こんにちは。
今回は、「三浦春馬さんの天外者が上映開始!贔屓目なしの感想と場内の様子は?」というテーマについてです。
三浦春馬さん主演の本当の遺作「天外者」が、ついに12月11日から全国の劇場で公開となりました。
本当なら初日に観に行きたかったのですが、どうしても仕事と家の都合がつきませんでしたので、2日目の12日に観に行ってきました。
土曜日だということもあり、映画館自体は大盛況だったのですが、はたして天外者の来場状況はどうだったのでしょうか?
大ヒット&ロングランにするべく、1人でも多くの方が観に行ってくださると嬉しいのですが。
そこで今回は、天外者を観た感想を、三浦春馬さんが出演しているとかそういうのではなく、あくまでも一つの作品として贔屓目なしで観た感想と、私が入った上映時間での来場者の様子などについてお伝えしたいと思います。
まだ観に行かれてない方で、何も知りたくないという方はここでUターンしてくださいね。
天外者を観た感想(三浦春馬さん以外の部分)
天外者を観た感想ですが、まずは音楽と音響が素晴らしい!
観客を思わず引き込む演出の一つに、音楽や音響は欠かせませんが、天外者ではそれらが憎いほど巧みに使われており、しょっぱなからグッと惹きつけられました。
映画の中には、音楽や音響がモヤっとしていて、途中で眠くなってしまったり、物語の内容が掴みにくい時があるのですが(映画の世界観のために、わざとモヤっとさせているときもあるのでしょうが)、天外者はハードな時とそうでない時の差がはっきりとあり、ワクワクドキドキがずっと継続できました。
次に、主要キャスト陣の演技が素晴らしかったです。
西川貴教さんは音楽アーティストですので、観る前までは「演技はどうなの?」とドキドキしておりましたが、役者を圧倒するほどの演技力で、せりふ回しはもちろんのこと、表情一つ一つに至るまで、ビックリするくらい圧巻でした。
そしてやはり、音楽アーティストならではの声量には目を見張るものがありました。
声を張り上げるシーンがあったのですが、パーンと通る声質と声量には「さすがだ!」と感じましたね。
三浦翔平さん演じる坂本龍馬は、おっしゃる通り「豪快な龍馬」で、振る舞いも笑い方もしゃべり方も。まさに豪快そのものでした。
「カネ恋」の時とは180度違いましたよ。
三浦春馬さんと何度も話し合いを重ね、読み合わせをしたというだけあって、五代友厚との息もピッタリでした。
伊藤博文役の森永悠希さんは、人懐っこい若い時分から、日本を背負うであろう時が来た時までを見事に演じておられました。
さすが子役からされているだけあって、ソフトな風貌でありながらも作品の中においては非常にキーマンで、潤滑油的存在でしたね。
遊女役の森川葵さんは、この方は表情で引き込まれる女優さんだなと前々から思っていたのですが、やはり演技もとても素晴らしく、この方のシーンで何度もホロっと泣いてしまいました。
とても将来有望な女優さんだと思います。
作品の後半から登場した五代友厚の妻・豊子役の蓮佛美沙子さんは、三浦春馬さんから直々にオファーがあったというだけあって、長年連れ添った本当の夫婦のように感じました。
お二人は、高校の同級生でもありますもんね。
⇒三浦春馬さんから神人さんに届いたメッセージを天外者から読み解く
天外者の三浦春馬さんについての感想
天外者の三浦春馬さんについての感想ですが、はじめから終わりまで、とにかく熱量がすごい。
作品内にはそれぞれ喜怒哀楽がはっきりとあり、大声で心の底から笑う三浦春馬さん、顔をくしゃくしゃにして泣く三浦春馬さん、怒号が飛び交う中、大声を張り上げて叫び訴える三浦春馬さん、好きな人を必死に追いかける三浦春馬さん、たくさんの三浦春馬さんが存在していました。
