岐阜県高山市で行われる「高山祭り」は、毎年春と秋の2回開催されるんですが、それはそれは豪華絢爛でして、京都府の「祇園祭」、埼玉県秩父市
の「秩父夜祭」とともに日本三大美祭と言われているんですよ。
2016年12月にはユネスコ無形文化遺産にも登録され、世界的にも注目を浴びているお祭りです。
春は「山王(さんのう)祭」、秋は「八幡(はちまん)祭」という名称で開催されており、高山祭とはこの2つのお祭りの総称です。
どちらにもそれぞれ魅力があって、両方とも楽しみたい!と思ってしまいますよね。高山に旅行しがてら見物しに行くのも、贅沢なプランかもしれません。
そんなときに気になってくるのが、付近の駐車場情報かと思います。
盛大なお祭りですと、交通規制も厳重に敷かれますから、余計に気になりますよね。
しかも高山祭り春と秋とでは、若干停められる駐車場が違っているようですよ。
そこで今回は、高山祭りに行った際の駐車場情報について、詳しくお伝えしたいと思います。
もくじ
【高山祭りの魅力を簡単にご紹介】
はじめに、高山祭りの魅力を簡単にお伝えしますね。
祭りの起源は、16世紀後半~17世紀頃だといわれており、少なくとも300年以上の歴史があります。
今日まで大切に引き継がれてきたんですね。
高山など一部の中部地方では、「山車(だし)」や「曳山(ひきやま)」のことを「屋台」と呼びます。
春と秋どちらも豪華な屋台が登場するんですが、春の天王祭では日枝(ひえ)神社の例大社として、豪華に装飾された屋台が12基町中を廻ります。
ちなみに日枝神社は、「天王さん」と呼ばれていることから、天王祭の名がついたそうですよ。
秋の八幡祭は、櫻山八幡宮の例大社として開催されるもので、春の天王祭で登場した屋台とは別の屋台が11基登場します。
春と秋合わせて23基ある屋台には、それぞれゼンマイ仕掛けで動くからくり人形が乗っており、人形劇の披露もありますから見所満載です。
そんな豪華絢爛な屋台を見物するだけでも素晴らしいのですが、このほかにも祭行列や御神幸(ごしんこう)の大行列が、町を練り歩きます。
行列には、裃(かみしも)を着たお侍御一行や、飛騨地方のカラフルな伝統衣装「闘鶏楽(とうけいらく)」に身を包んだ人々が並んでおり、その数なんと数百名!
この行列には、獅子舞の踊りや神輿なども並んでいるんですよ。
まさに豪華の極み!ですね。
春の高山祭りです
(嫁の撮影) pic.twitter.com/m56CWKfGg2— メカコレスキー (@zjIhCna3EC3SqNV) 2019年4月14日
【高山祭りの駐車場情報】
祭り当日、普通車専用の臨時駐車場は、春と秋の祭りで違う点がありますのでご注意ください。
<匠ヶ丘臨時駐車場>
※春は550台、秋は700台。
※無料
※9:00~駐車可能
高山市民文化会館まで無料シャトルバスが運行しています(10分おき)。乗車時間は約15分です。
【運行時間】
春:14日 9:00~21:00、15日 9:00~16:00
秋:9日 9:00~21:00、10日 9:00~16:00
※高山市民文化会館から日枝神社付近までは、徒歩約25分。櫻山八幡宮までは、徒歩約23分。
※場所:岐阜県高山市匠ヶ丘町203付近
<花里学校臨時駐車場>
※春のみ
※250台/時間に限らず1台1000円
※会場周辺の市営・民営駐車場が満車になった場合に開放されます。
※日枝神社までは徒歩約18分
場所:岐阜県高山市花里町1-54
<西小学校臨時駐車場>
※秋のみ
※200台/時間に限らず1台1000円
※会場周辺の市営・民営駐車場が満車になった場合に開放されます。
※櫻山八幡宮までは徒歩約8分~9分
場所:岐阜県高山市総和町2丁目18-1
<北小学校臨時駐車場>
※秋のみ
※200台/時間に限らず1台1000円
※会場周辺の市営・民営駐車場が満車になった場合に開放されます。
※櫻山八幡宮までは徒歩約14分~15分
場所:岐阜県高山市桐生町2-21
会場周辺にはたくさんの市営・民営駐車場がありますが、あまり会場に近いと大混雑に巻き込まれる可能性が否めません。
以下に、駐車台数が多い駐車場をいくつか載せますが、早めに行かれることをおすすめします。
<市営花岡駐車場>
※日枝神社まで徒歩約30分、櫻山八幡宮まで徒歩約14分
※157台
※営業時間:24時間
※料金:8:00~20:00まで30分150円/20:00~8:00まで60分50円
※場所:岐阜県高山市花岡町2-14-4
<市営空町駐車場>
※日枝神社まで徒歩約20分、櫻山八幡宮まで徒歩約9分
※132台
※営業時間:24時間
※料金:8:00~20:00まで30分150円/20:00~8:00まで60分50円
※場所:岐阜県高山市馬場町2-115
<高山駅西駐車場>
※日枝神社まで徒歩約26分、櫻山八幡宮まで徒歩約20分
※130台
※営業時間:24時間
※料金:8:00~20:00まで30分150円/20:00~8:00まで60分50円
※場所:岐阜県高山市昭和町1丁目22-10
<高山中央駐車場>
※日枝神社まで徒歩約23分、櫻山八幡宮まで徒歩約11分
※65台
※営業時間:24時間
※料金:60分300円/最大料金18:00~9:00まで1000円
場所:岐阜県高山市朝日町24
<市営えび坂駐車場>
※日枝神社まで徒歩約19分、櫻山八幡宮まで徒歩約11分
※55台
※営業時間:24時間
※料金:8:00~20:00まで30分150円/20:00~8:00まで60分50円
※場所:岐阜県高山市馬場町2-1-1
【イベント情報】
春と秋の高山祭
開催日時:
<春>2020年4月14日(火)、15日(水)9:30頃~16:00頃 ※14日は21:00まで
<秋>2020年10月9日(金)、10日(土)9:00頃~16:00頃 ※9日は21:00まで
・場所:岐阜県高山市城山156 日枝神社、岐阜県高山市桜町178 櫻山八幡宮 ほか
・アクセス:
<車>中部縦貫自動車道「高山IC」から約10分、または「高山西IC」から約25分
<電車>JR高山駅から徒歩20分~25分 ※当日は会場まで臨時バスの運行あり
・電話:0577-32-3333(高山市観光課)
【おわりに】
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている高山祭は、毎年春・秋それぞれで20万人もの来場者で賑わいを見せ、海外からの見物客も多いんだそうですよ。
まるで町が江戸にタイムスリップしたかのような圧巻の大行列や、豪華絢爛な屋台は一見の価値あり!
駐車場の数は、ほかのお祭りと比べると多い気がしますが、来場者の規模が違いますからね。
大混雑が予想されますから、早め早めの行動が大事かと思われます。
とはいっても、あまりにも早い時間から開放前の臨時駐車場に並ぶのは良くないと思いますので、控えてくださいね。
高山の素晴らしいお祭りを、ぜひ楽しんできてください。
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