「メタンガスの毒性や人体への影響は本当に大丈夫?」
——万博の開幕を心待ちにしていた方々の間で、こんな声が広がっています。
実は、2025年4月、大阪・関西万博会場で基準値を超えるメタンガスが検出されたというニュースが報じられました。
無色でにおいのないメタンガスは、普段の生活では意識されにくい存在ですが、ある条件がそろうと私たちの命にかかわる危険もあります。
特に子どもや高齢者がいるご家庭では、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、メタンガスの基礎知識から具体的なリスク、対策方法までを丁寧に解説していきます。
これを読めば、会場での安全確認や、ご自身とご家族を守るための行動がわかるようになります。
ぜひ最後までお読みください。
もくじ
メタンガスとは?無色でにおいもないガス
メタンガスとは、自然界に存在する無色・無臭のガスで、主に天然ガスの成分のひとつです。
人の目や鼻では気づけないため、知らぬ間に体へ影響を及ぼすこともあります。
ほかにも、メタンガスの性質や特徴は以下の通りです。
- メタンガスは空気より軽く、建物の天井付近にたまりやすい性質があります
- 無色・無臭のため、気づいたときには濃度が高くなっていることもあります
- 可燃性が高く、着火すると火災や爆発の原因にもなります
- 理研計器株式会社などの発表によると、メタンは空気の約0.55倍の重さです
- 発火温度は約537℃で、たばこや機械の火花でも着火する恐れがあります
過去には、地下鉄の工事現場や埋立地などでメタンガスが検出され、事故につながったケースがあります。
メタンガスの毒性と人体への影響
メタンガスは一見「毒性が低い」と言われますが、それでも安心はできません。
特に密閉空間や換気が悪い場所では、酸素の濃度が下がり、思わぬ体調不良を引き起こすことがあります。
- メタン自体に強い毒性はありませんが、空気中の酸素を減らす性質があります
- 酸素が足りなくなると、私たちの体は正常に働かなくなります
東京ガスケミカルによると、酸欠状態では以下のような症状が出るとされています:
- 頭が重い、ふらつく
- 息苦しさ
- 意識がぼんやりする
- 最悪の場合、命の危険も
特に小さなお子さんや高齢者、呼吸器に弱い方は影響を受けやすいため注意が必要です。
過去には農業用の地下倉庫で酸欠事故が起きた例もあります。
メタンガス 万博直前に知るべき危険
メタンガスは「においもないし毒も少ないから大丈夫」と思われがちですが、実は爆発の危険があることをご存じでしょうか?
- 一定の濃度になると、空気中で爆発性の混合気体を作ります
- 火花や電気スイッチなど、ちょっとした着火源で発火する可能性があります
- eg.aktio.co.jpの資料によると、メタンは空気中で5.0~15.0%の濃度になると爆発します
- その範囲内で火花が生じれば、大規模な事故につながる危険もあります
かつてイギリスの炭鉱でメタンガスの爆発が起こり、多数の死傷者を出した事故がありました。
また、日本国内でも、工場や建設現場でメタンガスが引火し火災が起きた例があります。
万博会場でのメタンガス検出の経緯
2025年4月、万博会場で基準値を超えるメタンガスが検出されました。
開幕を目前に控えたこの時期に、来場予定の方々は不安を感じています。
- 開幕1週間前、会場の一部区域で基準値を超える濃度のメタンガスが検出
- 運営側は換気設備の追加設置など、緊急対策を発表しました
世間の声(Yahoo!コメントより抜粋)
- 「子どもを連れて行く予定だけど、安全なのか不安」
- 「無臭のガスって気づけないから怖い」
- 「ちゃんと調査して、安全確認してから行きたい」
- 「換気だけで本当に大丈夫なの?」
対応状況
運営は安全対策として以下を実施中です。
- 換気装置の追加
- 定期的な濃度測定
- 一部エリアの立ち入り制限
大阪・関西万博は安全?来場前にできる5つの対策
では、大阪・関西万博に行く予定の私たちにできることは何でしょうか?
以下の5つの行動を心がけることで、安心してイベントを楽しめます。
① 体調の変化にすぐ気づく
- 体調不良を感じたら、すぐに避難して様子を見る
② 室内では換気の有無を確認
- 屋内展示ブースでは、窓や換気扇があるかをチェック
③ 小さな子どもは大人が常に見守る
- 普段と違う様子ではないか、常に見守る
④ 長時間の滞在を避ける
- 混雑している場所では、無理せず休憩を取ったり長居をしない
⑤ 安全情報をこまめにチェック
- 万博公式サイトや会場案内にある安全情報を確認
まとめ:メタンガスの影響を知って安全に楽しもう
メタンガスは普段あまり意識されない存在ですが、正しい知識を持っていれば恐れる必要はありません。
毒性は低くても、酸欠や爆発といったリスクは確かに存在します。
大切なのは「知らなかった」で済ませず、「知って備える」ことです。
特にお子さま連れの方や、体調に不安のある方は、今回ご紹介したポイントを意識して、安全に万博を楽しんでいただければと思います。
知識は、あなたと家族を守る一番の道具です。
投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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