こんにちは。
今回は、「主婦年金とは?廃止で支払いが年15万増の悲劇に耐えられるか」というテーマについてです。
Xで「主婦年金廃止」というワードがトレンド入りしていました。
2023年10月5日、岸田文雄首相が東京都内の視察先で『(第3号被保険者について)抜本的に制度を変えないといけない』と述べたことが話題になっている模様です。
2025年に行われる年金制度改正で、第3号被保険者の廃止を目論んでいるのでしょうか。
もしも主婦年金が廃止されることになれば、今まで妻が第3号被保険者だった家庭は年15万円の負担増になる見通しとのことです。
SNS上では多くの意見で溢れていましたのでご紹介したいと思います。
そもそも「主婦年金」とはどういったものなのでしょうか?
気になったので調べてみました。
もくじ
主婦年金とは?
「主婦年金」とは、本来そういった言葉の年金制度はなく、専業主婦は国民年金の『第3号被保険者』に該当します。
国民年金の第3号被保険者とは、企業などに勤め厚生年金に加入している夫に扶養されている『妻』のことであり、その妻は国民年金を完全に支払ったことになるという制度です。
日本に住む人は誰でも20歳から60歳まで40年間強制加入とされ、保険料の支払いが義務付けられています。国民年金の加入の仕方はざっくり3種類あります。
- 第1号被保険者……自営業、学生など
- 第2号被保険者……会社や役所に勤める厚生年金加入者
- 第3号被保険者……第2号被保険者に扶養される配偶者
第3号被保険者は他の2種類と大きく違うところがあります。それは「保険料負担がない」ということです。第1号被保険者は毎月1万6500円ほどの保険料がかかりますし、第2号被保険者は厚生年金保険料をお給料に応じて負担し、その中に国民年金分も含まれていますので負担ゼロとはいきません。
一方、第3号被保険者は本人負担は全くの「ゼロ」です。国民年金の第3号被保険者になれた場合、健康保険も被扶養者になれるので、国民年金の保険料と病院にかかる時の健康保険料が無料で済んでしまうのです。これは絶大なメリットです。厳密にいえば、厚生年金の制度全体で広く薄く負担となっていますがそれはあくまで制度上の潜在的な話ですので、実質無料といっても差し支えないと思います。
岸田首相が主婦年金廃止の方向性を述べた?
“増税メガネ”と揶揄される岸田文雄首相(66)。そんな首相が目論むのは、私たち主婦の年金の狙い撃ちだ。さらに“悲しい円安”も家計を直撃してーー。
「(第3号被保険者について)抜本的に制度を変えないといけない」 “増税メガネ”が、暴走宣言か。10月5日、東京都内の視察先でこう述べた岸田文雄首相(66)。
(中略)育児や介護で働きたくても外に出られない女性も多くいます。
そんな声は無視して、政府は“女性の社会進出”と耳ざわりのいいことを言って、働かない主婦は“悪”という風潮を作ってきました。『専業主婦優遇』『不公平』を旗印に、岸田首相は’25年に行われる年金制度改正で第3号の廃止に突き進んでいます」(北村さん)
配信
引用:“増税メガネ”岸田首相が目論む新たな増税――「主婦年金廃止」で年15万円負担増(女性自身) - Yahoo!ニュース
ヤフコメの反応は?