どれを取っても熱量はすごく、ときには一緒に笑い、ときには一緒に泣き、そして胸が熱くなりました。
また、天外者は時代の転換期が舞台ですから、サムライ姿の三浦春馬さんはもちろんのこと、無精ひげでボロボロの服を着て目的地に向かう姿や、刀で髷(まげ)を切り落とした長髪の三浦春馬さん、現代の髪型に着物姿の三浦春馬さん、洋服姿の三浦春馬さんなどなど、、、
これでもかというくらい様々な姿が見れますので、ファンにとってはこれも嬉しいことだと思いました。
さらには、前々から殺陣を習っていたというだけあって、殺陣のシーンは何と言いますか、非常に安心して観ることができました。
あ~、絶対大丈夫だっていう。
あとは姿勢もとても良いんですよね。もともと長身ですが、姿勢が良いことで更にそれが生かされ、圧倒的な存在感を放っていましたね。
外国人と並んでも、まったく見劣りしていませんでしたよ。
そして、五代友厚の言葉一つ一つが、まさに三浦春馬さんの言葉に聞こえました。
「金も名誉もいらん」
「私は夢のある未来が欲しいだけだ」
「そんな未来を、俺が作ってやる」
「それでも前に進まねばいかん」
本当に三浦春馬さんが言っているように聞こえ、自然と涙が出てきました。
そういえば、天外者の三浦春馬さんの手は震えていませんでした。
やはり「カネ恋」の時に手が震えていたのは、極度の緊張やストレス、体調不良のせいだったと思われます。
あとは余談ですが、ほかの遊女から誘われた時「俺は決めておる」といって断っていた様子も、真面目な三浦春馬さんと重なりました。
⇒日本アカデミー賞話題賞に天外者と三浦春馬氏を投票しよう!方法は?
場内のお客さんの様子は?
私は土曜日の朝一の上映回で観てきたのですが、客層は思ったより若い人は少なく、中高年が多い印象でした。
なかには、杖をついて来られたおじいさんもおり、映画を観る前から目頭が熱くなってしまいました。
客席は、残念ながら満員御礼ではなく、空いている席の方が多かったです(しかし満員御礼だった客席は、私は二宮和也さん主演の「大奥」しか記憶にありません)。
上映中は、会話も食べ物を食べる音も一切なく、お陰で映画に集中することができました。
映画が終わりエンドロールが流れると、自然と拍手が起こり、すべての上映が終わった時点で大きな拍手が起こりました。
よくエンドロールの最中に席を立って帰る方がいますが、今回の天外者では私の知る限りでは1人しかいませんでした。
かなり急いでいるかんじでしたので、時間の合間を縫って観に来られたのかもしれませんね。
その後、拍手がやんでから皆さん席を立ち始め帰っていかれましたが、かなりの方が鼻をすすっていました。
一番大きく拍手をされていた中高年の方々は、皆が席を立って帰るときになっても、座ってハンカチで涙を拭っておられました。
本当に、老若男女問わずファンがいるんですね!
そういった意味でも感動しました。
⇒三浦春馬さんの性格が良いエピソードは?実際の体験もお教えします
おわりに
いや~、天外者は贔屓目なしで観ても、本当に素晴らしい作品でした。
1人でも多くの方にこの作品を観てもらい、そして日本をもう一度考えたいと感じました。
三浦春馬さんは正真正銘「素晴らしい俳優」であり、そして天外者は間違いなく代表作になることでしょう。
都合がつく限り、また観に行こうと思います。
一回観ただけでは気が付かなかった部分もあるかもしれないですからね。
以上、天外者の感想でした。
<追記>
コメントで教えていただいたのですが、12月13日の公式ツイッターにて、新たに26の映画館が追加されたと発表がありました!
素晴らしいです!動員数が多いということなんでしょうか。
本当にうれしいですね。
お近くの映画館をチェックしてみてくださいね。