こんにちは。
今回は、「三重県松阪市が条件付きで救急車有料へ?呼吸止まっても入院にならなかった話」というテーマについてです。
三重県松阪市は、救急車で搬送されても入院に至らなかった場合、7700円を徴収すると発表しました。
年々、救急車の出動件数が増加するなか、こうした緊急性のない出動要請や消防に関係のない「不要不急の通報」が負担となっています。
しかし、例えば「食べ物などを喉に詰まらせて救急搬送され入院には至らなかったが、緊急性が高かった場合」などは、医師の判断で徴収の対象外になるとのことです。
昔から救急車をタクシー代わりに呼ぶ人が問題になってはいましたが、最近では救急車の出動がとくに多いような気がします。
ヤフコメには、様々な意見が寄せられていましたよ。
私も過去に救急車を呼んだことがありますので、その時のこともお話したいと思います。
もくじ
三重県松阪市が条件付きで救急車有料へ?
三重県松阪市は、救急車で搬送されても入院に至らなかった場合、7700円を徴収すると発表しました。有料化の背景には何があるのでしょうか?
53歳の女性が自宅のテレビの配線がうまくいかなかったため、救急隊にやってもらおうと消防署に電話したという例や、34歳の女性が新聞紙で右手の中指を5ミリほど切ってしまったため、救急車を呼ぼうとした例もありました。
年々、救急車の出動件数が増加するなか、こうした緊急性のない出動要請や消防に関係のない「不要不急の通報」が負担となっています。
そんななか、松阪市は6月から市内の3つの病院に救急搬送されたうえで、入院に至らなかった軽症患者から7700円を徴収すると発表しました。
(中略)ただ、食べ物をのどに詰まらせたなどの軽症でも緊急性が高かった場合などは医師の判断で徴収の対象外になります。
(「グッド!モーニング」2024年1月24日放送分より)
引用:救急車“有料化” 入院なしなら7700円 「出動限界」三重・松阪市が導入へ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
「自宅のテレビの配線がうまくいかなかったため、救急隊にやってもらおうと消防署に電話したという例」には驚きました。
タクシー代わりはおろか、救急隊を便利屋とでも思っているのでしょうか?
ヤフコメの反応は?
上記のニュース記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
入院か、入院ではないかではなく、先生の判断で、決めると言うことでいいと思います。入院には至らなくても、とてもきついとか、苦しいときもあります。ただ、7000円出しても呼びたいくらいきつい、苦しいというくらいの時に呼ぶべきであって、これを高いというくらいでは、そんなに緊急性がないのかもしれませんね。
昨年の初夏に脳卒中の後遺症で癲癇発作(脳痙攣?)が出て救急車呼びました
救急車が2台ある消防署が目と鼻の先に有るにも関わらず救急車の到着は約7分後でした
そして更に受入先の病院が確保出来ずに約二十分自宅前から移動出来ず最終的には救急車でも二十分以上かかる遠方の大学病院に搬送されました
最終的には事なきを得ましたがこれが脳卒中の再発だったらと思うと救急医療の現状は相当まずい状態にあると思います
線引の基準には疑問はありますがこの状況を改善するためにも救急車の有料化ははじめの一歩として全国で絶対に行って欲しいです
現職です。
ヤフコメの意見を見ると賛否両論ありますが、
モデルケースとはして今後松坂市の動向に注視したいと思います。
個人的な思いとしては、タクシー代より高く、民間救急車より安い印象ですね。
自家用車やタクシーに乗れない状態(症状)だから救急車呼んでるわけで、7,700円は高いと思うか安いと思うか人それぞれ感じ方は違うとは思います。
あと、金とるなら民営化にしろとか、救急隊をもっと増やせとかご意見がありますが、民営化にしたら、少なくとも7,700円以上の金額になりますし、消防の仕事は救急隊だけでは無いので、簡単に増隊できないのが現状です。
そもそも救急搬送で7,700円で高いと思われてる段階で、民営化に参入する事業所はないかと思いますが、、、。
確かいつかの資料で、人件費や資機材費、燃料費とかで、1回の出場で約50,000円弱経費が掛かってるらしいですよ。
「7000円は高いかなと思います。お金が高いと(救急車を呼ぶのを)ためらっちゃうんじゃないかな」
