夏になると鳴き始めるセミ。
その姿は、日本人にとって「夏の風物詩」として親しまれています。
ところが最近、都内の公園で、深夜に外国人がセミの幼虫を大量に採る姿が目撃され、「まさか食べるためでは?」と話題になっています。
実際に、管理者による張り紙や、近隣住民の通報が増えており、一部の地域では「食用目的での採集は禁止」と書かれた案内まで登場しています。
では本当に、中国人がセミの幼虫を食べているのでしょうか?
今回の記事では、都内で起きている実際の事例と背景にある文化、そしてなぜ問題になっているのかを、わかりやすく5つの視点から解説します。
もくじ
①セミの幼虫を食べる中国人は本当?
目撃情報が多いのはなぜ?
まず、事実として「中国人がセミの幼虫を食べているか」についてですが、採取している多くの目撃情報があることは事実です。
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公園の警備員が中国人とみられる人々が採取している姿を確認
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深夜に木を探し回る複数人のグループが目撃されている
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張り紙には中国語・韓国語・英語も併記
これらの情報から、外国人、それも中国語を使う人たちによる採取が一定数見られていることは確かです。
ただし「必ず食べる目的」と断定はできません。
都内の公園で何が起きているのか
実際にセミの乱獲が問題視されているのは、江東区の「猿江恩賜公園」など複数の都内公園です。
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毎年梅雨明けから深夜にかけて、木を探すグループの姿
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公園管理者が注意喚起の張り紙を30枚以上掲示
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「日本語がわからない」「何でとったらダメなのか」と開き直る人もいた
ヤフコメでも以下のような声が見られました。
「なんで夜中にこそこそ採ってるの?子どもが楽しみにしてるのに」(40代・女性)
「明らかに食べる目的だろう。マナーが悪すぎる」(30代・男性)
②セミの幼虫を食べる文化とは?
中国では昔からの食文化
中国の一部地域では、セミの幼虫を昔から「たんぱく源」として食べる文化があります。
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幼虫を素揚げや炒め物にして食べる習慣
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市場ではセミやサソリなどの昆虫も売られている
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地域によっては「夏の栄養食」として親しまれている
このような文化を背景に、日本でも「同じように採って食べる人」がいると考えられます。
たんぱく源として今も一部で人気
少し前に日本でも、コオロギをはじめとした昆虫食をマスコミで取り上げている時期がありました。
セミは、
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高たんぱくで低脂肪
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味がナッツに近く、食べやすい
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一部の中国人ユーチューバーが調理動画を投稿して話題に
こうした背景もあり、日本でも「食べるための採集」を目的にする人がいても不思議ではありません。
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③都内で乱獲が起きている理由
深夜に大量採集する人たちの動き
猿江恩賜公園では、夜中に何十匹も採る外国人が確認されています。
彼らが深夜を選ぶ理由は、
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人目が少ないから
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セミの幼虫が地上に出てきて羽化するタイミングだから
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警備が手薄な時間帯だから
これらの行動が「こっそり」「怪しい」と見なされ、住民からの通報が増えている要因でもあります。
目的は食用?転売?真相は?
では、なぜそこまで大量に採るのでしょうか?
考えられる理由は以下の通りです。
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自宅での食用:文化的背景から考えると有力
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海外の知人に送るため:輸送手段は不明だが否定はできない
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転売目的:一部の昆虫マニアや観賞用市場で高値がつくケースも
ただ、都の条例では商業目的の採集は禁止されています。
無断で大量採集する行為は問題です。
ヤフコメではこのような怒りの声も。
「公園の自然を勝手に持ち帰るな!」
「日本のルールを守れないなら来るな!」
④なぜ問題視されているのか
地域住民の不安の声
セミの乱獲は、ただの迷惑行為ではありません。
地域の住民が感じている問題点は次のとおりです。
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怖くて夜の公園に近寄れない
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「なぜ日本語もわからない人が堂々と採ってるのか」
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子どもたちがセミの姿を楽しめなくなった
実際、ある女性はジョギング中に暗闇で木をあさる集団を見て「思わず悲鳴を上げた」と語っています。
自然や子供たちへの影響とは
セミの幼虫は、地中で数年を過ごしてから地上に出てきます。
羽化する前に捕まえられると、次の世代につながりません。
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乱獲でセミの数が減ると、生態系に悪影響
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子どもたちの「虫取り体験」ができなくなる
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公園の緑地としての価値が下がるおそれも
このような問題は、短期的な迷惑ではなく長期的な自然環境の崩壊につながる可能性もあります。
⑤セミ乱獲への対策と張り紙の意味
中国語の注意書きの背景
都内では、セミの採集を禁じる張り紙があちこちに貼られています。
中には中国語、韓国語、英語も併記されています。
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「セミの幼虫を採らないでください」
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「子どもたちが楽しみにしています」
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「条例で動植物の採集は禁止されています」
これは「中国人にだけ言っている」のではなく、多言語対応によってすべての人に平等に伝える工夫です。
今後の対策と住民の声
今後、こうした行為を防ぐために必要な対策は以下のようなものが考えられます。
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張り紙の増設や多言語対応の強化
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夜間の巡回回数を増やす
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条例違反には罰則を設ける
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地域住民と行政が連携して情報共有を進める
ヤフコメにも提案の声が寄せられています。
「警備員を常駐させるべき」
「見つけたら通報できる仕組みがほしい」
「地元の自然を守るには、住民みんなで声を上げるべき」
まとめ:セミの幼虫を守るために
セミの幼虫を食べる文化が一部に存在するのは事実ですが、日本では自然や地域との共生が大切にされています。
都内での乱獲行為は、文化の違いだけでは済まされず、地域の不安や自然環境の悪化につながっています。
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食文化を否定するのではなく、日本のルールを理解してもらうこと
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公園や自然をみんなで守る姿勢が大切
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子どもたちの未来のためにも、乱獲は許されません
「郷に入っては郷に従え」とは、よく言ったものですね。
今後も正しい知識と冷静な視点を持ち、地域と自然のバランスを大切にしていきたいものです。
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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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