上記のニュースに対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
多分やっていけなくなる家庭多い。
ひかれるもんひかれたら手取りは僅か。
小さい子供いて働けない家庭は多いよ。
昔と違って、親戚に預けたりが普通にできないし、預けれる施設は減るばかり。
通勤だって車を所有していないと難しい人多い。車の維持にかかるお金も結構大変だよ。
例えば月々家賃で5〜8万円、
電気、水道、ガス、灯油で3万円として、
物価高騰で食費や生活用品、ガソリン代で、軽く月に5万円は飛ぶ。
この時点で15万程度無いと厳しい。
さらに春の税請求ラッシュや車検に備えて、月に2万は最低でも貯金できるようにしなければ。
1万、2万の負担が生活を左右するような状況の家庭はたくさんあると思うよ
少なくとも介護と保育が圧倒的に充実しないとまず無理。
その上で第3号被保険者も106万の壁も廃止して、稼げば稼ぐほど手取り収入が確実に増えるようにしないとそんな事しても意味ないよな。
このまま廃止するなら、もっと細かく課税の料率を変える必要がある。それこそ5万〜10万単位で率が変わるぐらいにしないと
高度経済成長期を経験して今潤った年金をもらってる方々。昔は厚生年金負担も少なく医療費負担も少なく、消費税もなかった。大半の老人はお金を溜め込んでいる。負担が少なかったのに年金もたくさんもらえて、高齢者医療費も少なく正直うんざりしてしまう。そんなに税金足りないなら、資産残高で老人の年金からも今徴収して老人同士支え会えばいい。
これは専業主婦を辞めて働きなさい!と言っているのと同じですね。だとすれば、出産⇒子育てと続きますが、主婦が仕事をするためには、子供を預ける場所がないといけません。現実はどうでしょうか?受け皿が整っていますか?待機児童がいませんか?日本中、どこに行ってもお暗示条件がそろっていないと、働きたくても働けないと思いますが・・・。
なんかここまでくると結婚する意味って何だろうって思いますね。個々に自立するならパートナー制でいいのでは…
どう頑張っても妊娠、子育て期間は思うように働けないし、その間普通に税金納めなきゃならないなら、子供を産むか産まないかって問題に必ずぶち当たるでしょう。
非課税世帯ギリギリ圏外って世帯は、子ども育てるの難しくなると思うし、ますます少子化になりそう。
3号年金を廃止するなら、税率は世帯収入÷家族人数を基準に。1人が年収1000万でも4人家族なら1人当たり250万の生活しかできない訳で、年収250万の単身世帯と裕福さは同程度ですよ。それでも高い税率をかけるのは、専業主婦世帯に対してあからさまな不公平を強いていることになります。現状で、専業主婦はメリットもデメリットも受けているのだから、特権を廃止するのなら、不公平さも取り除かないと。
夫の転勤で主婦になってしまう女性は多い
私もそのひとり
どこでも、だれでも、ついでに子どもが熱をだしたらすぐ退社できて看病する間は休みがとれ、希望する時間だけ働ける場所があれば女性も働きますよ
結局、家事や子どもの世話を労働とみなしていない社会なんだと思う
みんな、誰に育ててもらって大人になったのか忘れてるね
なるほど、扶養控除だけで無く、年金も制度変更して専業主婦を減らし、パート女性増やして安い労働力で働かせるんでしょう。
少子化対策は増税のために形だけ行い、人口は外国人でカバー、男手1人で家庭を維持できないようにインフレや国民負担を増やし中流階級の貧困化を促し専業主婦を減らしていく算段ですね。
需要が増えないインフレで賃金向上は歪です。大きな政府、格差社会、国民の総労働力化、移民を増やす、彼らの目指してる日本が見えてきますね。
国会議員が報酬を公務員同等に下げ、退職金なし、年金は国民年金、餅代氷代支給なし、文通費なしで経費は全てコンピュータ管理、インボイス導入、
それをやってから言えと思う。
子供が小さいうちは待機児童で腹を括ってよその子供が大勢で遊びに来るのを受け入れ、パートでつないだりしたが親の介護20年、兄弟はただの面会人。親を見送ったら今度はこういうことですか。
人生の後半でこういう馬鹿な政治家が居座ると本当に困る。
あとは安楽死、認めて。
廃止で支払いが年15万増の悲劇に耐えられるか
コメントのなかには「第3号は廃止して良い。専業主婦は贅沢しすぎ」「何も払わなくていいなんて不公平、廃止すべき」という意見もありました。
高い年金や税金を納めて働いている人からすれば、そう思ってしまうのも分からなくはないです。
しかし「専業主婦」と一言にいってもその環境は様々で、子育てに追われている人、子どもの預け先が見つからない人、子どもに障がいがあって働けない人、親の介護で働けない人、転勤族の家庭などなど。
子育てや介護ってお給料もらえないし「やって当たり前」みたいに思われがちですが、労働の程度で言ったら相当重労働だと思いますし、休みらしい休みもないですよね。
私は元医療従事者で様々な病院や施設で働いてきましたが、寝たきりの方や小さいお子さん、障がいがある方をお世話するのは本当に大変だと思いましたし、これが家だと24時間続くと思ったら心身ともに疲れ果ててしまいそうです。
子育ての経験はありますが、実際に右往左往で必死でしたし。
もしもこの先「第3号被保険者」を廃止するとなれば、何もせず怠けていた主婦は単純な話働けばいいわけですが、子育てや介護中などの主婦はそれらを放り出して働くわけにもいきませんから、年間15万円の負担が降りかかってくることになりますね。
何とも世知辛い世の中です。
「働けない理由」を書いて提出して、それが認められれば第3号を継続できるみたいな、そんな風にもっと柔軟性を持たせてもいいのでは?と思いましたよ。
では今回はこのへんで。
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