こんにちは。
今回は、「緊急事態宣言は一定の効果あった?それと引き換えに失ったものも多いが」というテーマについてです。
2023年4月7日、松野博一官房長官は記者会見で、新型コロナウイルスの『緊急事態宣言』について「感染拡大防止に一定の効果があった」と述べました。
これに対し、国民からは様々な意見が寄せられていましたよ。
たしかに、「感染拡大防止」には一定の効果はあったでしょうね。
しかしそれと引き換えに、失ったものも多かったのでは?と感じました。
緊急事態宣言は一定の効果あった?
松野博一官房長官は7日の記者会見で、初めての発令から同日で3年が経過した新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」について、「感染拡大防止に一定の効果があった」と述べた。
来月8日に新型コロナが感染症法上の「5類」に引き下げられた後に再拡大した場合は、「オミクロン株と大きく病原性が異なる変異株が出現すれば、(同法に規定する)指定感染症に位置付けるなど必要な対応を講じる」との方針を示した。
配信記事
ヤフコメの反応は?
上記の記事に対して、世間からはどのような反応があったのでしょうか。
一部ご紹介します。
何に対しての効果なのか??
感染人数が減れば効果有りという解釈なのか。廃業に追い込まれた事や商売が瀕死になった事、学生しか出れない大会が中止になった事、受給詐欺の多発や景気悪化などなど。
総合的な議論と、解析をして発言して欲しい。
一方でやたら給付金ばかり貰ってウハウハな人達。
こんなんで効果有りは言っちゃダメだろうに。
緊急事態宣言は感染の効果なんてなかったんじゃないの?
出しても出さなくても増減を繰り返してたし。ただ経済を萎縮させただけ。
自己満足的な総括はして欲しくない。科学的検証もしてないのに何で効果有ったと言えるのか?
今回のコロナについては色々と検証しなければならない事が多い。利権ありきの対策が多すぎたし無駄なばら蒔きも多大だったし。
「一定の効果」って良い言葉だよね。
なぜなら、一定の効果の”一定”に定義がないから、『効果が0』でなければ効果があった、ということに仕えてしまうんだから。
仮にMAX100%のうち、1%でも効果があったら、「一定の効果があった」って言えるんだから。
そりゃ、0じゃないだろ。だけど、諸々のデメリットを上回る効果があったかどうかが大事なんだけど。
感染拡大防止の1点だけでみれば多少の効果はあったと思います。その代わり経済の停滞、飲食業や中小企業への大規模な財政出動、少子化の加速などデメリットも膨大だったはずです。第三者が全てのメリットデメリットや費用対効果を検証して、次に同じような事態が発生したときの指針にすべきだと思います。
メディアや当時の空気感で緊急事態宣言を出さざるを得ない状況もありましたし、今さら当時の対応を批判するつもりはないので、正当な評価・検証をして未来に活かしてほしいです。
「一定の効果があった」。
自信を持って「効果があった」と言えない消極的な表現ですね。
「一定の効果」は、報道の仕方で日本の国民を操ることができることが証明された。
くらいで、経済などマイナス効果のほうが大きいと感じる。
感染防止には効果あったかもしれんが、その対策でコロナ以外の犠牲をどれだけ出したと思ってるんだ?
天災はやむを得ないが、人災はあってはならないんだよ。
「感染拡大防止に一定の効果があった」
確かに感染拡大には効果があったと認めよう。ほんの僅かな感染者が徹底的に隔離されたわけだから拡大しようがない。
しかし、その効果以上に社会や経済、そして文化に至るまで悪影響を与えたのはダンマリですか。今後は「失われた3年」と定義されるだろう。
やりすぎて日本だけ経済回復から取り残された。
そんなことばかりだ。この国は。
結局、スウェーデン型に舵を切っていたら、ここま経済的ダメージが 無かったと思う。
コロナでは助かっても、経済的に困窮して自ら命を絶った人も多かったのでは?
緊急事態でなくても良かったよ笑
結局、結果論から見ても不要不急の外出を控えてくださいだけで良かったって!
で、国民の税金をばら撒いて小さな売上規模の飲食店が儲かったって話。
本当に必要ならロックダウンだって。
効力のない制度見直さない政府…終いには効果あったってちゃんちゃらおかしいな!
スウェーデン型のコロナ対策って何?
コメントにもあったのですが、スウェーデン型のコロナ対策って具体的にどういったものなんでしょう。
詳しくは分からないので調べてみました。
スウェーデンで、経済・社会活動の再開が着実に進んでいる。新型コロナウイルス感染症をめぐり、同国では一貫して強力なロックダウン措置を導入せず(2020年5月7日、2021年5月18日記事参照)、マスク着用も個人の判断に任せるなど、周辺国に比べ緩やかな対策を継続してきた。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、スウェーデンにおける8月15日までの14日間の人口10万人当たり感染者数は100.85人とやや増加傾向にあるものの、死者数は0.10人と、EU加盟27カ国で最も低い。こうした中、政府は段階的に規制を緩和しており、9月には現行のステージ3から4に移行し、イベント、集会、飲食店などにおける人数制限が解除される予定だ。
引用:スウェーデン、新型コロナ禍からの回復基調が鮮明に(スウェーデン) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ
スウェーデンはコロナが流行ってからも強力なロックダウンはせず、マスクも最初から個人の判断など緩やかな対策を続けてきたようですが、感染者数も死亡者数も爆発的に増加することなく経済や社会活動の再開は着実に進み、マヒするような事態にはならなかったようですね。
緊急事態宣言と引き換えに失ったものは多い
かたや日本は、何度となく緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を行い、マスクは国民の99%が着用、ワクチンも2回接種率は8割以上にもなったにもかかわらず、感染者数は増減を繰り返し世界一にまでなってしまいました。
緊急事態宣言が発令されているあいだは一時的に感染者数は減ったかもしれませんが、それも本当に一時しのぎで「7波だー」「8波だー」と繰り返されましたね。
たしかに、流行当初は未知の新型ウイルスと言われ、対策も試行錯誤だったと思いますから緊急事態宣言を出したのは仕方ないと思います。
あの時はほとんどの国民が恐れていましたしね。
しかし、これといった効果が感じられないのに何度も出されたため、経済はマヒし子供たちの貴重な学校生活や思い出も奪われることとなりました。
<緊急事態宣言>
●第一回⇒2020年4月7日~5月25日
●第二回⇒2021年1月8日~3月21日
●第三回⇒2021年4月25日~6月20日
●第四回⇒2021年7月12日~9月30日
<まん延防止重点措置>
●2021年4月5日~9月30日
●2022年1月9日~3月21日
※対象地域を分けなかった場合の期間
ほぼ重症化はせず、たいてい軽症か無症状で済むと言われている子どもたちの貴重な3年間、修学旅行や遠足、運動会や部活の大会等が軒並み中止になった子たちは本当に気の毒でしたね。
何をもって「一定の効果」があったと言うのか。
まあたしかに、一時的な感染防止はできたでしょうね。あくまでも一時的には。
では今回はこのへんで。