こんにちは。
今回は、「BPO(放送倫理・番組向上機構)とは?不審な番組は審議依頼しよう」というテーマについてです。
突然ですが、BPO(放送倫理・番組向上機構)という機関をご存知ですか?
BPOは、テレビ番組に対する視聴者からの苦情や、番組で取材を受けた人が人権侵害を申し立てることができる機関であり、委員には弁護士や法学部教授、TVプロデューサーなど様々な分野の方がいます。
これまでにも多くのテレビ番組が審議や申し立てを受け、注意や意見・要望などが通達されましたが、最近の不審な番組といえば、三浦春馬さんが出演されていた「カネ恋」ではないでしょうか。
1話~4話まで、不審な点や納得できない点は数えきれないほどあるのですが、なかでも驚いたのは4話の冒頭「タオルケット」のシーンです。
いただいたコメントで私も気が付いたのですが、明らかに不審です。
それに関しては、あとで詳しくご説明しますね。
BPO(放送倫理・番組向上機構)とは?
BPO(放送倫理・番組向上機構)とは、放送の自主・自律を守るために放送界がつくった第三者機関です。
「視聴者からの苦情」や「取材を受けた人による人権侵害の申し立て」をもとに、対象となっている番組の検証を行い、意見や要望などをテレビ局や番組制作側に通達し、放送界の自立と質の向上を促す機関のことをいいます。
検証は公平な判断ができるよう、自主的かつ独立した第三者の立場から迅速・的確に対応しています。
BPOの加盟社は2019年3月現在で、NHKや民放連など207社に至っています。
BPOを構成する3つの委員会
BPOは3つの委員会から構成されており、各委員会にはそれぞれ弁護士や法学部教授、TVプロデューサー、エッセイスト、精神科医など様々な分野の方々が在籍されています。
委員は第三者性を保つため、放送事業者の役職員以外によって構成されています。
①放送倫理委員会
放送倫理検証委員会とは、「放送界の自浄機能を確立し、視聴者に信頼される放送を維持すると共に、表現の自由を守ることを目的」としており、視聴者などからの苦情により問題があるとされたテレビ番組について、番組内容や制作の在り方、取材の方法などについて調査する委員会です。
放送倫理上問題がなかったかどうかを審議・審理し、その結果を公表します。
※「放送倫理上問題がある」と指摘された番組は『審議』、「内容の一部に虚偽がある」と指摘された番組は『審理』となります。
②青少年委員会
青少年委員会は、正式名称を「放送と青少年に関する委員会」といいます。
青少年員会とは、取材において青少年に対する対応が不適切であったり、青少年が視聴するには問題がある、などといった苦情や指摘があった番組に対して審議を行い、制作者の意図や意見を聞いたりしたうえで「見解」を公表する委員会です。
ほかには、番組と青少年との関わりを調査、研究も行っています。
③放送人権委員会
放送人権委員会は、 正式名称を「放送と人権等権利に関する委員会」といいます。
放送人権委員会とは、番組で取材を受けた人が放送によって「名誉やプライバシーなどの人権侵害を受けた」という申立てを受けて審理し、「人権侵害が本当にあったかどうか」、「放送倫理上問題はなかったか」を判断する委員会です。
申立ては無料で行うことができ、委員は第三者の立場から、迅速かつ公正に審理します。
BPOはテレビ局に対してどのような権限を持っているのか?
BPOの各委員会がテレビ局に対して行えることは、「勧告、見解、意見の通知」です。
ですから、テレビ局や番組制作側に対して命令や指示をするなどの強制力を持って義務を課す権限はありません。
あくまでも、「勧告、見解、意見の通知」されたテレビ局が、それらをもとに独自に判断するだけに至ります。
テレビ局はBPOを恐れている
一見すると、BPOはそこまで強い権限を持っていなさそうですし、意見の通知をされたところでテレビ局や番組制作側は痛くも痒くもなさそうですよね。
しかし、テレビ局はこのBPOを過剰に気にしているといいます。
それはなぜなんでしょうか?
