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便所コオロギ(カマドウマ)はどこから侵入する?特性と予防対策5選

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今回は、「便所コオロギ(カマドウマ)はどこから侵入する?特性と予防対策まとめ」というテーマについてです。

 

便所コオロギ(カマドウマ)は、よく実家のトイレで遭遇しました。

静まり返った夜のトイレで出くわした時には、全身鳥肌で心臓が止まるほどびっくりしたものです。

変に刺激してしまうと、恐ろしいほど飛び跳ねるのも恐怖ですよね。

そんな便所コオロギは、一体どこから侵入してくるのでしょうか?

また、できることなら寄せ付けないようにして出会わないようにしたいものですね。

そこで今回は、便所コオロギ(カマドウマ)の特徴や侵入経路、予防対策などについてくわしく解説します。

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便所コオロギ(カマドウマ)はどこから侵入するのか?

便所コオロギは身を隠せる閉所や暗所、狭所、または湿気の多い場所を好むため、普段は木の根間や洞穴、岩の割れ目などに生息していますが、ときとして民家にも侵入してきます。

主な侵入経路ですが、以下の場所が挙げられます。

・外や床下と繋がっている配管・ホースの隙間

・エアコンのダクトを伝って

・換気扇

・玄関や窓の隙間

・通風口

・床下収納

・壁のひび割れ

・床と壁の隙間

・天井の隙間

など、便所コオロギは小さな隙間があれば、どこからでも侵入が可能です。

とくに、湿気があってジメジメしたトイレや洗面所、風呂場などの水回りには注意が必要です。

また、便所コオロギは夜行性ですので、昼間は暗い場所でじっとしており、夜になると活動を始めます。

夜のトイレや風呂場などで多く見かけるのはそのためです。

そもそも便所コオロギ(カマドウマ)とは?特性

そもそも便所コオロギとは、どんな特徴を持った生き物なんでしょうか?

便所コオロギは、正式名称を「カマドウマ」といい、バッタ目・カマドウマ科に分類されている昆虫です。

昔の日本では、竈(かまど)の近くでよく見かけたことと、飛び跳ねるさまが馬を連想させることから、かまど+うま=カマドウマと名付けられたといいます。

ほかには、トイレで見かけることも多いことから、別名「便所コオロギ」とも呼ばれるようになりました。

しかし、便所コオロギはトイレだけでなく、洗面所や風呂場など色々な場所に出現します。

生態

 

便所コオロギの体長は、オス約18.5~21.5mm、メス約12.0~23.0mmで、茶色とベージュのまだら又は縞模様をしています。

メスは長い産卵管を持っており、それを土に刺して土の中に卵を産み付けます。

便所コオロギのライフサイクルとしては、

・3月後半~⇒本格的に活動を開始する

・7月~8月後半くらいまで⇒活動期のピーク

・9月~10月⇒メスが産卵する

・11月頃⇒卵が孵化する

・12月以降⇒幼虫の姿のまま越冬する(脱皮を7~8回程度繰り返す)

ライフサイクルを見ると分かるように、便所コオロギはほぼ一年中姿を現す昆虫ですが、活動期のピークである夏に最も見かけることが多くなるといえます。

寿命は約2年で意外と短命ですが、寒さには強く幼虫の姿で越冬できるのが特徴です。

また、便所コオロギは翅を持っていないため、飛ぶことはできません。

しかし、跳躍力はすさまじいものがあり、壁に勢いよく激突して死んでしまうこともあるといいます。

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便所コオロギ(カマドウマ)は害虫?

便所コオロギ(カマドウマ)は人を噛んだり刺したりすることはなく、また農作物を食害するようなこともしません。

ですから、「衛生害虫」や「農業害虫」には当てはまらないといえます。

しかし、見た目の色や形が不快で、またジメジメした暗い場所に出現する「便所コオロギ」は、その異名を持つだけあって人間に不快感を与えてしまいます。

そういったことから、便所コオロギは「不快害虫」に当てはまるのです。

ゲジゲジと同じく、気の毒といえば気の毒ですね。

便所コオロギ(カマドウマ)の予防対策

① 水回りをしっかり乾燥させ、湿気をためない

便所コオロギは湿気の多いジメジメした場所を好みます。

とくに水回りはこまめに換気して空気の通りを良くし、できるだけ乾燥した状態を保ちましょう。

風が抜けにくい場所では、扇風機やエアコンのドライ機能を活用するのも有効です。

② 侵入経路をしっかり塞ぐ

便所コオロギは、風呂場や洗面所の排水溝、換気扇、床下につながるホース、エアコンのダクトなどから侵入することがあります。

これらの開口部にネットをかぶせたり、窓やドアのわずかな隙間を「隙間テープ」で閉じておくと効果的です。

外壁のひび割れなど外部の隙間にはパテを使って埋める方法もあります。

さらに、キッチンや洗面所の排水口は使用後に栓をしておくと、侵入をより防ぎやすくなります。

③ 餌になるものを放置せず、室内を清潔に保つ

便所コオロギは強い雑食性をもち、人の食べ残しから小さな虫、落ち葉、腐植物に至るまでさまざまなものを餌にします。

そのため、生ごみを放置したり掃除を怠っていると虫が増え、便所コオロギにとって居心地の良い環境となってしまいます。

室内はこまめに掃除し、生ごみはため込まないこと。

排水溝の汚れはキッチンハイターなどの漂白剤で定期的に落とし、ヘドロがたまらないようにしましょう。

④ 家の周りの排水溝を掃除し、落ち葉を片付ける

③の延長ですが、便所コオロギは落ち葉や腐った植物も餌とするため、家の周囲の環境整備も欠かせません。

庭や家の周りの落ち葉、溝にたまったゴミをこまめに取り除き、発生源となる場所を減らしておきましょう。

⑤ 外周りの照明や環境を見直し、虫全体を寄せ付けない工夫をする

便所コオロギは夜行性で、外灯や室内の光に引き寄せられて家の近くまで来ることがあります。

そのため、家周りに虫が集まりにくい環境をつくることも大切です。

  • 玄関灯や外灯を「虫が寄りにくい黄色系LED」に変える

  • 夜間の窓の開閉を控え、カーテンをしっかり閉めて光漏れを防ぐ

  • 庭木や草を伸ばしっぱなしにせず、湿気がこもる場所を減らす

  • 物置の下やブロック塀の隙間など、潜みやすい場所を整理する

こうした工夫により、便所コオロギを家の周囲に寄せ付けにくくなり、室内への侵入予防にもつながります。

 

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おわりに

私は実家のトイレで嫌というほど便所コオロギに出くわしましたので、今でもトラウマがあります。

親は素手でつかんで外に出していましたが、私にはそのようなことは到底できません。

自分の家では一度も遭遇していませんが、雑食性であることと少しの隙間からでも侵入が可能だということですので、出くわさないためにも掃除や換気を徹底して予防をしたいと思います。

投稿者プロフィール
ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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