「天皇ご一家の生活費が盗まれた」というショッキングなニュースが飛び込んできました。
場所は宮内庁。
しかも盗まれたのは、税金が使われる「内廷費(ないていひ)」というお金です。
なじみのない言葉ですが、実は私たちの暮らしとも無関係ではありません。
今回の事件では、宮内庁の20代職員が数百万円を私的に使っていたと認め、懲戒免職処分となりました。
「内廷費って何?」
「なぜバレなかったの?」
「税金が盗まれたってこと?」
という疑問がSNSやコメント欄でも相次いでいます。
今回の記事では、事件の全体像とともに、内廷費の仕組み、税金との関係、宮内庁の管理体制、そして世間の反応をくわしく解説します。
ご覧になることで、内廷費の実態と、今回の不祥事がどれほど深刻なのかが見えてきます。
もくじ
天皇の生活費を盗難?事件の概要まとめ
宮内庁職員が360万円を横領
2024年11月から2025年3月にかけて、宮内庁の20代男性職員が内廷費の現金を繰り返し盗んでいたことが発覚しました。
その総額は360万円にものぼり、本人も「生活費に使った」と認めているとのことです。
このお金は、天皇ご一家の生活に必要な費用として国から支給されるもので、私たちの税金が原資となっています。
ポイントは以下のとおりです。
- 横領の総額は360万円
- 宿直勤務中に事務室から現金を持ち出していた
- 本人は生活費に使ったと供述
事件が発覚したことで、この職員は懲戒免職となり、皇宮警察に告発されました。
宿直中に繰り返し現金を盗む
盗難が行われたのは、職員が宿直勤務をしていた時間帯。
事務室に保管されていた現金を、少しずつ抜き取っていたとされます。
鍵がかかっていたのか、誰がチェックしていたのかは明らかにされていませんが、
- 「一人で管理していたのでは?」
- 「こんなに簡単に盗める管理体制なの?」
といった声がXやヤフーコメントでも多数上がっています。
発覚のきっかけは帳簿とのズレ
発覚のきっかけは、帳簿と手元の現金残高が一致しなかったことでした。
1月に気づいたズレをきっかけに調査を進めた結果、3月には3万円の不足が見つかり、本人が犯行を認めたとのことです。
現金管理に関する基本的なチェックが行われていれば、もっと早く気づけたのではという批判も出ています。
内廷費とは?天皇の生活費の正体
国の予算から出る“皇室のお金”
内廷費とは、
天皇・皇后両陛下と、その直系ご家族(現在は秋篠宮家を除く)に支給される、生活費
のことです。
国の予算から支出され、衣食住・交際費などに使われます。
- いわば「皇室の家計費」
- 税金が原資
- 年間3億円超が支給
私たちの生活に置き換えれば、家族に支給される生活費のようなものであり、皇室が生活を送るための最低限の費用といえます。
内廷費と宮廷費の違いも解説
混同されやすいのが「宮廷費」です。
こちらは公的行事などに使われる費用で、
- 内廷費:私的な生活費(食費や衣類など)
- 宮廷費:公的な儀式や接待などに使う費用
と大まかに分けられています。
今回盗まれたのは、この内廷費。
つまり、より私的な支出に充てられるお金です。
令和の内廷費は年間3億2,400万円
2024年度の内廷費は、年間約3億2,400万円です。
これは皇室会議で決定された予算で、年々ほぼ固定されています。
この金額の中から、天皇陛下と皇后さま、上皇ご夫妻などの生活費が支払われています。
国民の税金?内廷費の財源と使い道
主に税金から支払われている
内廷費は、国の一般会計予算から支出されており、財源は基本的に私たちの税金です。
つまり今回の横領事件は、国民の税金が盗まれたという側面も持ちます。
Xでは
- 「税金を盗まれたと思うと腹立たしい」
- 「公務員としての自覚がなさすぎる」
といった声が多数上がっていました。
食費・衣料・交際費などに使われる
内廷費は主に以下のような目的で使われます。
- 毎日の食費
- 衣類代や医療費
- 親族との交際費や贈答品代
いずれも「生活に必要な支出」とされています。
「私的利用との違いが分かりづらい」との声も
ただし、このお金が具体的にどう使われているのかは、細かく公表されていません。
そのため
- 「税金の使い道が不透明」
- 「プライベートと公務の境界があいまい」
といった疑問の声も多く見られました。
内廷費のように、税金はさまざまな形で私たちの暮らしに使われています。
「税金はどこに使われているのか?」をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事でわかりやすく解説しています。
👉 税金の使い道をチェック!私たちの税金はどこへ行くのか
なぜ防げなかった?宮内庁の管理体制
現金管理がずさんだった実態
帳簿との照合でズレが見つかったことからも分かるように、日常的なチェック体制が緩かったと見られています。
Xでは、
- 「お金の管理が昭和レベル」
- 「電子化してないの?」といった管理体制への疑問が噴出しました。
といった管理体制への疑問が噴出しました。
課長補佐も懲戒処分に
この事件では、監督責任がある40代の課長補佐級職員も「減給10分の1(1カ月)」という懲戒処分を受けています。
つまり、組織全体での見落としがあったと認めた形です。
再発防止へ体制見直しは進むか
宮内庁の西村長官は「綱紀の厳正な保持を徹底する」と再発防止を誓いました。
しかしネット上では、
- 「また起きるのでは」
- 「民間なら即逮捕で済まない」
といった厳しい声が後を絶ちません。
今後の管理体制の強化が注目されます。
Xやヤフコメの声「国民を裏切る行為」
「たった一人で管理していたのか」
コメント欄では、多くの人が
- 「責任者は何をしていたのか?」
- 「こんなにずさんな体制なら他にもあるのでは」と疑問を投げかけていました。
と疑問を投げかけていました。
「税金だと思うと許せない」
特に多かったのは、税金が使われているという点に対する怒りです。
- 「内廷費も税金。つまり国民の金だ」
- 「天皇陛下に申し訳ないというより、まず国民に謝るべき
という声も見受けられました。
「皇室に泥を塗った」との厳しい批判
皇室を支える立場の職員による不祥事ということで、信頼を裏切られたという思いを持つ人も多いようです。
- 「皇室が気の毒」
- 「奉仕の心がない職員は排除してほしい」
といった意見も多く見られました。
【まとめ】
今回の事件は、たった一人の職員による横領という小さな問題に見えて、皇室制度・税金・公務員の責任感など、さまざまな根深い問題を浮かび上がらせました。
- 内廷費は天皇ご一家の生活費で、税金が使われている
- 宮内庁職員が360万円を横領し、懲戒免職となった
- 管理体制の甘さが批判を浴びている
- 国民からは怒りと疑問の声が殺到
再発防止のためには、宮内庁の体制改革が求められます。
信頼を取り戻すには、何よりもまず「透明性」と「説明責任」が必要ではないでしょうか。
投稿者プロフィール

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元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
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