ためらうくらいなら呼ばない方いいに決まってる
救急車は本来文字通り「救急」のためにあるんだからためらう時間があるぐらいなら呼ぶな。
痛い苦しい時に素人が入院案件かな?と考えるの?とても無理です!くだらない理由でタクシー代わりに呼んでる人達には有料でいいけどその線引きをね
事故の目撃者が通報したらどちらが払う?とか細部を明確に
有料化は賛成。 第三者からみても緊急性がないようなものは有料でいいともう。入院の有無のでの線引きは極端かなぁとは思う。いろいろ議論したうえでの導入なんだろうけど。
入院が必要かのレベルなんて素人じゃ判断つかないと思うんだよ。
例えば胆石痛で運ばれたとして緊急オペにならないことが多いし胆嚢炎になってなければ入院にならない。腎結石で痛くなっても入院するかとなってもならないことも多いしね。左胸が死ぬほど痛いってなったとき、狭心症なのか心筋梗塞なのか肋間神経痛なのか帯状疱疹なのか・・。判断誤れば手遅れになるものはそこそこあると思う・・・。
最近は首都圏でも多いからなあ、救急車は。
外に出たら必ず1回は遭遇するくらいの割合だと思う。
値段に関しては高いと思うけど、まず先に救急車は有料としてしまい、やも得ない搬送だと医師が判断した場合のみ無料とすればいい。
そうすれば、タクシー代わりに使うような人は極端に減る。
入院になるのかどうかなのか患者(私)は判断出来ない。
119した時は、死にそうな症状でも救急車が来るまでにケロッとしてたり、この程度で呼んだらお金がかかると思い我慢したら、手遅れだったり…
逆にお金がある人は、7,700出したら直ぐに病院で診てもらえるので、呼ぶハードルが下がる。
かと言って、なんでも何でも呼ばれたらパンクしそうだし、難しい問題ですね。
もしかして、生活保護者はこの7,700も免除ですかね?
呼吸止まっても入院にならなかった話
今回の救急車有料は、入院に至らなかったとしても緊急性があったと医師が判断すれば徴収はされないようですね。
私の子どもは、2歳の頃にRSウイルスに罹り40℃まで熱が出た際、熱性けいれんを起こしました。
衣類をゆるめ時間をはかり様子を見ていたのですが、そのうち鼻水や痰が喉に詰まり呼吸が止まってしまいました。
みるみる赤黒くなっていく子どもにうろたえ、急いで救急車を呼んだのですが、手が震えて119をなかなか上手く押せなかったのを今でも覚えています。
幸い徒歩圏内に消防署がありますので、電話を切ったと同時くらいにサイレンが鳴りだしすぐに来てくれました。
救急隊が到着したくらいに子どもの意識が戻り、苦しいのでもがいた拍子に鼻水や痰が流れていったようで、呼吸も再開しました。
その時のSPO2(酸素飽和度)は94%(正常値は96~99%)。
念のためということで病院に搬送されましたが、医師には「意識も呼吸も戻っているので帰っていいですよ」と言われ、とくに検査もされず5分ほどの診察のみで帰宅しました。
※結局、次の日にまた40℃以上熱があがり、立て続けに2回熱性けいれんを起こし入院、検査の結果RSウイルスによる熱だと分かりました。
経験からすれば、あのような状況の中「そういえば救急車って有料になったよな」などと悠長に考えている余裕などみじんもなく、とにかく助けてほしいという一心で119をしました。
ですので、我が家のケースが医師の判断で「緊急性がない」と判断され救急車代を徴収されたとしても、呼んだことに後悔はしないだろうし、7700円が高いとも思わないと思います。
ただ、難しいですよね。
これが自分の体調不良だったら考えるかもしれないし、安い年金暮らしだったら考えるかもしれない。
ヤフコメで「呼ぶか考える余裕があるなら緊急性はない」「7700円が高いと思っている時点で緊急性はない」という声も見かけましたが、でも過去に、脂汗が出るくらいの激痛でうずくまっているような時でも、呼ぶべきなのかって考えてる自分がいたし、月に6万円ほどの年金暮らしで7700円徴収はキツイと思ってしまう未来の自分も想像できます。
尿路結石でのたうち回るほどの激痛で救急車を呼んだが、処置のみで帰ってきた身内もいましたし。
こればっかりは、個人個人の考え方にもよるし経済状況も少なからず関係はしてくると思いましたよ。
とはいえ、明らかに軽傷(軽症)なのに呼んだり、便利屋のごとく他ごとをしてもらうために呼ぶのはただの迷惑行為ですから、そういう人が減るのは良い事だと思いました。
では今回はこのへんで。