「7月から値上げする食品って、いったい何がどれくらい上がるの?」
と不安に感じていませんか?
帝国データバンクの調査によれば、2025年7月はなんと2105品目もの食品が値上げされると発表されました。
前年同月の5倍以上という衝撃的な規模で、調味料や菓子、加工食品を中心に幅広い商品が対象になります。
物価高に悩むご家庭にとっては大きな負担となり、何をどれだけ買い控えたら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、「7月から値上げする食品一覧」と「とくに急騰する5品目」に注目し、値上げの背景や家計への影響、さらに少しでも負担を減らすための対策まで、わかりやすく整理して解説いたします。
この記事を最後まで読んでいただければ、今後の買い物に役立つ情報をしっかり把握でき、必要以上に焦らず冷静に準備できるはずです。
もくじ
7月から値上げする食品の内訳
前年比5倍の2105品目が値上げ
7月に値上げされる食品は合計2105品目と、前年同月の5倍以上という異例のペースになっています。
これほど大規模な値上げが続く背景には、2022年から始まった世界的な物価高が収まらないことがあります。
特に2025年7月は、
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香辛料やだし製品を含む調味料:1445品目
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菓子類:196品目
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加工食品:117品目
といった分野で値上げが目立ちます。
帝国データバンクは「このまま値上げが続くと、通期で2万品目を超える可能性が高い」と警告しており、今後も注意が必要です。
調味料・菓子・加工品が中心
今回の値上げでは、特に家計に身近な調味料やお菓子、パスタソースなどの加工食品が中心です。
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調味料はカレールウやだし製品が値上げ幅が大きい
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菓子はチョコレートやガムが中心で、一部は値段を据え置く代わりに内容量を減らす「ステルス値上げ」も実施
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加工食品は米飯商品やパスタソースなど毎日の食卓で活用される商品が多数
これらは特に、家族の多い家庭ほど影響が大きくなるでしょう。
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7月から値上げする食品 原因は?
原材料高騰と人件費アップ
今回の値上げの最大の要因は「原材料高」です。
帝国データバンクによれば、値上げの理由として「原材料高」を挙げた企業は97.2%に達しました。
さらに2023年以降、人件費の上昇が深刻化しており、53.9%の企業が「人件費の負担が増している」と回答しています。
原因としては、
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小麦・食用油・乳製品など基礎食材の値上がり
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円安により輸入コストが増大
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国内の最低賃金引き上げに伴う人件費増
などがあり、複合的に影響しています。
物流費・光熱費も負担増に
加えて物流費や光熱費の値上がりも負担を増やしています。
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トラック運賃や燃料費が上昇し、輸送コストが増えた
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電気・ガス代も企業活動に直結し、価格転嫁を避けられない状況
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中東情勢によって原油価格が急騰するリスクも指摘されている
これらのコスト増が重なり、企業はこれまで吸収してきたコストを価格に転嫁せざるを得なくなりました。
7月からとくに値上げする食品急騰5品目
ここでは特に値上げ幅が大きい、急騰が予想される5品目を詳しく解説します。
①カレールウ
カレーは家庭の定番ですが、原材料のスパイスや小麦粉、油脂が高騰しているため、値上げ率は非常に大きくなっています。
家庭用ルウは少量で複数回使えるため、少しの値上げでも負担感が増すのが特徴です。
②だし製品
顆粒だしや液体だしも軒並み値上げとなります。
かつお節や昆布などの価格が高騰しており、味の決め手になる調味料なので値上げは料理全体に影響します。
③チョコレート
カカオ豆の国際価格が急上昇しているため、チョコレートの値上げ幅が大きくなっています。
原材料以外にパッケージ資材も高騰しているため、価格据え置きで内容量を減らす動きも広がっています。
④ガム
菓子類でもガムは特に値上がりが目立ちます。
甘味料や香料の価格上昇に加え、包装資材の負担も重なり、1個あたりの単価が上がりやすくなっています。
⑤パスタソース
外食より安価に済むと人気のパスタソースですが、オリーブオイルや乳製品が高騰し、7月以降は値上がりを避けられません。
家庭での節約メニューにも影響が出そうです。
7月から値上げする食品影響は?
家計負担は月平均〇円増?
家計調査などをもとにした試算では、4人家族の場合、今回の値上げで月に約1,000円~2,000円ほど食費が増える可能性があるとされています。
負担が増えるのは、
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調味料や米飯など毎日使う食品
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子どものおやつに欠かせない菓子類
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家事を時短するために活用している加工食品
など、家計に直結する商品が多いためです。
家族向け商品の値上げも深刻
特に子ども向け商品や大容量パックなど、家族向けに販売されている商品は内容量が多い分、価格上昇の影響を大きく受けます。
食品をまとめて買う世帯では、1回の買い物での出費が大幅に増える可能性が高いです。
7月から値上げする食品対策5選
値上げは避けられませんが、少しでも負担を減らすためにできる対策をご紹介します。
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まとめ買いと冷凍保存
値上げ前にまとめ買いし、冷凍保存することで単価を抑えられます。 -
代替品やセール品を活用
値上がり品目を避け、別のブランドや特売品を選ぶのも手です。 -
業務スーパーやPB商品を検討
プライベートブランドや業務用商品は値上げ幅が小さい場合があります。 -
食材シェアや共同購入
近所の家族や親戚と大容量商品を分け合うと負担を分散できます。 -
光熱費も一緒に見直す
食品だけでなく電気・ガス代の節約も考えると、家計全体で支出を抑えやすくなります。
まとめ
7月から値上げする食品は2105品目にものぼり、調味料や菓子、加工食品など家庭で毎日使う商品が大幅に値上がりします。
特にカレールウやだし製品、チョコレート、ガム、パスタソースは急騰が予想され、家計への負担は避けられません。
値上げの背景には原材料高や人件費、物流費など複合的な要因があり、すぐに状況が好転する見込みも少ないのが現実です。
今後も冷静に情報を収集し、買い物方法を工夫していくことが重要になるでしょう。
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投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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