「もうコロナの流行は終わったのに、どうしてまだマスクしてるの?」
街中や電車で、そう疑問に思ったことはありませんか?
実際、2024年以降も、特に若者の間ではマスクを手放せない人が多くいます。
理由は風邪予防や花粉症だけではありません。
実は、「素顔に自信がない」「表情が見られるのが不安」といった心理的な背景が深く関係しているのです。
この4~5年間、マスク姿が当たり前だった世代にとって、マスクは“体の一部”になっているとも言われます。
外せと言われても、そう簡単にはできない。
それがリアルな現状です。
今回の記事では、コロナ後の今もマスクが外せない若者たちの声と、その背景にある課題を5つに分けて解説します。
マスクを外せない理由から社会のまなざしまで、具体的な事例と専門家の意見、そしてネット上のリアルな声も紹介いたします。
もくじ
コロナ後も若者がマスクが外せない理由
マスク姿が当たり前になった世代
マスク生活に慣れてしまった若者にとって、「マスクを外すこと」は特別な行為になっています。
とくに、2020年から2022年にかけて中学や高校生活を送った「マスク世代」は、顔を他人に見せる機会が少なく、マスクを外すこと自体に抵抗があります。
-
日常生活の中で表情を見る・見せる経験が少なかった
-
マスクありきのコミュニケーションが標準だった
-
「素顔がバレるのがこわい」という意識が定着
このような背景が、「マスクが外せない」という心理を強めています。
ある大学生は「卒業アルバムで初めてクラスメイトの顔を知った」と語っており、マスクが当たり前だった環境の影響の大きさがうかがえます。
素顔を見せるのがこわい心理
外見への不安やコンプレックスも、マスクを外せない原因です。
とくに女性の多くが、口元や顔の輪郭を気にしている傾向があります。
-
「マスクをしているほうが落ち着く」
-
「口角が上がらないのが気になって笑えない」
-
「見た目のギャップが怖くて外せない」
こうした声は、大学生だけでなく社会人にも見られます。
また、心理学の専門家によると、女性は「外見の不安」、男性は「他人の目」がマスク着用に影響を与えるとのことです。
「見た目に対する恐れ」が、マスク依存につながっているのです。
マスクは若者にとって“安心グッズ”
表情の管理ができてラク
マスクをしていれば、口元を気にせずに過ごすことができます。
疲れている日ややる気が出ない日でも、マスクで顔を隠すことで気楽になれるという意見が多く見られます。
-
「無理に笑顔を作らなくて済む」
-
「気持ちが顔に出るタイプなので助かる」
-
「目元だけなら感情をごまかせる」
一種の「防御アイテム」としての役割を果たしているのです。
心理的なバリアにもなっており、知らない人との接触や目線のストレスを減らす効果もあると言われています。
「人に見られる不安」への対策
マスクは、他人の目線から「自分を守る」役割も果たしています。
とくに男性の場合、「他人にどう思われているか」を強く気にする傾向があり、マスクによって安心感を得ている人もいます。
専門家によれば、
-
男性は「対人不安」「公的自意識」が強く働きやすい
-
女性は「容姿コンプレックス」「身体への意識」が影響
つまり、男女ともに“理由は違えど、外せない心理”があるのです。
マスク依存は恋愛や就活にも影響
素顔を出すタイミングに悩む
恋愛の場面では「いつ素顔を見せるか」が大きな課題です。
特に、マスクをしたまま知り合って交際が始まった場合、相手にどう見られるか不安になる人が多くいます。
-
「インスタで先に素顔を見せた」
-
「付き合ってから何週間も外せなかった」
-
「食事中もマスクを半分だけずらしていた」
こうした“段階的な素顔公開”が当たり前になりつつあります。
とくに女性は「幻滅されるのがこわい」と語る人が多いようです。
就活でもマスクを外せない人がいる
就職活動ではマスクを外して面接に臨む場面も多く、そこで不安を感じる若者もいます。
-
「マスクで面接を受けたいけど印象が悪くなるかも」
-
「素顔に自信がなく、面接で緊張してしまう」
-
「企業によってマスクの扱いが違い、混乱した」
面接官の前で素顔をさらすこと自体が精神的ハードルになっている場合もあり、採用の現場にもその影響が及んでいます。
マスクを外すためにできること(課題と対応5つ)
① 外見のコンプレックスを乗り越える
見た目への不安がマスクを外せない原因の一つです。
口元や顔の輪郭、口角の形などにコンプレックスを感じている若者は多く、「見た目ギャップ」が怖くて外せないという声が目立ちます。
中には「口角が下がっていて笑えない」という悩みを持ち、整形で改善した例もありました。
-
メイクで自信をつけた大学生
