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心臓マッサージ 女性に行う際の注意点5つ!訴訟を避けるには

「女性に心臓マッサージをしたら訴えられる?」

そう疑問に感じたことはありませんか?

中国では、路上に倒れた女性を心肺蘇生で助けた男性教授が「胸を触った」と非難され、SNSでも賛否が分かれる事態となりました。

このニュース記事は多くの人々が関心を寄せており、ヤフコメには

「助けたいけど怖くてできない」

「女性が倒れていても見捨てろってこと…?」

といった意見が相次いでいます。

そこで今回の記事では、「心臓マッサージを女性にする」場面で気をつけるべき注意点を5つに整理し、訴訟リスクや誤解を防ぐ方法をご紹介します。

また、救命行為がなぜ炎上してしまうのか、ネット上の声や海外との違いも交えて分かりやすく解説していきます。

「もし自分がその場面に遭遇したらどうするか?」

そう考えながら、ぜひ最後までご覧ください。

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心臓マッサージ 女性にして訴えられる?

命を救うための心臓マッサージでも、「女性に触れた」と非難されることがあります。

中国では、女性を助けた男性教授がSNSで「胸を触った」と非難され、議論を呼びました。

●教授は女性医師と交代で心肺蘇生を行い、倒れた女性は呼吸と脈を取り戻した。

●にもかかわらず、動画が拡散され「胸を触った」という声が上がった。

●これに対して、日本の車いすアイドル・猪狩ともかさんは「外野が騒ぐのはどうなのか?」と疑問を投げかけた。

また、SNSには以下のような意見が見られました:

  • 「助けたのに非難されるなんてありえない」

  • 「これじゃ男性が怖くて何もできないよ」

  • 「こういう風潮が命を奪うことになる

心臓マッサージに限らずですが、命を救った人が非難される社会に、私たちは疑問を持つべきです。

心臓マッサージ 女性に行うときの誤解

心臓マッサージは、ただ触れているわけではなく、命を救うための医療行為です。

「女性に触れる=セクハラ」と考える人が一部にいますが、それは大きな誤解です。

●心肺蘇生は、胸の中心を強く押すことで心臓の動きを補う。

●性的な意図は一切なく、緊急時の対応として国や医療機関も推奨している。

●しかし、SNSでは「女性に触れるのが怖い」「訴えられたらどうする」といった意見が増えているのが現実。

ネット上ではこんな声も見られます:

  • 「AEDを使ったら痴漢扱いされそう」

  • 「女性が倒れてたら無視する方が身のため」

  • 「これじゃ助けても地獄、助けなくても地獄」

こうした誤解が広がることで、助かる命が助からなくなる危険性があります。

心臓マッサージ 女性を救う正しい方

心臓マッサージを行う際は、正しい方法を知っておくことでトラブルを防げます。

手順を守り、周囲に協力を求めることで、誤解や非難を避けられます。

以下のような行動が効果的です。

  • 服の上から心臓マッサージ(胸を直接触らない)

  • AEDは服を脱がさず、衣服や下着を少しずらしてパッドを装着する

  • 周囲の人に声をかけ、見守り役を頼む

  • 記録をとっておく(時間・状況・人数など)

これらを実践すれば、誤解されるリスクを最小限にできます。

ある医療関係者の投稿では

「心肺蘇生で外野と揉めたことはない。周囲の理解があれば安全にできる」

とのコメントがありました。

また、猪狩さん自身も「自分が倒れたらAEDを迷わず使ってほしい」と語っています。

心臓マッサージを女性にすることが日本で難しい理由

日本では、女性への心肺蘇生が難しいと感じる人が多いです。

その背景には、法制度の未整備やモラルに対する過剰な意識があります。

●日本では「善き行い」をした市民を保護する法整備が弱い。

●一部では「痴漢と誤解されるかも」という不安から、救命行為を避ける傾向がある。

●ネットの炎上体質が、行動をさらに萎縮させている。

ヤフコメでも以下のような声が寄せられています:

  • 「救命して非難されるなら、誰もやらなくなる」

  • 「助けた人が加害者にされる日本、終わってる」

  • 「学生時代に助けたことがあるが、後日友人にからかわれた。自分の行動を後悔している」

実際、アメリカなどでは救命行為が評価され、訴訟されにくい環境が整っています。

日本でも「正しい行為を守る法律」や「教育の充実」が求められています。

心臓マッサージ 女性にする際の注意点5つ

正しい方法を知ることで、命を救いながら自分の身も守れます。

不必要なトラブルを避けるには、事前に注意点を理解しておくことが大切です。

1. 周囲に人を集めること

  • 「誰か来てください!」と大声で呼びかけましょう。

  • 多くの目があることで誤解されにくくなります。

2. 胸と胸の真ん中あたりを服の上から押す

  • シャツや上着の上からでも十分圧迫できます。

  • 必要以上に脱がせる必要はありません。

3. AEDは堂々と使う

  • 電源を入れ、音声案内に従うだけで使えます。

  • 服をすべて脱がす必要はなく、衣類と下着を少しずらしてパッドを装着する。

4. 他の人と協力して行う

  • できれば男女両方で対応しましょう。

  • 第三者に見てもらうことで、証人にもなります。

5. 記録をとっておく

  • 救急隊が来るまでの対応時間や内容をメモしておきましょう(人に頼む)。

  • 後に問題が起きたときの証拠にもなります。

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まとめ

「心臓マッサージを女性にする」ことに、不安を抱く男性が増えています。

けれども、命を救う行為を恐れてはなりません。

私は看護師をしていましたので心肺蘇生は何度も経験がありますが、心臓マッサージは思っている以上に力がいります。

ですから、男性の力がとても助かる時があるのです。

正しい方法と理解があれば、誰でも安全に対応できます。

  • 救命行為は正義であり、セクハラではない

  • 誤解を防ぐ行動(周囲の目・正しい手順)が重要

  • 日本でも安心して助け合える社会づくりが必要

心肺停止になってから1分以内に救命処置が行われれば、95%が救命されるといわれています。

命がかかっているその場面で、迷わず行動できる人が増え、そして周囲の理解が深まることを願っています。

投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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