こんにちは。
今回は、「被災地に弾性ストッキングとマスク送った徳島県に批判?貴重な物資だと思う」というテーマについてです。
能登半島地震で被災した地域に、徳島県が支援物資として弾性ストッキングとマスクを提供したことに対し、一部で「必要なものは他にたくさんある」「まず水と食料送ってあげてよ」などという批判の声が寄せられたそうですね。
私は弾性ストッキングとマスクを送ったと知ったとき、なんて素晴らしい選択なんだ!と思いましたよ。
長くなるであろう避難生活では、エコノミークラス症候群で命を落としたり危険な状況になる人もいるでしょうから、他が送らないような物資をあえて選んだ徳島県は凄いと思いました。
もくじ
被災地に弾性ストッキングとマスク送った徳島県に批判?
令和6年能登半島地震の発生を受け、徳島県が石川県に支援物資として弾性ストッキングとマスクを提供したという2024年1月3日のX(旧ツイッター)の投稿に対し、一部で「必要なものは他にたくさんある」などと批判の声が寄せられた。
(中略)称賛の声が寄せられる一方、「必要なものは他にたくさんある」「まず水と食料送ってあげてよ」などの声も見られた。
その後、県は公式サイトとXで、3日に「飲料水や食料等」、4日に「毛布や携帯トイレ、子ども用オムツ」を提供したことを報告している。
配信
引用:被災地に「弾性ストッキングとマスク」なぜ送った? 「必要なもの他に...」ネットで一部疑問も、徳島県明かす選定背景(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
県の担当者は、弾性ストッキングとマスクを送った理由として、
「県からリエゾンとして職員を2名派遣したのですが、その時に、車に資材以外を積める若干のスペースが空いていました。そこで、(車の)重量制限もあるので、なるべく軽く運べて、職員が自分で荷下ろしできるようなものということで、このようなものを選ばせていただきました」
弾性ストッキングについては「多分、被災地であまり数量をお持ちでないと思う」とし、「車中泊などの際に問題になっているエコノミークラス症候群などのいわゆる災害関連死を防がないといけないということで送らせていただいた」
と説明しています。
ヤフコメの反応は?
上記のニュース記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
12年前にエコノミークラス症候群にかかって、危うく命拾いをした。
突然足が腫れあがって歩けなくなり、正しい診断まで10日以上かかったが、血栓が肺に飛んでいたら命はなかったと、医師に言われた。
地味だけれど、水よりも大切なものになる可能性もあるのだから、徳島県の判断は大変納得できる。
災害の時にはとかく忘れられやすいが、命にかかわることだという認識を、多くの人が持ってくれることを願います。
「必要なものは他にたくさんある」「まず水と食料送ってあげてよ」
弾性ストッキングやマスクだって必要なもののひとつでしょう。
逆に水や食料しかない状況になっても困る事は沢山ある。
こういう時、ひとつの事しか考えられない人っているよね。
視野が狭くなるのって危機管理上問題になると思う。
みんながみんな水と食料を運ばないといけない訳じゃないよ。
東日本大震災の時に、生理用品が送られてきて「不謹慎だろ!!」と避難所でキレる中年か年配の男性が居たって話を思い出しました。
自分の物差しに無い物事に対して全力で否定する人が割と居るんですよね。
弾性ストッキング持って行ったのはとても素晴らしい考えだと思います。
エコノミークラス症候群の予防に役立ちます。
エコノミークラス症候群では、血栓ができ、その血栓が飛び、脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞などを引き起こし、重大な障害や、死亡に至る病気です。
医療事情も悪くなっている被災地で、さらに高度な医療を必要とする状態を作ることはありません。
とても良い判断だとおもいます。
被災者の方たちにこれ以上、辛い思いをしてほしくありません。
マスクはこれから冬にかけて流行る感染症予防だけでなく、瓦礫の撤去作業など粉塵の吸い込み予防にも使えます。
弾性ストッキングも熊本地震で200名以上の方が血栓で亡くなってます。
冬になって循環器系疾患が増えるからこそ、予防は大切です。いま被災地で脳梗塞とか心筋梗塞起こしても十分な医療を受けられる状況とは言えませんし
災害医療の経験者から言えば限りなくベストチョイスに近い。水や食糧はどこからでも支援できるが、この二つは普段から備蓄していなければいざという時に提供できないし、弾性ストッキングはエコノミークラス症候群、マスクは感染症と、どちらも災害関連死の二大要因の予防に非常に効果的。南海トラフ地震を見据えて対策している徳島県の普段からの防災意識が分かる。
エコノミー症候群にならない為に、今いちばん必要な物だと思います。
助かった命を守るための支援物資の選定で素晴らしいですね。
批判していらっしゃる方は、このような事を知らないのだと思います。
支援物資が隅々にまで届くよう、陸路の整備が進むことを祈っております。
どうして疑問やら批判が起こってしまうのか…
医療用品や介護用品も日常的に必要な人はたくさんいる。充分なスペースなく過ごす生活環境は身体的にも精神的にもにも良くないことは容易に想像できる。
年齢層的にもリスク管理としてこのような物も必要。
行動を起こした徳島県の判断が素晴らしいです。
弾性ストッキングとマスクは非常に貴重な物資だと思う
冒頭でも言いましたが、長時間同じ姿勢で座り続けていたり水分補給を十分にしていないと、血栓ができやすくなりエコノミークラス症候群を発症する危険が高まります。
万が一血栓が頭に飛んでしまったら脳梗塞、心臓に飛んでしまったら心筋梗塞。
実際、いつだったかの震災で、何日も車内で避難生活を送っていた人がエコノミークラス症候群で亡くなったというニュースを見たことがあります。
定期的にストレッチなどをして予防すればいいのでしょうが、被災して気が滅入っているとストレッチとか運動する気も起こらないかもしれません。
そのような時に弾性ストッキングがあれば、浮腫みや血栓予防ができエコノミークラス症候群が起こる可能性を減らすことができます。
私が病棟で働いていた時、ずっと立ちっぱなし歩きっぱなしだったので下肢静脈瘤と浮腫みが酷くなってしまったことがありました。
その時にも、弾性ストッキングには大変お世話になりました。
マスクも塵や埃を防げますから、瓦礫やゴミの撤去作業の時には重宝するでしょうし、集団での避難生活で自分や家族が咳をし出した時にも、エチケットとして着用することができます。
ですので、徳島県の判断・選択は非常に素晴らしいと思いました。
弾性ストッキングはもちろん男性でも使用できますから、二次被害を予防するためにも着用すると良いのでは?!と思いましたよ。
あとは適宜ストレッチをしてくださいね。
では今回はこのへんで。