かわいい愛猫が生後半年くらいになってくると、メスの場合は避妊手術が必要になってきます。
最近では完全室内飼いの家が多く、「オスと出会う機会がないなら、避妊手術は必要
ないんじゃないか?」と思っている方もいるかもしれませんね。
私もはじめはそうでした。
しかし、はじめの発情期を迎えてしまうと、オスを探して独特な声でずっと鳴いたり、
婦人科系の病気になるリスクが高くなるなど、心配なことが多くなるんだそうですよ。
愛猫ちゃんにストレスを与えないためにも、また少しでも長生きしてもらえるためにも、
避妊手術を受けることは大事なことのようですね。
そんなわけで我が家の猫ちゃん2匹も、先日避妊手術を受けてきました!
日帰りの病院だったので、その日の夜に家に帰ってきたんですが、すべてが順調順調!
・・・というわけには当然行かず、飼い主も色々と勉強させてもらいました。
一番大変だったのが、傷口を守ること。
エリザベスカラーには怒り狂い、それならばと術後服を着せたら寝たきりに!?
困った飼い主が、最終的にとった方法とは・・・。
同じことで悩んでいる方のお役に少しでも立てたら幸いです。
もくじ
【手術後無事に帰宅!しかし・・】
当日の朝は少量の水分のみで、9時半頃病院へ向かいました。
簡単な説明や同意書の記入などをしたあと、2匹を預け飼い主はいったん帰宅しました。
説明では昼頃に手術が始まり、万が一何かあった場合は連絡が入ることになって
いましたが、14時頃になっても何も連絡がなかったので、無事に終わったんだなと一安心。
18時頃迎えに行きました。
2匹とも大きなエリザベスカラーが装着されており、1匹の目からは涙が・・。
もう1匹はまだボーっとしているのか、半目でウーッと唸っておりました。
ほどなくして自宅へ戻り、よく頑張ったね~ゆっくり休もうね~と声を掛けながら
キャリーしてから出すと、涙目のサビちゃんは頭がうなだれ、お座りしたままシュンとして
ました。
一方の黒ちゃんは、唸りながら頭を振り、手でエリザベスカラーを取り去る暴挙に(゚д゚)!
一番きつくして何回はめても、同じように取ってしまう始末でした。
これはまずい。
黒ちゃんはとっても毛づくろいが好きなんで、何も付けてないとなると絶対に傷口を
舐めてしまう(>_<)
ひとまず傷口をバンダナで巻き、私たちは大急ぎで術後服をネット注文しました。
【次の日届き、これでもう安心!のはずが・・】
ア〇ゾンさんはありがたいですね~。
お急ぎにしたら、次の日の午前中にはしっかりと届きました。
サビちゃんもかわいそうなんで、2枚購入。
おそろいの術後服を着せて、はあ~~これでもう安心だわ!!と胸を撫でおろしました。
しかし、またしてもトラブル発生・・!
サビちゃんの方は、最初こそ千鳥足になってましたが、すぐに歩いたりおしっこもできる
ようになっていきました。
しかし黒ちゃんの方はというと、昼に着せてから横になったっきり、夕方になっても
その格好のまま(゚Д゚;)
↑↑↑↑
ずーっとこの状態。
水だけでも飲んでほしいので、水飲み場まで抱えて連れていき立たせてみるも、立位の
バランスすら取れずバタン!と倒れてしまう始末( ;∀;)
仕方がないので、あきらめて術後服を脱がすと、思いっきり背伸びをして悠々と歩き
だしました。
・・・どうしたらいいんだ!!
飼い主は途方に暮れました。
【最終的に上手くいったものとは!?】
お陰様で手術の翌日から食欲もあり、ウンチとおしっこも出て元気だったんですが、
黒ちゃんの傷口がむき出し(;´Д`)
溶ける糸で縫ってあったらまだ安心だったんですが、ナイロンの硬い糸で3針ほどしっかり
縫ってあったので、舐める+糸を引きちぎる恐れもありました。
やはり、何かで早急に保護しなければ・・。
そこで次に思いついたのが、「ガーゼ」でした。
たまたま長くて清潔なガーゼがあったので、それを腹巻のように巻いて医療用テープでとめて
みました。
↑↑↑↑
目が死んでいる黒ちゃん^^;
よしよし、これで上半身は自由がきくし、さすがにもう大丈夫であろう!!
そう思って行動を観察していたんですが、今度は下半身不随かのように脚が
動かない(゚Д゚;)
脚が動かなきゃ意味がないやん(汗)。
おしっこはもちろん、ウンチもできないし餌も食べられない(;´Д`)
もう、絶望感でいっぱいでした^^;
しかし絶望している暇はないので、ありとあらゆる物を試してみて、最終的にgood
だったのは何かといいますと、「ガーゼはんかちを巻く」でした。
女性ならたいてい持っている、あのガーゼはんかちですね。
あのはんかちを、傷口の部分に巻くのですが、幅広で巻くと下半身不随になってしまうので、
本当に傷口の部分だけに巻くというかんじです。
また、きつく巻いてしまうとお座りができずにバタンと倒れてしまうので、少しゆるめに
巻きました。
そうすると、ぎこちなくもやっと自分で起き上がったり歩いたりできるように( ;∀;)
何日か後には、巻いたままでもおしっこやウンチができるようになりました。
当然動いているうちにずれたりもしますよ。
でも無いよりはマシですし、見てると案外うまく回避できているんですよね。
抜糸は10日後と言われていましたが、せめて傷口がふさがるまでの数日だけでも、
なんとか無事に過ぎてくれ!と、神にも祈る思いでした^^;
【傷口は結局どんなかんじに!?】
猫ちゃん2匹は、夜はリビングで寝てもらってるんですが、夜の間に傷口を舐めたり
糸を引きちぎるといけないと思い、飼い主も一週間リビングで寝ました。
気が気じゃないから熟睡なんてできないし、布団じゃないから腰が痛い。。
でもかわいい愛猫たちのために頑張りました^^
その甲斐あってか、執拗に舐めたり糸を引っ張られたりすることもなく経過し、傷口は
膿んだりもせずに乾燥してきました。
動くので上手く撮れませんでしたが、かさぶたみたいになっています。
いや~、ここまで来るのはほんとに大変でした^^;
ここまで来たら、ほぼ大丈夫かな!?
【おわりに】
猫ちゃんによっては、術後服などによって体のバランスが取れなくなり、寝たきりや
下半身不随のようになってしまうということを学びました。
ちなみにサビちゃんの方はというと、術後服を着せてから数日後には走り回り、
最終的にはポーン!と冷蔵庫の上にまで上がるくらい順応してくれました。
サビちゃん、あなただけでも順応してくれて助かったよ、ありがとう( ;∀;)
YouTubeにアップされている猫ちゃんたちは、術後服を着こなし不自由なく
過ごしているように見えたので、すべての猫ちゃんがそんなかんじなんだと
思い込んでおりました。
人間が十人十色なように、猫も十猫十色なんですね^^
その子に合った方法で、なるべくストレスを与えないように保護出来たらいいですよね。
あなたの愛猫ちゃんが、順調に経過しますように。。
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