開けて換気する。
・扇風機やエアコンの「ドライ」を上手く活用する。
・窓の結露はまめに拭き取る。
③乾物や粉物食品の保管方法を変える
チャタテムシは、乾物や粉物食品にも発生しやすいので、それらの食品はタッパや瓶に入れて密封するか、または冷蔵庫に入れて保管すると良いでしょう。
加えて、乾燥材の使用も効果的です。
④忌避剤を使用する
市販の忌避剤を使って、チャタテムシを退治&寄せ付けない方法です。
天然由来忌避スプレー ヒバウッドは、TVショッピングでも大好評だった商品で、業務用10年以上の実績を誇るスプレーがついに家庭用として登場しました。
一年中使用可能で、一度スプレーすれば約3か月間効果が持続するという優れものです。
屋外はもちろんのこと、網戸・窓ガラス・キッチン・お風呂・畳・布団・衣類・カーペット・ソファー・ぬいぐるみ等、じつにたくさんの場所で使用することができます。
また、対象となる害虫はチャタテムシのほかにも、
・カメムシ
・タカラダニ
・ユスリカ
・チョウバエ
・ガ
・アブ
・クモ
・アリ
・ヤスデ
など様々な害虫が対象となっていますから、1本持っておくと安心かと思います。
個人的には、カメムシに使いたいです^^
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【チャタテムシの特徴】
そもそもチャタテムシとは、どのような特徴を持った害虫なのでしょうか?
チャタテムシは世界中に生息しており、その種類は2000種類以上も存在しています。
日本で知られるチャタテムシは、約10種類のみとなっているのですが、なかでも代表的なのが「ヒラタチャタテ」という種類になります。
ちなみに、「チャタテムシ」の名前の由来は、チャタテムシの一種である「スカシチャタテ」の出す音が、茶道で使われる茶筅(ちゃせん)でお茶を立てるときの音に似ていたことから名付けられたといいます。
特徴
●体長:約1~2mmほど
●体の色:褐色~淡褐色。翅は持っていない
●分布:日本全国
●発生時期:夏~秋にかけて
●餌:湿気によって発生したカビ、乾燥食品など。
●産卵:ヒラタチャタテの場合、成虫となって1~4日後に産卵を始める。1日1~2個ずつ産卵し、死ぬまでの間に1匹あたり100個以上産卵する。
産卵した卵は1~2週間で孵化し、20日ほどで成虫となる。
●寿命:好条件の環境で生息していた場合、成虫の寿命は160日以上
●その他:体と比べて頭が大きく、ヒラタチャタテの場合はお尻の部分になる後腿節が平たく広がっている。
よくダニやシラミと間違われることがある。
おわりに
チャタテムシは、実家にいたころに古い本を開いたところ、ページに小さい虫が挟まっていました。
そのときはつまんでゴミ箱に捨てたのですが、あれはチャタテムシだったに違いありません。
毒を持っていたり刺したりすることはないにせよ、小さな虫が大量に発生するのは気味が悪いですし、アレルギー症状を引き起こす原因にもなってしまいますから、やはりチャタテムシは寄せ付けないに越したことはありませんね。
アルコールで対策できますから、予防も兼ねて畳などを拭くと良いかと思います。
では、今回はこのへんで。
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