こんにちは。
今回は、「コロナを5類に引き下げ?なぜ厚生労働省は今検討段階に入ったのか」というテーマについてです。
日本政府は2020年1月28日に閣議決定した政令で、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けを「第2類指定感染症」とし、今日まで指定病院での受け入れや入院勧告、様々な行動規制など厳重な感染防止措置を実施してきました。
令和2年1月28日(火)定例閣議案件 | 閣議 | 首相官邸ホームページ
第2類指定感染症と言えば、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)、結核などと同じ分類であり、3類のコレラや腸管出血性大腸菌感染症、4類のマラリアや狂犬病より上の扱いになります。
ちなみに1類はエボラ出血熱やペスト、5類はインフルエンザ、はしか、梅毒などです(全部で5段階)。
しかしそんななか、2021年8月9日、厚生労働省が感染症法の運用の見直しを検討するとの情報がありました。
もしもコロナが2類から5類に引き下げられることになれば、医療のひっ迫は改善され経済も今より回りだすと思うのですが、実際はどうなんでしょうか。
また、なぜ厚生労働省は今になって感染症法上の運用の見直しを検討することにしたのでしょうか。
コロナを5類相当に引き下げ?
新型コロナウイルスの感染者の入院勧告や就業制限などに関し、結核やSARS(重症急性呼吸器症候群)以上の厳格な措置をとる感染療法上の運用について、厚生労働省が見直しに着手したことが9日、分かった。
厚労省は感染症法上の運用の変更は臨機応変に可能とし、見直し作業に着手。毎年流行するインフルエンザが対象となる5類に移行することになれば、入院勧告や感染者の隔離なども不要になり、自治体や医療機関の負担は大幅に軽減される。
たしかに、コロナがインフルエンザと同等の5類に引き下げられれば、隔離や入院勧告も必要なくなり、近くのクリニックで診てもらえることになりますよね。
そうすれば、コロナ受け入れ指定病院の医療従事者の方々の負担も激減するでしょうし、医療のひっ迫も改善される気がします。
長尾クリニック院長の長尾和弘医師の発言
長尾クリニック院長の長尾和弘医師は、8月10日に放送されたフジテレビ系のお昼の情報生番組「バイキングMORE」で、コロナの感染症法上の分類を引き下げるよう訴えました。
そして、
「僕が言ってることが間違ってたら、僕は責任取って医者辞めます」
「今のやり方はわざわざ重症化するのを待っているようにしか見えない。早く治療すればそれで終わり。私が診てる人は1人も死んでない。」
とピシャリと発言し、揺るぎない強い意志と覚悟を伺わせました。
長尾院長は現在、2類相当に分類されるコロナを季節性インフルエンザと同じ、5類扱いにするよう提言。引き下げにより、「開業医による早期診断・即治療が可能=重症化予防」「すぐに入院が必要な人は開業医が直接依頼=タイムラグなし」「濃厚接触者の健康観察、入院先の割り振りが不要に=保健所崩壊解消」と、3つのメリットを挙げ、「5類にすれば全て氷解する。24時間医師と直接話せる体制、重症化リスクの高い人はドクターtoドクターで直接話せるような体制を構築することが大事」と解説した。
また「イベルメクチンという特効薬があって、誰でも使える。疥癬(かいせん)の治療で普段使ってる薬。これを全国民に配る」と話し、「アベノマスク」に匹敵する「スガノメクチン」制度も提案した。引用:長尾和弘医師の提言に賛同の声 コロナを5類扱いにすれば「全て氷解」「イベルメクチンという特効薬が…これを全国民に配る」:中日スポーツ・東京中日スポーツ
これに対して、火曜レギュラーのブラックマヨネーズ・小杉竜一さんは「メリットしか感じない」と同意され、またこの日のツイッターなどでは賛同する発言があふれ、一時「バイキング」のワードがトレンドワード入りしたほどだったといいます。
しかしイベルメクチンは、いまだにコロナの特効薬としては承認されていませんし、WHOも推奨していませんよね。
イベルメクチンは、30年以上前からある内服薬で副作用はほぼないとありました。
また、海外でもイベルメクチンを内服して、コロナが激減した国もあると言います(インドやアフリカ)。
死亡者や重篤な副反応が多数報告されているワクチンより、人体には悪影響が少ない気がするのですが何故承認されないんでしょうね。
5類引き下げ検討に尾身茂会長が待ったをかけている!?
政府感染症対策文科会会長の尾身茂氏が、「5類に引き下げることはやるべきではないと思う」と発言されたようです。
たしかに5類に引き下げられたら、尾身会長の仕事減っちゃいますもんね。
しかしながら、見直しは進んでいるようです。
なぜ厚生労働省は今検討段階に入ったのか
ここで、ふと疑問が湧きました。
現在、コロナの新規感染者はとどまるところを知らず、どんどん増え続けていますよね。
現に、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域もあります。
今までの政府だったら、「もっと厳重な取り組みをしなければ!」となるはずでしょうに、、
それなのに、なぜ厚生労働省は今になって緩和を検討することにしたのでしょうか?
理由は分かりませんが、何かしら理由があるような気がしています。
菅総理事務所に電話。
コロナを5類相当にせよ。1,2類相当だから医療逼迫
するし子ども達はマスクさせられていると。あと、尾身
と西村黙らせて。『私どもも同じように思ってます。
オリンピック終わってワクチンが進めば5類相当に進む
はずです』と。尾身と西村の事言ったらあちらも笑
ってましたよ
ワクチン接種がとりあえずのノルマまで行ったから?
ひとまずオリンピックが強行できて終わらすことができたから?
正直、色々と勘ぐってしまいます。
おわりに
コロナを5類に引き下げることに関しては、賛否両論あるようです。
倉持先生に続き三鴨教授も…新型コロナめぐる政府方針転換に異議「デメリットが上回る」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
新型コロナ2類から5類への変更検討に賛否 堀江貴文氏「やっとか」倉持仁氏「放置国家も甚だしい!」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
意見が人によって様々なのは当たり前のことですが、私個人としては5類相当になった方があらゆる面で良いのでは?と思っています。
しかしながら、調べてみたところコロナの感染症法上の位置付けの見直しは、過去にもされていたようですね。
<新型コロナ>厚労省「2類相当」見直し検討 インフル相当の「5類」への引き下げの考えも|行政・社会|全国のニュース|佐賀新聞LiVE
その時にも政府は「できるだけすみやかに対応する」と、引き下げを容認する考えを示していたようですが、結局は引き下げられませんでした。
今回はどうなるのでしょうかね。
では、今回はこのへんで。