ある情報番組スタッフの話によりますと、「BPOに検証されて、たとえ『問題なし』の判断に至ったとしても、『BPOに申し立て』されたことがニュースで報じられると、テレビ局やその番組のイメージダウンにつながり、そうするとスポンサーにも大きく影響してくる。」ことを懸念しているそうです。
ですから、じつは視聴率よりも番組イメージの方に重きを置いており、例えば視聴率が取れそうな大スクープなネタがあったとしても、BPOで問題にされないように確実にウラ取りができる安全なネタの方が優先されるというのが現実のようです。
BPOと各テレビ局との関係について
BPOと各テレビ局は、基本的にはお互い協力関係を原則としています。
テレビ局側には、局を代表する責任者(登録代表者)と日常的な連絡のやりとりをする担当者(連絡責任者)を決めてもらい、情報や意見の交換をしています。
万が一、勧告や見解が出た際は、その旨をテレビ局に送ったり、BPOに寄せられた視聴者からの苦情や意見を週に1回送っています。
BPOには放送界に関係している人も多いため、テレビ局寄りの判断が多くなるのでは?
私たち視聴者が一番気になるところは、このことではないでしょうか。
公平な判断をしてもらえないなら、審議を依頼しても意味がないですからね。
BPOには、たしかにテレビ局に関係している人も在籍していますが、BPOの主な活動は「委員会の自由な議論を経て、まとめる勧告や見解を明らかにすること」ですので、公表されるBPOの見解や検証などは公平な判断ができるよう、自主的かつ独立した第三者の立場からの委員で構成された委員会によって決定されます。
したがって、けっしてテレビ局寄りではないとあります。
BPOと政府や総務省との関係について
BPOと政府や総務省との関係についてですが、BPOは「放送の自主・自律を守るために放送界がつくった第三者機関」ですので、人的、財政的などすべての面において、政府や総務省との関係はないとしています。
⇒本能性振戦とは?原因や症状、三浦春馬さんの手の震えについても
「カネ恋」の不審なシーンについて
「カネ恋」に関しては、放送が始まった頃から反〇が丸わかりの演出であったり、三浦春馬さんに対する嫌がらせな小細工が随所に見られましたね。
それだけでも十分にBPOに審議依頼できる材料だと思うのですが、コメントをいただいて明らかにおかしいと感じたシーンは、4話の冒頭「タオルケット」のシーンです。
三浦春馬さんは、なぜかパジャマではなくシャツで布団に寝ており、顔をゆがめて天井を見ています。
その顔だけでも心がザワザワするのですが、次の瞬間三浦さんが頭までタオルケットを被り、横向きになったあとカット割りでコマが変わります。
その変わったあとのシーンが、明らかに三浦春馬さん1人だけの膨らみではないのです。
タオルケットの上部に三浦さんと思われる髪の毛が少し出ていますから、そこに三浦さんの頭はあったのでしょう。
そうすると、胸のあたりだと思われる場所が異常に膨らんでおり、まるでタオルケットの中にもう1人誰かが入っているのではないかと思わせるような、不気味な膨らみ方をしているのです。
私は1回観ただけでは気づくことができず、その後コメントをいただいて録画を何回も見直したところ、やはりおかしいという結論に至りました。
第三者的な意味で家族にも見てもらいましたが、家族も「どう考えても不自然」だと言っていました。
言葉で説明してもピンと来ないかもしれませんので、そういった方はこちらでご確認ください。
カネ恋の4話の最初のシーン、春馬くんの上に人が乗っているように思います。
コマ送りで何回も再生したら、カット割りになっていて、ここから別録りだと思います。
赤い線のところが、春馬くんでは無い別の人だと思うのですが…。#三浦春馬#harumamiura #カネ恋#ガスライティング pic.twitter.com/KUXpOOiIYy
— bank.band (@bankban72437051) October 17, 2020
上手く反映できているといいのですが。
考えてみれば、あの時なぜ片手だけを出させたのかも不可解です。
そんな演出、あの場面では必要なかったはずです。
しかも、その手もなんだか苦しそう??
あのタオルケットの中は、一体どうなっていたのでしょうか。
おわりに
もしも、上記のシーンが不審に思えた方は、BPOに審議依頼をしてみるのも1つの手段だと思います。
依頼の数が多ければ、BPOが動いてくれる可能性も高くなるはずです。
テラスハウスの木村花さんの件も、お母様が頑張られてBPOが動きましたからね。
しかし、今やテレビ業界では、BPOで審議されないように先回りして、問題になりそうな表現や演出を自主規制することが増えていると言われているのに、なぜ「カネ恋」ではあからさまな演出をしまくったのでしょう。
そこが本当に謎です。
たしかに謎なんですが、しかし何もしなければ状況は変わりませんから、三浦春馬さんのために私は行動を起こしたいと思います。
<追記>
BPOに依頼をしました。
匿名で送れますし、住所も都道府県のみで可能です。
少しでも不審に思われた方は、ご検討よろしくお願いします。