世の中のこと

税金の使い道をチェック!私たちの税金はどこへ行くのか

「私たちの税金は、いったい何に使われているの?」

そう感じたことはありませんか?

働いて得たお金から引かれる税金。

消費をしても課税され、知らず知らずのうちに、毎日の暮らしの中でたくさんの税金を払っています。

しかし、その行き先や使い道を具体的に知る機会は意外と少ないものです。

実は、税金はさまざまな公共サービスに使われています。

ですが一方で、「無駄遣いでは?」と疑問の声があがる事業もあります。

そこで今回の記事では、「税金の使い道」に関する基本的な仕組みや予算の内訳、無駄遣いの指摘が出た例、そして私たちが自分で使い道をチェックする方法までを、わかりやすく紹介します。

ご覧になることで、税金に対する理解が深まり、自分たちの暮らしとどうつながっているのかが見えてきます。

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税金の使い道はどこ?基本の仕組み

税金は「国・都道府県・市町村」で使い分け

税金は、すべてが国に集められて使われるわけではありません。

種類によって、国・都道府県・市区町村の3つに分けられ、それぞれが違った役割で使っています。

たとえば、

  • :年金、医療、国防、外交など広い範囲の仕事
  • 都道府県:高校や警察、病院の整備など
  • 市区町村:ごみ収集、小中学校、保育所、福祉サービスなど

このように、税金は身近なサービスから国家の運営まで、幅広く使われています。

身近な公共サービスに使われている

普段の生活で「無料」だと思っているものも、実は税金でまかなわれています。

たとえば、

  • 公立学校の授業や給食
  • 救急車や消防車の出動
  • 公園の整備や清掃
  • 図書館の本や運営費

こういったサービスは、すべて税金があってこそ成り立っているのです。

日本の税金はどう配分されている?

令和版・国の予算の内訳を紹介

日本の国の予算は毎年発表されており、2024年度の一般会計予算は約112兆5717億円です。

主な使い道は以下のとおりです。

  • 社会保障費:約37兆7千億円(年金・医療・介護など)
  • 国債の返済と利息:約27兆円(過去の借金の返済)
  • 地方交付税交付金:約17兆9千億円
  • 防衛費:約7兆9千億円
  • 物価高・賃上げ対策予備費:1兆円
  • 一般予備費:1兆円

特に多いのは年金や介護、医療といった「社会保障」で、37兆7193億円で過去最大となりました。

社会保障・借金返済が中心

このように、国の税金の多くは、

  • 高齢化社会に対応するための社会保障費
  • 過去に発行した国債の返済

に使われています。

つまり、私たちの生活を守るために不可欠な分野に集中しているのです。

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私たちが払っている税金の種類

所得税・住民税・消費税などの違い

日本でよく耳にする税金には、次のようなものがあります。

  • 所得税:給料などの収入にかかる税金(国)
  • 住民税:住んでいる地域に支払う税金(地方)
  • 消費税:買い物をするときにかかる税金(国と地方で分配)
  • 固定資産税:土地や建物を持っている人が払う税金(市町村)

どの税金も、私たちの生活に密接に関わっています。

どんな税金がどこに入るのか

税金の種類によって、入る先が違います。

  • 所得税 → 国
  • 住民税 → 都道府県と市区町村
  • 消費税 → 国が8%、地方が2.2%(10%のうち)

このように、支払った税金がどこに分配されているかを知ると、各自治体がどんな事業に取り組んでいるかも見えてきます。

税金の使い方に無駄はある?

「無駄遣い」と言われる理由とは

多くの人が疑問に思うのが、「税金が本当に必要なことに使われているのか?」という点です。

無駄遣いとされる理由には、

  • 事業の成果が見えにくい
  • 説明不足で納得できない
  • 一部の人のためだけに使われている印象

といった問題があります。

過去の炎上例や批判された事業

過去には以下のような事業が批判を受けました。

  • 巨額の費用をかけた箱モノ施設(使われずに廃止)
  • 海外の人向けパンフレットに高額支出
  • 補助金が特定団体に集中していた

こうした例を見ると、「もっと別のことに使ってほしい」という気持ちが湧くのも無理はありません。

実際に、宮内庁の職員が「天皇ご一家の生活費」に使われる内廷費を横領していたという事件も話題になりました。
税金の使い方への不信感が高まる中、その詳細を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
👉 天皇ご一家の生活費が横領された!? 内廷費とは何かを徹底解説

私たちにできる税金チェックの方法

予算書や決算書はネットで見られる

実は、国や都道府県、市町村が作成した予算書・決算書は、公式サイトなどで公開されています。

誰でも無料で閲覧できます。

たとえば、

  • 内閣府「予算のポイント」
  • 総務省「自治体財政状況一覧」
  • 各市区町村の広報誌やホームページ

これらを見れば、自分の住んでいる地域や国が何にお金を使っているかが分かります。

「政治に関心を持つ」ことが第一歩

税金の使い道を良くするには、私たち一人ひとりが関心を持つことが大切です。

  • 選挙で投票する
  • 議員や自治体に意見を送る
  • SNSで情報をシェアする

こういった行動が、少しずつ世の中を良くしていく力になります。

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【まとめ】

税金の使い道は、決して他人事ではありません。

  • 税金は国や地方に分かれて使われている
  • 公共サービスや社会保障に多くが使われる
  • 中には無駄だと感じる事業もある
  • 誰でも予算の使い道を確認できる
  • 関心を持ち続けることが大事

毎日の生活の中で当たり前に使っているサービスも、すべて税金によって支えられています。

だからこそ、その使われ方を正しく知り、考えることが、私たちにできる第一歩なのではないでしょうか。

 

投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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