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中国から輸入のスナック菓子にTBHQ?禁止酸化防止剤の体への影響5つを解説

中国から輸入されたスナック菓子に、日本で禁止されている酸化防止剤「TBHQ」が使われていたことが発表されました。

この発表に、不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

特に、お子さまのおやつとして口にするものだけに、心配は尽きません。

そこで今回の記事では、中国から輸入されたスナック菓子に含まれていたTBHQについて、なぜ問題なのか、体にどんな影響があるのかを5つの視点でわかりやすく解説します。

食品の安全に関心のある方、健康を守りたい方に向けて、具体的な注意点や対策までくわしくご紹介します。

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中国から輸入のスナック菓子にTBHQ検出

問題になったスナック菓子とは

2025年6月、千葉市保健所は、中国から輸入されたスナック菓子「フライドポテト うすしお味」から、日本で使ってはいけない酸化防止剤TBHQ(テーブチルヒドロキノン)が検出されたと発表しました。

この商品は、清水物産ホールディングスが輸入し、約12万袋が販売されていました。

重さは1袋あたり45グラムで、賞味期限は2026年1月1日とされています。

  • TBHQは1キログラムあたり0.0011グラム検出
  • 今のところ健康被害は報告されていない
  • 食品衛生法に基づき、全品回収と廃棄命令

なぜTBHQが使われていたのか

TBHQは、油の酸化を防ぐ目的で食品に添加されることがあります。

輸入元の中国では使用が許可されている場合があり、日本の基準との違いが原因と考えられます。

輸入食品には、以下のようなリスクがあります。

  • 日本では禁止でも、他国では使われている添加物がある
  • 成分表示が正確でないケースがある
  • 販売者がすべてを把握していない場合もある

日本での使用は禁止されている

日本では、食品添加物としてのTBHQの使用は認められていません。

過去にも同様の添加物が問題となり、規制が強化されています。

食品衛生法に違反した商品は、以下のような対応が取られます。

  • 保健所による検査と報告
  • 回収・廃棄の命令
  • 事業者名の公表

日本の法律は安全性を重視しており、体に害を及ぼす可能性がある物質については厳しく対応しています。

酸化防止剤TBHQとはどんな物?

