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夏至の食べ物は冬瓜なの?理由やその他の食べ物も詳しくご紹介!

こんにちは!

今回は、「夏至の食べ物は冬瓜なの?理由やその他の食べ物も詳しくご紹介!」というテーマです。

 

夏至(げし)という言葉は、たいていの方なら聞いたことがあるかと思います。

しかし、夏至について詳しく知っているかというと、そこまで知らないかも!?

じつは、夏至には冬瓜を食べる風習があるんですよ。

なぜ冬瓜を食べるようになったんでしょうか?

また、地域によっては冬瓜以外を食べるところもあるんです。

そこで今回は、夏至についてのおさらいと、冬瓜を食べる理由やその他の食べ物についてくわしくお伝えしたいと思います。

そもそ夏至とは?

はじめに、夏至のおさらいを簡単にしておきましょう。

日本には、「二十四節気」という一年間を24分割し、それぞれに季節を表す名称を付けたものがあります。

夏至はその第10番目にあたります。

時期としては毎年6月21日前後のことをいい、年によっては多少前後します。

・2021年は6月21日(月)

・2022年は6月21日(火)

・2023年は6月21日(水)

・2024年は6月21日(金)

しばらく数年は、6月21日のようですね。

この日は北半球において太陽が一番高い位置になり、日の出から日没までの時間が一番長い日となります。

夏至の日を境に、本格的に夏が到来すると言われているんですよ。

夏至には冬瓜を食べる?

冬至にカボチャを食べるというのは、けっこう知られていると思うんですが、では夏至に食べるべき食べ物とは一体どんなものがあるんでしょうか?

じつは夏至には、とくに決まった食べ物はないんです。

日本は、昭和30年頃までは6月後半からの田植えが一般的でした。

ですので、夏至の時期は田植えが忙しい時期にあたるため、とくに農家では夏至を感じながらゆっくりと食べ物を食べる余裕がなかったのです。

そのため、夏至の日にこれを食べる!という風習が浸透しにくかったのではないか、といわれています。

しかし、浸透はしていませんが夏至には「冬瓜」を食べる風習があるんですよ。

名前からして冬の野菜のように感じますが、冬瓜はれっきとした夏野菜です。

冬瓜には水分が多く含まれており体を冷やす効果があるため、夏至の暑い時期には最適な食べ物です。

冬至のときに食べるカボチャほどは浸透していませんが、夏至には冬瓜を食べるという風習があったんですね。

昔の人たちは、忙しい田植えの時期が過ぎたあと、つまり夏至のあとに冬瓜を食べることがあったんですよ。

冬瓜以外の食べ物は?

一部の地域では、冬瓜以外の風習が残っているところもあります。

下記に、主なものを挙げてみました。

<関東⇒新小麦の焼き餅>

当時関東地方では二毛作の農家が多く、夏至の時期には新小麦が収穫されておりました。

したがって、夏至のころ収穫した新小麦を使って小麦餅を作り、豊作祈願をして食べていたことが始まりです。

<愛知県の一部⇒無花果(イチジク)田楽>

愛知県では、イチジクを田楽にして食べる地域があります。

ちなみに愛知県は、イチジクの生産量が全国1位なんですよ。

イチジクは不老長寿の食べ物と言われており、食物繊維やカリウム・カルシウムといった栄養素が豊富に含まれています。

<福井県大野市⇒焼き鯖>

福井県大野市では、焼き鯖を食べる風習があります。

これは大野藩のお殿様が、田植えで疲れている民を元気づけるために、焼き鯖を食べることをすすめたことが始まりなんですよ。

<大阪府⇒タコ(夏至から半夏生まで)>

関西の人々は、タコの足が8本伸びていることにちなんで、稲が四方八方に根付きますように、またタコの吸盤のように稲穂がよく実るようにと豊作祈願をして、タコを食べるようになったといわれています。

<四国⇒うどん>

四国では「半夏半作」と言って、半夏生の日までに田植えを終わらせないと収穫量が大幅に減ってしまうんだと、農家の人々は必死に農作業をこなしました。

そして、半夏生までに農作業のすべてを終わらせ、その後少しゆっくりする時間を取ったんです。

当時からうどんを食べて、体力を養っていたのでしょうね。

<島根県、熊本県の各郡⇒小麦団子、小麦まんじゅう>

島根県や熊本県の各郡では、小麦団子や小麦まんじゅうを食べる風習があります。

こちらも豊作を願って始まったといわれています。

 

ほかにも、

・京都府⇒水無月という和菓子

・奈良県、和歌山県⇒もち米と小麦を同量合わせ、きな粉をまぶした小麦餅

・三重県⇒ミョウガ

などがあります。

その地域によって、全然違いますね。

それぞれの思いが込められていたのだと思われます。

ちなみにスウェーデンでは夏至のお祭りを開催して、ニシンの酢漬けと茹でたじゃがいもを食べるですよ。

外国でも夏至のお祭りをするんですね!

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おわりに

夏至は冬至ほど食べ物は浸透しておらず、しかし冬瓜を食べる風習があるということが分かりました。

また、地域によってもその食べ物はじつに様々であることも分かりましたね。

冬瓜はあまり買ったことがないんですが、スープに入れたり餡かけにすると美味しいですよね^^

今年の夏至からは、冬瓜を食べようかなと思いましたよ。

あなたも思い出したら、ぜひ夏至に冬瓜を食べてみてくださいね。

では今回はこのへんで。

投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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