-
コンプレックス克服をきっかけに外せた社会人女性
② 心の不安と向き合える環境づくり
「他人の目が怖い」「評価されるのが不安」という心理的な壁も大きな課題です。
男性に多いのが「公的自意識」や「対人不安」。
これがマスクに頼る理由となっています。
専門家によると、こうした心理的要因は自覚されにくく、改善には時間がかかるとのことです。
-
安心できる友人との時間が「外す勇気」に
-
自己開示の場(授業・SNS等)で不安が軽減
③ 自分のペースで脱マスクを選べること
外すかどうかを「自分で選べること」がとても大切です。
無理に外させることは逆効果。
本人の心の準備が整ったタイミングを尊重するべきです。
教育現場では「強制しないこと」「意思確認の場をつくること」が成果を上げています。
-
素顔の写真掲示で慣れていく取り組み
-
授業でマスクのメリット・デメリットを考える活動
④ 周囲の空気を変える働きかけ
「みんなが外せば自分も外せる」――これが若者の本音です。
日本社会の“同調圧力”や「外す=浮く」という感覚が足かせになっています。
「職場で自分だけ外すのは勇気がいる」「飲食業は今も全員マスク」といった声が多く聞かれます。
-
上司や教員が率先して外す
-
少しずつ“脱マスク”が見られる職場も
⑤ 支援や相談ができる窓口の整備
重度のマスク依存に悩む若者には、専門的な支援も必要です。
自分では悩みと認識できない「醜形恐怖」や「社会不安障害」の可能性もあります。
心理士や精神科医などのサポートを受けることで、少しずつ克服できたケースも報告されています。
-
カウンセリングで少しずつ外せるように
-
家族の理解と見守りが大きな力に
マスクを外すことは、ゴールではなく“選べること”が大切。
一人ひとりのペースを大事に、今日も自分らしく過ごしていきましょう。
コロナ後もマスクはいつまで続く?
社会全体の意識変化がカギ
マスクが外せないのは、本人だけの問題ではありません。
「周りもしているから」「外したら浮きそう」と感じてしまう日本社会の同調圧力も要因の一つです。
-
「マスク=礼儀」という風潮が根強い
-
「飲食店や公務員は今も着用が多い」
-
「空気を読む」文化が無言の圧を生む
コロナが収束しても、社会の空気が変わらなければ、外すタイミングを失ってしまうのは自然なことです。
無理に外さなくてもいい考え方
重要なのは、「いつ外すか」ではなく「外したくなった時に外せること」。
周囲の理解とやさしい目が、そのタイミングを後押しします。
-
無理強いしない
-
自分のペースを大切にする
-
不安を否定せず、寄り添う姿勢を持つ
マスクが「悪」ではありません。
ただ、選択肢があること、そしてどちらも認められる社会が、これからのスタンダードになっていくべきではないでしょうか。
ヤフコメに寄せられた声まとめ(要約)
「今の若者はかわいそう。本当の友達の顔も知らずに卒業した子もいる」(40代男性)
「うちの娘もマスク外せないって悩んでる。学校ではほとんどの子がまだしてるらしい」(50代母)
「マスク=安心感になってるのが問題。もっと自由に選べるようになってほしい」(30代女性)
「外したら『あの子そんな顔だったんだ』って言われそうで、なかなか勇気出ない気持ちはわかる」(20代学生)
まとめ
-
コロナ後でもマスクを外せない若者は多い
-
理由は心理的な不安や外見のコンプレックス
-
恋愛や就職など生活の多方面に影響
-
社会や教育現場の配慮が変化を後押しする
-
外すかどうかは“自由”であることが大切
外すことが正義ではありません。
重要なのは、「選べる安心感を、すべての若者に」だと思います。
私の子ども(現在高校生)は、マスクをした部分にだけ大量のニキビができることに悩まされ、思い切って外して登校したところ、数日で治ってしまったことがきっかけで、それからはまったくマスクをしておりません。
あわせて読むと理解が深まります
今ではマスクを毛嫌いしております。
何がきっかけになるか分かりませんが、こういったことがきっかけになることもあるんだと、参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール

-
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。
最新の投稿
世の中のこと2025年4月30日コロナ後もマスク いつまで?若者の声と課題5つ
豆知識2025年4月29日産後免疫力低下はなぜ起きる?回復に役立つ方法5つを紹介
芸能2025年4月28日永野芽郁 熱愛報道まとめ!田中圭ハロウィン写真の真相とは
芸能2025年4月28日永野芽郁 実家金持ちの噂を検証!驚きの事実5つ