TBHQの役割と使われ方

TBHQは、揚げ物や加工食品の油が酸化して味や品質が落ちないようにするために使われる添加物です。

見た目の変化を防ぎ、賞味期限を延ばす効果があります。

主に使われる食品の例は次の通りです。

  • フライドポテトやポテトチップス
  • 揚げ菓子やスナック
  • インスタント食品

TBHQは酸化防止力が高いため、海外では広く使われている国もあります。

日本と海外でのルールの違い

日本では、TBHQの安全性について十分なデータがないとして使用が禁止されています。

しかし、アメリカや中国など一部の国では、使用量に制限を設けたうえで食品添加物として認められています。

つまり、

  • 日本:禁止
  • アメリカや中国:条件付きで使用可能

この違いにより、輸入品には日本の基準に合わない成分が含まれることがあります。

体にどんな影響があるのか

TBHQは、動物実験などで以下のような影響が報告されています。

  • 高濃度での摂取により、肝臓や胃腸に負担がかかる
  • 一部で発がん性の指摘がある
  • アレルギー反応を引き起こすこともある

ただし、日本で問題となったスナックの含有量はごく微量であり、「すぐに影響が出る心配はない」と保健所は説明しています。

酸化防止剤TBHQ 体への影響5つ

① アレルギーや皮ふの不調

TBHQを摂取することで、かゆみ・発疹・じんましんなど、皮ふに関する不調が出る人もいます。

特にアレルギー体質の人は注意が必要です。

  • 過去にアレルギー反応を起こした人
  • 子どもや高齢者など体が弱い人
  • 免疫が過敏な傾向のある人

こうした方にはリスクが高くなります。

② 内臓への負担が心配

動物実験では、TBHQを多く摂取すると、肝臓や腎臓に炎症や負担が見られるという報告があります。

人間での影響は明確でないとはいえ、不安材料ではあります。

  • 内臓機能が弱っている人
  • 長期的に摂取する場合
  • 複数の添加物を同時に摂っている場合

このようなケースでは、体に負担がかかりやすくなる可能性があります。

③ 発がんリスクの指摘も

一部の動物実験では、TBHQに発がん性があるという結果も報告されています。

日本が禁止している理由の一つも、このリスクにあります。

もちろん、人が少し口にしただけでがんになるわけではありませんが、毎日の積み重ねが心配です。

④ 子どもの発育への影響

成長期の子どもにとって、体に入る添加物の影響は無視できません。

TBHQは神経系への悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。

  • 集中力の低下
  • 落ち着きがなくなる
  • ホルモンバランスへの影響

こうした面で、不安の声が上がっています。

⑤ 長く食べ続けることの不安

一度に摂る量よりも、「毎日・毎回」の積み重ねの方が問題になります。

微量とはいえ、長期間摂取すると、少しずつ体に悪い影響が出る可能性があります。

  • 蓄積されやすい化学物質の可能性
  • 他の食品添加物との相乗作用
  • 将来の健康リスク

こういった観点からも、注意が必要です。

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中国から輸入のスナックを選ぶ時の注意点

パッケージの成分表示を確認

まずは、食品の裏面などにある「成分表示」をよく読みましょう。

  • TBHQやBHA、BHTなど酸化防止剤の有無を確認
  • 「植物油脂」や「保存料」などもチェック
  • 不明なカタカナ表記に注意

表示順が早いほど、多くの量が含まれています。

少しでも不安な成分がある場合は、別の商品を選ぶのが安心です。

「輸入元」や「製造国」を見る

スナック菓子に限らず、加工食品を買う際には「どこで作られたのか」「どこが輸入したのか」を確認する習慣を持ちましょう。

  • 「中国製」「韓国製」などの記載を確認
  • 国産と書かれていても、原材料が海外の場合もある
  • 輸入者名で検索すると評判がわかることも

表示をよく見ることで、安心して選ぶことができます。

信頼できる販売元を選ぶことが大事

聞いたことのない会社の商品や、極端に安い菓子は注意が必要です。

  • 長く販売されている有名メーカーの商品を選ぶ
  • 店舗の衛生管理や対応も確認する
  • 購入後も体調に変化がないか意識する

安さだけで選ばず、信頼性も重視することが大切です。

健康を守るためにできること

添加物が少ないおやつを選ぶ

普段から、できるだけ添加物の少ない食品を選ぶことが大切です。

少し高くても、体への負担が少ないものを選びましょう。

  • 手作りのおやつ
  • 無添加と書かれた商品
  • 国産の自然素材を使ったもの

実際におやつを手作りしてみると、砂糖のあまりの多さにビックリします。

それを知ると、他の添加物などにも興味がわいてくると思います。

毎日の積み重ねが体を作るのです。

私は日頃、砂糖の代わりにステビアという甘いハーブを料理にも使っています。

耳かき1杯ほどで砂糖小さじ1に相当する甘さなので、1度買えばかなりもちます。


国産品の中でも慎重に選ぶ

国産ならすべて安心というわけではありません。

国内でも、さまざまな添加物が使われています。

  • 成分表示をしっかり見る
  • 知名度だけでなく内容にも注目
  • 加工度が高い商品は避ける

日本製=安全と決めつけず、冷静に判断しましょう。

不安を感じたら医師に相談を

もしも何らかの体調不良を感じた場合、早めに専門医に相談することが安心につながります。

  • 皮ふのかゆみやじんましん
  • 胃腸の不調や吐き気
  • 子どもの行動変化など

「念のため」に相談しておくことが、予防や早期対策になります。

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【まとめ】

中国から輸入されたスナック菓子に、禁止されているTBHQが含まれていたというニュースは、多くの人に不安を与えました。

すぐに健康に影響が出るレベルではないとされていますが、体に入る物質は慎重に見ていくことが大切です。

添加物の知識を身につけ、表示をよく見て選ぶことが、健康を守る第一歩です。

特に子どもや高齢者の口に入るものは、できる限り安全なものを選びたいですね。

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投稿者プロフィール

ベビーカステラ
元看護師です。
現在は在宅ワークにて、過酷な看護師生活に終止符を打ちました。
世の中のなぜなに?や、ホットな耳より情報をお届けしています。

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