こんにちは。
今回は、「物流2024年問題の対策案は置き配選択者にポイント付与?違う気がする」というテーマについてです。
2023年10月2日、トラック運転手の残業規制強化で物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」で、政府が調整中の緊急対策原案が判明しました。
柱となるのは、運送業者の負担となる再配達を減らすための対策として、玄関前などに荷物を置く「置き配」を選んだ人にポイントを付与するというものです。
置き配が増えることで、果たして本当に改善に繋がるのか?
他の問題が起こりそうだなというのと、根本的な部分を改善しなければ負担は増えるばかりなのでは!?と思いました。
もくじ
物流2024年問題の対策案は置き配選択者にポイント付与?
トラック運転手の残業規制強化で物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」で政府が調整中の緊急対策原案が2日、判明した。運送業者の負担となる再配達を減らすため、玄関前に荷物を置く「置き配」を選んだ人にポイントを付与する実証事業が柱。11、12月を運送業者への荷主の不当な要求などに関する「集中監視月間」とする。週内にも関係閣僚会議で「物流革新緊急パッケージ」として決定し、新たな経済対策へ反映させる。
配信
ヤフコメの反応は?
上記の記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
政府の考えることはやっぱり実社会と乖離しているなぁと改めて思いました。変なポイントで無駄に税金を使わず、運送会社の経費が少なくなるようにできないのでしょうか?ガソリンや軽油の税金を減らすとか、消費税の二重取りを減らすとか。
ポイントではなくて、何度も再配達をさせる場合や時間指定に対して料金を上げるといった消費者側の負担を上げるというのもやむを得ないのではないでしょうか。
たまに配達してるものですが
タワマンとか自衛隊とかゲートやエントランスで受け取ってくれない厄介な場所も多いし、たまに着いたら電話しろとか細かい指示あるやつは全てチップ有料にしてもらいたいです。
置き配してサクッと配達完了しようが手間かかってやっと配達しても同じ一個150円程度しかもらえないのは何とかして頂きたい。
地区の集配拠点を増やして不在荷物はそこにぶち込んで取りに来させるとかしないと横柄な客も多過ぎます。
配達業者です。
置き配に対する取り組みは評価できると思います。
ですが実際、再配達の依頼電話「今帰って来ました。再配達お願いします。」がダラダラ続いて休憩も、食事も出来ない事が多いです。
休憩時間の統一発表もしないと、60分の休憩を取れとか会社から言われても取れないのが現実です。
銀行もお昼休憩で窓口を閉める時代になりました。配達業者も必要だと思います。
置き配推奨したら盗難が爆増します。ポイントでどの程度配布するのか知りませんが、どうせ数円分/回でしょう?その盗難に対する保険料やいざこざはどのように考えているのでしょうか。また事務費で数億円消費するだけなのでは?ポイントを配るアプリの開発も数十億以上かかるでしょう。
置き配普及させたいのなら宅配ボックスを国主導で配布・レンタルもしくは購入費用負担などを行ったほうが解決に近づくのではないでしょうか。
置き配は環境や考え方によるところが大きいので、ポイントの付与でそんなに変わるものかなって疑問はあります。
それであれば、私も仕事で戸建てやアパートを作ってますが、宅配ボックスを設置する方が、一番即効性があります。
宅配ボックスって高価に思えるが、サイズにもよるがそんなに高くないので、所有者がもっと積極的に宅配ボックスを設置するように促すのが、最も良い方法だと思います。
政府とか有識者ってほんと何を考えているんだろうか?
2024問題で物流の危機にあるのは宅配ではない 日本の物流における宅配の割合はごくわずか 宅配の問題を解決するのに置き配も一つの選択肢ではあるけど そもそもの解決策ではない 簡単に解決できる方法は産業別の最低賃金に物流を加えて大幅に賃金を上げること 人手が足りれば置き配に対応できないところにも対応できるようになる
置き配を促進して万一盗難や悪戯による破損が生じた際に誰が保障するのでしょうね。
大手の販売業者は可能だろうけれど、中小小売店はいちいち保障するのは無理なのでは。
個人にポイントを付与するならこの辺のケアも同時進行で検討すべきでしょうが、今度は故意の紛失も多発しそう。
とにかく政府の案には想像力が足りないし、選挙を見据えたその場限りの対策を乱発しすぎだと思います。
置き配がスムーズにいくのは
一軒家の方やきちんとした設備のあるマンションのみでは?
知り合いのマンションも置き配ボックスがあるそうですが住んでいる住人の数と設置数があっておらず常に埋まっていると聞きました。
他にも同様の方が結構いるようなので
置き配をしてもらうように促すなら設備も整えないとパンクするだけです。
置き配にしてから荷物の受け取りスムーズで楽になりましたし助かってます。
ただ、一部の業者の方は荷物を投げて入れたりしてる人もいるので本当に大事な物は受け取り可能な日に受け取った方がいいです。
違う気がする。根本的な部分を改善しなければ意味がないのでは
ヤフコメの多くには「置き配は環境によっては盗難トラブルが多発する」「置き配より宅配ボックスの設置を促進したほうが良いのでは」という意見がありました。
たしかにそうだなと思ったのですが、なかにはこのような声もありましたよ↓↓
また現実的じゃないことを議論している。
配達する側として、一番ありがたいことは配達時に必ず在宅であることです。
宅配ボックスは使用方法を確認するのに時間がかかるし、置き配は適していない届け先がたくさんある。ほとんど屋根がなかったり、床がびしょ濡れだったり…そのまま指示通り置き配するとクレームになるので電話で確認とったり…
その電話がなかなかつながらないことも普通だし…
シンプルに昔に戻したらいいのに…
留守なら持ち帰りホーム預かりにして取りに来てもらう。再配達なら翌日以降で有料。
宅配ボックスって種類がたくさんあるだろうから、使用方法を確認する手間のことを考えると、時間がないドライバーさんにとってはそれも時間のロスなのかもしれませんね。
かといって置き配ですと、やはり家の環境によっては盗難のリスクが増えたり、荷物が濡れてしまってトラブル問題に発展したりと、なかなかややこしい事にもなりそうです。
うちは可能な限り置き配をお願いしていますが、それができるのは雨がしのげる屋根があるというのと、治安が悪くないからなのかなと思いました。
そう考えますと、置き配を促進して税金使ってポイントを付与とかではなくて、一度届けて不在だったっ場合は、集配所に各々が取りに行くという単純な方法が一番いいのでは?
外国ではそのような方法をとっている国が多いですし、何でもかんでも至れり尽くせりな環境ってどうなの!?というのは、前から思っていましたので。
まあ、足腰が悪い人や車がないと不便な場合や、小さなお子さんや介護者がいて取りに行けないという人もいるでしょうから、またそれはそれで反対意見が出そうですがね。
ということも考えたら、根本的な部分を改善するべく、ドライバーさんの給料をもっと上げて労働環境を良くし(何時~何時は休憩時間なので配達不可を設けたり配達時間を短縮するなど)、ドライバーのなり手をもっと増やすことだったり、あとはガソリン税や二重課税をなくして物流の負担そのものを減らすことをしていったほうが、おのずと改善されていく気がしましたよ。
もしも「置き配選択者にポイント付与」が始まったとしたら、そのためにどれくらいの税金が使われるのだろう、、、
また首をしめられる思いです汗
では今回はこのへんで。