豆知識

断水した時のトイレの流し方5手順!詰まり防止策も

「断水した時のトイレの流し方って、どうすればいいの?」

突然の災害やトラブルで水が止まった時、トイレが使えないのはとても困ります。

流さずにいると臭いや不衛生な状態になり、家族みんなが不快な思いをしますよね。

しかし、間違った流し方をしてしまうと排水管が詰まり修理費用がかさんだり、逆流して家中が汚水で溢れる危険もあります。

そこで今回の記事では「断水した時のトイレ流し方5手順」と「詰まりを防ぐコツ」を中心に、事前にできる水の備え方まで詳しく解説します。

災害に備えて知っておくことで、いざという時に慌てず家族を守れます。

最後まで読んで、正しい対処法と備え方を学びましょう。

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断水した時のトイレ確認方法

排水管破損や詰まりを調べる

断水時にトイレを流す前に大切なのは、排水管や下水道が壊れていないかを調べることです。

排水管に異常があると、無理に流した時に水や汚物が逆流して室内に溢れる危険があります。

以下の手順でチェックしましょう。

  • 道路や敷地に大きな亀裂や陥没がないか確認する

  • マンホールが浮き上がっている場合は、下水道が損傷している可能性が高い

  • 自治体の広報で「トイレを流さないように」という指示が出ていないか調べる

  • トイレに少量の水を流してみて、流れ方が普段と違わないかチェックする

排水管は見た目だけでは壊れているか分かりません。

流した水がゴボゴボ音を立てたり、排水が遅いと感じたら、流さずに災害用トイレを使用しましょう。

断水時トイレに水を流せる条件

見た目と音の変化に注意

トイレに水を流してよいのは「排水管が無事で下水も問題ない」と判断できる場合だけです。

判断基準としては、以下のようなポイントがあります。

  • 便器の中の水位や流れ方が普段と同じ

  • トイレ周辺や床下から水漏れ音や異臭がない

  • マンホールや排水口に異常が見当たらない

断水時は排水管や下水道も壊れていることがあります。

地震や大雨のあとなどは、目立った損傷がなくても内部で破損しているケースが多いです。

少しでも異変を感じた場合は、流さずに災害用トイレを活用するほうが安心です。

断水時のトイレの流し方5手順

バケツで水を便器に流す

排水管に問題がないと確認できたら、以下の流し方を実践しましょう。

正しい方法を守ることで詰まりや逆流を防げます。

  1. バケツに3~4リットルの水を汲む

  2. 便器に直接、勢いよく水を流し込む

  3. 水が少ないと汚物が停滞するので、2~3回に1度は多めの水を流す

  4. 床が濡れないよう、新聞紙や雑巾を便器の周りに敷く

  5. 汚水が跳ねないよう、低めの位置からゆっくり流し込み、最後だけ勢いをつける

特にポイントは「タンクに水を入れて流す」のではなく、「バケツで便器へ直接流し込む」ことです。

タンク式だと配管の詰まりを見逃しやすく、トラブルを招きやすくなります。

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断水時に使う災害用トイレのメリット

流せない時の便利アイテム

災害で断水している時に排水管が壊れていれば、無理に流すのは危険です。

そこで便利なのが災害用トイレです。

災害用トイレは、

  • 洋式トイレの便座に袋をかぶせて使える

  • 凝固剤を使い、水を使わず処理できる

  • 家の中で安全に排泄できるので、夜間や雨の日も安心

  • 匂いや雑菌の拡散を抑えられる

排水管に不安がある時、または下水道が使えないと自治体から案内された場合は、すぐに災害用トイレを使用しましょう。

事前に家族分を備蓄しておくと心強いです。

おすすめは、【防災士推奨】PYKES PEAKの簡易トイレです
15年保存可能
✅ 凝固剤入りで水不要
✅ 防災チェックリスト付き
いざという時のために、備蓄しておきましょう👇

断水時お風呂の水を流すのはNG 理由は?

髪の毛などで詰まる恐れ

「お風呂の水が残っているからトイレに使おう」と考える方も多いです。

しかし、これは危険です。理由は、

  • お風呂には髪の毛や細かいゴミが多く含まれる

  • タンクや排水管に絡まり、詰まりや故障の原因になる

  • 詰まった場合、業者に依頼し高額な修理費用がかかる可能性がある

特に地震直後は下水道も傷んでいることが多く、流してはいけないタイミングを見極めるのが難しいです。

迷った時は、災害用トイレを使う選択を優先しましょう。

断水に備え水を溜める工夫

雨水やお風呂水の活用法

災害時に備えて、日頃から水を溜めておくことも大切です。

トイレ用の水を確保する方法を紹介します。

  • 雨水タンクやポリタンクを設置して、雨水を貯めておく

  • 地震直後などに浴槽へ水を張り、生活用水を確保する

  • やむを得ずお風呂の残り湯を使う場合は、髪の毛やゴミを茶こしやネットで取り除いてから使用する(但し自己責任)

  • 飲料用の水と生活用水を区別して備蓄し、間違えて飲まないようにする

浴槽の残り水をタンクに直接流すと部品が詰まる恐れがあります。

バケツで便器に直接流す方法を徹底しましょう。

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【まとめ】

断水時のトイレは、流せる条件をよく確認しないと詰まりや逆流で大変な事態になります。

流せると判断できた場合も、バケツで便器へ直接水を流し込む方法を守りましょう。

事前に雨水等を溜めておく工夫も有効です。

ただし流せない場合も想定し、簡易トイレを用意しておくと安心できます。

我が家も万が一に備えていますよ。

備えは家族を守る力です。早めに行動しましょう。


 

投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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